毎日新聞記事
http://mainichi.jp/select/today/news/20100922k0000m040072000c.html
募集株式の発行による変更の登記においては,払込みがあったことを証する書面(商業登記法第56条第2号)を添付しなければならないが,払込金総額が一時に存在することは要しないものと取り扱われているので,少額の資金でも,払込み&払戻しを何度も繰り返して,払込金合計額が払込金総額に達すれば,当該額を基準として資本金の増加額を計上し,変更登記をすることが可能である点を悪用したものである。
記事中の「同社の未公開株を投資家に販売」「新株の購入」という表現があちらこちらの新聞記事において散見されるが,会社法的には,もちろん不適切であり,気に障るところである。
不正な登記の横行は,登記法改正の端緒となることが多いが,本点は,どうであろうか。
http://mainichi.jp/select/today/news/20100922k0000m040072000c.html
募集株式の発行による変更の登記においては,払込みがあったことを証する書面(商業登記法第56条第2号)を添付しなければならないが,払込金総額が一時に存在することは要しないものと取り扱われているので,少額の資金でも,払込み&払戻しを何度も繰り返して,払込金合計額が払込金総額に達すれば,当該額を基準として資本金の増加額を計上し,変更登記をすることが可能である点を悪用したものである。
記事中の「同社の未公開株を投資家に販売」「新株の購入」という表現があちらこちらの新聞記事において散見されるが,会社法的には,もちろん不適切であり,気に障るところである。
不正な登記の横行は,登記法改正の端緒となることが多いが,本点は,どうであろうか。