晴れに日には畑仕事が待っている、為す術を知らずお野菜がかわいそうだ
梅雨入りしてから、お天気の日がとても嬉しく感じる。今朝も起きたら、少しだけ雨が降った感じだった。昨日の雨で、我が畑のサニーレタスは倒れてしまっていた。どうしたらいいのか、まったくわからない。キュウリなどは成長が早く、今日も4本収穫したが、少しだけ大きくなりすぎていた。
ともあれ太陽が顔を出してくれた今日は、畑仕事が待っている。草抜きをしたり、セリンセの種を取ったりもした。
さて、そのご縁をいただいた畑での我が野菜づくりは、これまで何度も書いたが、4月下旬から小さな苗を植えて開始した。が、何しろそれまで草一本抜かない暮らしであり、まさに暮らしが一変した。毎日、畑のお野菜の育ちを見ている。しかし、トマトなどは肥料のやり過ぎだろうか、葉っぱばかりが元気に生い茂っていて、肝心のトマトがなっていない。
また野菜づくりでは、毎日素手で直接畑の土をいじっているので、好きな女性と手を繋いで歩くのに、恥ずかしいくらいに手が荒れてしまっている。以前の白いマシュマロのような手は、どこへ行ったという感じだ。
それにしても、野菜づくりについては、まさに未知の世界であり、失敗を重ね続けている。知らないことばかりで、為す術を知らない。「三球三振、バットすら振れない」、そんな感じで、手も足も出ない。
たとえばの話だが、恥を忍んで書くのだが、カボチャやスイカの花に雄と雌があるのを、最近初めて知った。花が咲けば、全て実になるものと思い込んでいた。そしてまた、トウモロコシは一本に一つだけしか実らせないことを、これまた最近知った。
ところで、今日はご近所の方々育てているズッキーニが大変よく実っているのを見た(写真)。いつも書くのだが、「他人の芝生は青く見える」とはよく言ったもので、他の方の育てているお野菜は、みんな全て順調に思える。実際には、そんなことはないのだろうが。
ともあれ、自分自身で育てたお野菜を、朝収穫して朝食のサラダで食べる。とても美味しいし、幸せを感じる。分からないままだが、野菜づくりはもう少し頑張って見ようと思う。
さて、今日は今日は親しくさせていただいている方を訪れて、梅を収穫させていただいた。とても大きな梅の木で、スゴイ量の梅をいただいた。感謝。
麒麟食堂のカレーとサラダ、まさに手作りの味でその美味しさに感動した
過日はお休みだった「麒麟食堂」(岡町)に、今日行った。そう、畠瀬本店の店主さんオススメのお店で、注文はもちろん「麒麟カレー」だ。
この「麒麟食堂」は、たくさんの張り紙がしてあり、その中の一つに次のように書いていた。「おいいしいを安く これが麒麟食堂のこだわりです」と。
また「麒麟カレー」については、「自家製デミグラスソース、数年間継ぎ足しながらソースを作っています。野菜の甘味と和牛スジ肉のうまみが溶けて熟成」と書かれていた。
そのデミグラスソースのカレーと添えてもらったサラダは、まさに手作りの味で抜群の美味しさだった。サラダはトマトもコールスローサラダも、そしてスクランブルエッグのどれもしっかりとした味で、感動すらした。美味しかった。
カレー&サラダ、コーヒー付で980円(カレーのみだと730円)は、格安だ。また行ってみたいと思う、心地よいお店だった。
雨の日は美術館に行こう、県立美術館で開催中の「横尾忠則展」に行った
私にとっての横尾忠則は、東映任侠映画と深く結びついている。また寺山修司や三島由紀夫とも関連して、その名が刻まれている。
とりわけて、横尾忠則は高倉健などの任侠映画のポスターを描いている。そうしたポスターが、あるオークションではとてもつもない高額な値段で取引されている。
東映任侠映画が全盛の頃、つまり1960年代後半からの頃、高倉健や鶴田浩二、そして緋牡丹博徒の藤純子などの映画を深夜映画で観て、語り合う日々を過ごしたものだ。少しだけ遅い青春の時だった。
そんな思いを持って、昨日は「横尾忠則展」を鑑賞した。雨が降ると、畑仕事ができないので、「雨の日は美術館に」とばかりに、県立美術館に行った。
膨大な、そしてとても広範多岐にわたる展示作品群の中で、一枚の絵に目が止まった。ミーハーな私であり、原節子を描いた絵だ。「わが青春に悔いなし」(1994年)と題された作品だ。
その絵には、「今にはじまったわけではないが、何十年も原節子に凝っている。肩凝りもかなりのものだ。肩の凝りが彼女だと思えばまた愉しとの言葉が添えられていた。彼にとって大切な作品なのだろう、「作家蔵」となっていた。私も「肩凝り」が相当なものなので、松たか子と思うことにしようと思う。
さて、とてもたくさんの横尾忠則の作品群を楽しませてもらったが、私が是非に観たいと願った任侠映画のポスター群については、一枚の展示もなかった。わずかに販売されているたくさんのポストカードの中に、一枚のみあった。それを記念にと購入した。
「人をびっくりさせる前に、自分がびっくりするような絵を描くこと。人のことは関係ないです」、と横尾忠則が自らの絵への姿勢を書いているように、これからも私たちを「びっくりさせる」ような作品を描いて欲しいと願う。
ところで、昨日は和菓子の日で、イベントのある廣榮堂に行こうと思っていたが、完璧に忘れていた。手帳に書いていることでも忘れるのに、書いてないことをや、だ。悩ましい日々でもある。