司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

そろそろ定款のレビューを

2007-02-19 15:07:37 | 会社法(改正商法等)
 会社法が施行されてから早くも10か月が経とうとしている。施行直後は、未だ解釈が明らかでない点も多かったため、最低限の対応のみで、積極的な変更は見送ったところも多かったと思われる。また、どさくさ紛れ(?)に、本来あり得べからざる登記が完了してしまったケースも少なくなかったであろう。

 そこで、今年の総会に際しては、いま一度、必要な変更が洩れていないか、また、昨年行った変更に過誤はなかったか等について、定款のレビューを行うことが肝要である。登記は、とりあえずできればいい、というものではない。登記が完了したケースであっても、施行直後で登記所も判断がつかなかっただけで、後日、公権解釈が示されていることもある。そういった場合は、遅くとも今年の定時総会で修正しておくべきであろう。

 そろそろ再点検をしておくべきである。
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