降って来るもの

写真と散文とぽえむ

心訓抄・LXXXⅡ

2017-10-21 20:32:22 | 心訓抄

                  LXXXⅡ「傍観」

 

内容物を出し切ってしまうと

そこから

新しい意欲が芽生えてくるように

 

書くべきものを嘔吐してしまうと

無味無臭の空間に

言葉の種が蒔かれる

 

あとはただ黙って傍観者になる

 気付いたときに水をやり

偶に肥やしを施して・・

*10/21 20:32:20

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数多いると

2017-10-21 20:22:30 | 

                   数多いると

 

ヘレンケラーは三重苦を克服したが

僕はその偉大さの足許にも到底及ばない

むしろ取るに足りない塵芥のような

躓きに影響されて右往左往する為体だ

 

霊長類ヒト科ヒト属の弱点を集約したような

五感の原点に巣食うような痛みに翻弄されて音を上げ

更なる試練のように

原因不明の右手親指の付け根の

不快の極みのような痛みにも悶え顔を顰める

 

さてこそ巷では

何重もの苦を否応なく受け入れている

憧憬の戦士は

 数多存在するというのに・・

*10/21 20:22:22

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~その予後と顛末記④~

2017-10-21 07:26:03 | 徒然

      *六日目*

 

 昨日60分間車に乗れるようになったので、それ以上2時間未満なら何とか脂汗を掻かずに時間を遣り過ごせるかもしれないと、今日は意識して本格的(通常の外回りの仕事ぶり)に復帰した。8:30から10:30まで山間の在所を回った。

 今日という日付のうちに、其処に在る昼間の8時間余りの間に、せめて半分ぐらいは雑草の刈り取りを終えてしまう必然に迫られているのだ。外交から帰宅して、間髪を置かず支度を始める。曇天の空からは(天気予報は毎日草刈りには芳しくない予報なのだ)いつ雨が落ちて来るか気が急く。

 並々ならぬ決意と覚悟を同乗して94坪の伸び放題の宅地へと向かう。そうそう、もしかしたら少しは元気の素になるかも知れぬと熊笹茶(道東の美幌峠の道の駅で買った)を煎じて飲んだ。爽やかグリーンのビタミンKが多少なりとも力を貸してくれたのか、手強い草草を相手にそれから80分、上から下まで汗びっしょり(冷や汗や脂汗も含まれた)になって戦争した。格闘した。まるでリング上で殴り合う剣闘士のようなfightを展開したのだ。

 久し振りの力仕事で心身ともに疲れの極致に達していたが、心に抜き難く刺さっていた棘のような課題が兎にも角にも3分の1(其処で情けないことに無念のギブアップをしてしまったが)は消滅した。その達成感で暫くは痛覚の煩わしいknockの音も聞こえない程の満足感に満たされても居たのだった。

 今にも降り出しそうな重苦しい灰色の空の圧迫感と、連日の雨による蒸し暑さで希望のないような戦だったが、奮闘した自分を褒めてやりたい気分にもなった。このまま順調に軋まず、滞らず、欠けないで復活への歯車が回ってくれれば、そう遠くない日付のうちに現在に復帰できそうな期待と予感が生まれたギックリ6日目だった。

 この日は、シャワーを浴び、昼食を摂り、仮眠の小休止を済ませてからの午後には90分のアイロンがけも熟した。更に夕方には4500歩の”くう”とのウオーキングも実行したのだ。復活に向けてのスケジュールを着々と実行して実績を積み上げた一日ではあったが、勿論、朝晩の鎮痛薬の塗布と腰部のサポーターはまだまだ必需品で、必要不可欠の存在には変わりがないのだが。

*10/21 07:26 まんぼ

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その間は

2017-10-21 06:26:32 | 

                  その間は

 

何処まで続けられるかは特定できないけれど

 inochiの何処かで

何かに感応して震える間は

その揺れる何かを

 kokoroで掬える間は

拾い上げたものを

kotobaという形にできる間は

 誰かの吐息が

muneに響いてくる間は

 

何時まで続けてゆくかは未定だけれど

誰かがきっと

待っていてくれると思える間は

 誰かと

結べるitoがあると信じられる間は

・・

*10/21 06:26

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