司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

第3回簡裁訴訟代理能力認定考査の合格発表

2004-09-01 18:07:26 | 司法書士(改正不動産登記法等)
 本日、16時各地の法務局掲示板において合格発表が行われた。法務省のHPにも掲載されている。

考査受験者数(A) 3351名
認定者数(B) 2342名
認定率(B/A) 69.9%

 今回の認定者には、平成15年度司法書士試験の合格者で、未だ司法書士登録を済ませていない者が多数含まれており、正確な数字は出せないが、8000名超の司法書士が簡裁訴訟代理関係業務を行なう資格を得たことになる。

 ちなみに、平成16年4月1日現在の数字は、全国17650名中6402名(京都会は430名中183名)であった。
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認証ADR

2004-09-01 13:06:43 | 消費者問題
 裁判外の民間紛争を解決する機関(ADR)の基本法となる「裁判外紛争解決促進法案」の概要がまとまった。民間解決機関は、簡易で迅速な手続が可能であるのが特徴だが、利用度は低いのが実情。政府が「認証」というお墨付きを与えて信頼性を高めることで、利用を促進し、裁判外での当事者間の自主解決を促進するのが狙い。秋の臨時国会にも法案が提出される見込み。

 ①弁護士が関与、②暴力団員が役員などにいないなどの基準に照らし認証するものであるが、認証申請は任意で、認証がなくても解決機関の業務を行うことは可能。
 
 認証機関による解決手続の進行中は時効が中断する点が重要であるが、一方、認証機関の和解結果を一方の当事者が履行しない場合の執行力の付与については、反対論が根強かったこともあり、「将来の検討課題」として導入が先送りされた。

 司法書士によるADR、認証を受けるべきか、受けざるべきか・・・。
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スポーツ競技に関する法令違反

2004-09-01 10:56:34 | いろいろ
マラソン乱入男に有罪 執行猶予付き禁固1年 (共同通信) - goo ニュース

 朝のニュースで「有罪判決!有罪判決!」と騒いでいたが、具体的に何罪という情報がなかった。上記によると、「スポーツに関する法令違反」ということらしい。日本でも球場へ観客が乱入し、ゲームが中断するなどよくある話であるが、ほとんどが刑事事件になっていないであろうし、先例はないように思うが、威力業務妨害罪(刑法第234条)が成立するのではないか。他に適当な罰条はないように思う。
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