JRの車中で、文芸春秋2005年5月号を何気に読んでいたら、中西輝政京都大学教授の「わが師・高坂正堯と江藤淳」に「ジェントルマン・スカラー」という言葉が登場した。曰く、
「狭い学問領域や学会活動に汲々とするのではなく、さりとて世間に出て政府に入ったりギラギラした運動を主導する訳でもない。気が向くと世間の人やマスコミと付き合うが、『学問それ自体の世界』がやはり最大の趣味で、一応世間では『評論家』で通ればよい、今で言えばそんな風情の学者を指すのだろうか。」
ネットで検索すると、ノーベル経済学賞受賞者のハイェクが、こうした知的有閑層を「ジェントルマン・スカラー(紳士学者)」と呼んだことから生まれた造語らしい。
学問を職業に置き換えて考えると、そんなスタイルで仕事ができれば理想的か。
「狭い学問領域や学会活動に汲々とするのではなく、さりとて世間に出て政府に入ったりギラギラした運動を主導する訳でもない。気が向くと世間の人やマスコミと付き合うが、『学問それ自体の世界』がやはり最大の趣味で、一応世間では『評論家』で通ればよい、今で言えばそんな風情の学者を指すのだろうか。」
ネットで検索すると、ノーベル経済学賞受賞者のハイェクが、こうした知的有閑層を「ジェントルマン・スカラー(紳士学者)」と呼んだことから生まれた造語らしい。
学問を職業に置き換えて考えると、そんなスタイルで仕事ができれば理想的か。