LXXXⅨ「中毒」
書きたいけれど、書くことがない
或いは
書く事が有るけど、書けない
そんなことが、間々ある
詩人なんかじゃない
essayistには成れそうもない
ましてや、novelistになどとは、トンデモナイ!!
せいぜいモーゼの十戒を上手く真似て
己への訓示を搾り出すぐらいが
関の山の器なのだ
それでも
読み書きから距離を置いた日常は
考えられない
どうやら、腰痛の他に
活字中毒も患っている
*10/23 19:36
LXXXⅨ「中毒」
書きたいけれど、書くことがない
或いは
書く事が有るけど、書けない
そんなことが、間々ある
詩人なんかじゃない
essayistには成れそうもない
ましてや、novelistになどとは、トンデモナイ!!
せいぜいモーゼの十戒を上手く真似て
己への訓示を搾り出すぐらいが
関の山の器なのだ
それでも
読み書きから距離を置いた日常は
考えられない
どうやら、腰痛の他に
活字中毒も患っている
*10/23 19:36
LXXXⅧ「ITO」
僕は何時でも書くことに拘ってきた
writerで在り続けることを望んできたのだ
僕が生存を主張できる
それが唯一の手段のように・・
青春と呼称される門を潜って
その時節から
龍之介のクモの糸のように
透明でか細く脆い幻のようなitoに縋り付いて
或いは必死で手繰り寄せて
自分の曼陀羅の部分を織って来たのだ
幸いなことに
幾本もの色彩を持ったitoにも巡り逢いながら
此の儘、多分
僕はwriterとして
periodまで辿り着けるだろう
唯一に邂逅した幸せな一人のMANとして・・
*10/23 05:35
*七日目*
午前四時の真っ暗闇の中で辿っていた夢路の旅の旅装をゆっくりと解いてゆく。ふと、我に返って深夜に通過する予定だった巨大台風21号の動向は如何?と暫く耳を欹ててみる。
音は・・無い。夕べあれだけ激しいリズムで家の周り全体を隈なく覆っていた暴雨の音も、幸いにも今回は、不思議なことに最初から最後までその本性(各地で散々暴れまくっては厄災を置き土産にしてきた風速40mなどというとんでもなく恐ろしい暴風が)を見せずにいた暴風の気配もない。さすれば、異常気象の齎す鬼っ子のような、列島をすっぽりと覆う程の暴風域を伴った巨大台風の暴風雨も、もしかしたら夢路の旅の留守の間に何事もなく(それなら考えられる最高の結果なのだが)遠ざかったのかも知れぬ。
僕はそんな安寧の朝に近い夜の端っこに目を覚ましたので、先日から書き足してきた七日間Warの一応の結末を書いてしまおうとPCの前に座ったのだ。
* 六日目の草刈りを、3分の2残して音を挙げた僕は虚しさと無力さと痺れるような腰の痛みを抱えながら、10/14土曜日の朝を迎えた。予報は曇り時々雨で良くはないが、如何しても雨の降らない隙間を見つけて刈ってしまわねばならぬと決意しながら、通常の外交に出た。
昼食の後で念入りに腰の手入れ(と言っても特別なことはなく、何時ものように湿布薬と鎮痛の塗り薬での対応だが)を行い、よく切れなくてそれが疲労度や痛覚に多大な影響を与えた昨日を思い起こし、藁にも縋る気持ちで刈り払い機の刃をストックしていた新品に換えた。準備を整え”雨時々曇り”の隙間を縫って勇躍出発。
よく切れる。我が物顔に伸び放題の、60センチは有ろうかという雑草の群れを気持ち良く刈り倒してゆく。前日、80分もかかっても半分刈れなかった残り分を同じぐらいの労働で終了させた。何故気づかなかったのだと、草刈りなど門外漢だった自分を嘲笑う。それから30分ばかりかけて刈り取った草を脇に集め中央に祭壇の組める空間を確保して、雨に邪魔されることもなくやっと最大の難関を突破したのだった。
自分の中の七日間Warはこうして終わりを告げた。このまま順調に復活への道程を刻んでくれれば、否、そう成れる様に留意しながら日にち薬を飲み続けたいと思うマンボだ。
*10/23 05:11 まんぼ