山場、土壇場、修羅場と疾風怒濤の日々を過ごし、やっと晴れ間が広がってきた
台風一過日本晴れの快晴が広がる、とはいかなったものの三日連続の雨はやみ、風も強かったが、少しだけ太陽も顔を出すお天気となった。久しぶりの太陽の日差しが、とても心地よかった。
そんな今日は岡山市内の小学校では台風の到来(警報が発令されると休校となる)を見越して、お弁当持参とか授業は午前中のみのか、各校で対応していると聞いた。土・日を挟むので、対応を余儀なくされたのであろうが、今日のお天気には肩すかしといった感じだ。今日のお昼頃、たくさんの下校している小学生たちに出会った。
さて、山場、土壇場、修羅場と疾風怒濤の日々を余儀なくされてきた我が心にも、どうにか晴れ間が広がってきた。今日開催された医療生協の理事会へ「決算監査の報告」をどうにか終えた。そして昨日は、「映画『無言館』上映&窪島誠一郎無言館主講演会」も開催を終えている。大きな二つのことがとりあえず一段落し心に青空が広がった。
そんな今日、少しぼんやりしたくて、喫茶店で新聞を読んでいると、「ゲーセンで高齢者ワクワク」の記事(読売)に接した。これまで若者のイメージが強かった「ゲーセン」は、昨今高齢者の居場所となっているそうだ。
1999年には38,672台あった「ゲーセン」は、2009年には19,213台と、20年で半分に減少している。そんなゲーセンが高齢者にターゲットを当てて、60歳以上にはメダル貸与枚数を増やしたり、店内に畳み張りのベンチを設置し、無料でお茶を提供などしているようだ。
病院の待合と同じように、ゲーセンが高齢者の語らいの場となる。それは幸せなことなのだろうか、少しだけ切ない感じでその記事を読んだ。そして同時に、この三週間忙しく過ごした私は幸せなのではと思ったりもした。
ともあれ今日は、さすがに少しだけシンドイ感じで一日を過ごした。明日はゆっくり休むとしよう。と言っても、所用はあるのだけど・・・。
女性に人気の「たのたの庵」に今日は14人中わずか二人、珍しい現象に遭遇
今日は、少しだけ残っている疲れを取り除くとともに、「無言館」の催しのポスターを貼りだし、チラシも置いていただいたお礼も兼ねて、「たのたの庵」にランチに行った。
それにしても、何かの取り組みをすると、そのお礼のご挨拶が必要になるが、日頃より横着な私は失礼することが多く、反省の日々だ。少しずつでも改善したい、そんな思いなのだが悩ましい。
さて「たのたの庵」では、昨日は激しい雨の中開店前には20名ものお客さんが来店されたとのことだ。そして今日はと言えば、珍しい現象に遭遇した。「たのたの庵」は女性に人気のお店であり、いつもは圧倒的に女性客が多い。ところが今日は、私がお店にいた時には、14人中女性はわずか二人だった。
その「たのたの庵」で聞いたのだが、ヨーロッパの港が日本からの直接寄港を拒否しており、その関係から「麦酒の製造に不可欠なモルト」が入手できない事態となっているとのことだ。東電の原発事故は、いろんなことに影響している。何としても、一日も早く、原発を収束させて欲しいものだ。放射能の垂れ流し状態は、そろそろ終わりにできないものか。
ところで、今日「たのたの庵」に行くと、過日「稚媛の里」で買い求めた「瑞穂国」が置かれていた。ナント、その瓶のラベルは二種類、「稚媛の里」に置かれているものと、吉備土手での販売用のラベルが貼られているものとは異なっていた。
吉備土手のものには、「稚媛の里の安井さんの朝日米と備前味噌さんの米麹、と吉備土手の麦汁が出会った」と書かれていた。まさに、三者の思いのこもった朝日米の麦酒「瑞穂国」が誕生している。そして、その「瑞穂国」の生も、近く「たのたの庵」に登場すると聞く。生でも飲んでみたいものだ。
「映画『無言館』上映&窪島誠一郎無言館主講演会」、雨中の参加に感謝した
台風の到来の心配、そして終日の警報の出る雨の中を、たくさんの方が参加していただいた。当日の朝から警報が出て、「上映&講演会」の終わる頃は、台風が再接近するという中で、実に多くの方が参加していただいた。来場いただいたみなさんに、深く深く感謝した。
今朝、いつものように5時には目覚めた。少しだけ疲れ、少しだけ飲み過ぎた気分で外を見ると、少しだけ小雨が降っている。昨日の台風は昨日温帯低気圧に変わっていたが、深夜激しい雨が降っていた。それでも、今朝は薄日が射していた。愛しい人と会いたいと思うように、今太陽の輝きが欲しい。また明日は雨の予報だ。
さて、昨日は準備のため、朝8時過ぎには家を出る予定として、7時過ぎには朝ご飯の用意に台所に立った。それまで、テレビでは「注意報」だったし、少しだけ台風は進路を北ではなく南へ下げ気味で、なんとか岡山は暴風雨圏から外れるのではと思ったりして、少しだけ安心していた。
ところが、会場に着いて設営を準備している時、誰かが「警報が出て、来てくれるだろうか?」とポツリと心配の声を出した。それを聞いて、私は頭を殴られたような感じとなった。「え、警報なの!」との思いだ。
しかし、10時の開場からたくさんの方の来場が続いた。おかげで、無言館館長の窪島誠一郎さんのご講演の際には、それなりの参加者でどうにか格好が付いた。窪島さんも、「こんな激しい雨の中で、たくさんの方々に来てただいた」と喜んでいただいた。
参加された方から「窪島さんの講演を聞き、映画を観て、とても贅沢な時間を過ごすことができました。ありがとう」などの声をたくさんいただいた。また、「是非とも無言館へ行ってみたい」といわれる方も少なくなかった。そんな声が聞けて、とても嬉しかった。
それにしても、晴れていたら、もっとたくさんの方に映画を観て、講演を聞いていただけたのにと、少しだけ切なく思ったりもした。その一方では、定めた目標のチケット販売には遠く及ばなかった。その点では、反省すべきことは多い。そのことはまた、真剣に考えてみたいと思っている。
ともあれ、昨日は大変な雨の中で、参加していただいた皆さんに心からの感謝を記して、お礼とする。そして、今回の映画「無言館」の完成披露試写会は3月11日、そして昨日は台風の接近。ホント、波乱の取り組みだった。後、6月11日に倉敷市で上映会を開催する。昨日の雨で見逃された方は、是非とも倉敷で鑑賞していただきたいと願う。
そして昨日は、窪島誠一郎無言館館主とゆっくり、そしてたくさんのお話しができたことを嬉しく思っている。できれば、この秋にでも再度「無言館」を訪れてみたいと願っている。