EU離脱派リーダの1人、前ロンドン市長のBoJo(Boris Johnson)氏を、保守党党首選挙直前に「切った」マイケル・コーヴ司法大臣。
党首選挙出馬直前の記者会見で、以下のように述べたと、報道された。
BORIS ISN'T CAPABLE
(ボリスは能力がない。)
すごい言いようである。
ボリス・ジョンソン氏は選挙に出ないことになった。正確を期せば、出ることが不可能になったである。
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この件について報じたイギリスの新聞「The Sun」に出ていた単語がBrexecutedである。これは”Brexit”と”Executed”の造語。executedはexecuteの過去形・過去分詞形。この語はいろいろな使い方があるが、「死刑を執行する」という意味を表す動詞である。
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キャメロン王に弓を引いたものたち(コーヴ大法官とジョンソン・ロンドンメイヤー)が、仲間割れする。裏切り者同士が争い、大法官がメイヤーを切り捨て、王位を目指す。
裏切られたロンドンメイヤーは、”Et tu, Brute?”の気分かも知れない。
4日、英国民投票で離脱派けん引した、独立党のファラージ党首が突如辞任を表明した。
「私の政治目的はイギリスがEUから離脱すること。私は仕事を果たし、おそらくこれ以上できないと感じています」
あのねえ。
裏切り、逃亡...シェイクスピアのお芝居に出てきそうだ。