命のartistたらんと
何時ものように
何時もの時間が来ると
何時もの身支度をして
何時もの道順を辿り始める
僕の今日という日が
何時もの事のファイルブックに
正しく挟み込まれたのか
確認するために
空はまだ青く充実し
雲はゆるゆると自由を謳歌する
行く先は明るくて
不満のない未来のように拡がる
僕は常在のまま
小さいノートを開き
四色のボールペンの青を使って
歩き乍ら、時々、立ち止まり乍ら
僕を掠めてゆくもの達と一体化する
そうして何時ものように
美しいものは美しいと感じ
一期一会に歓喜する己に会い
鮮烈なるものの儚さを知り
jinenのoneピースであることを学んでは
様々の感受性をおさらいし
それを丁寧に抽斗に仕舞ってゆく
僕はまさしく、その道程の間に間に
詩人になる
カメラマンになる
essayistや歌人にもなる
そんな風にして
我が命のアーティストたらんと研鑽を続けるのだ
*10/28 22:46 万甫