降って来るもの

写真と散文とぽえむ

代価のように

2017-10-16 22:22:23 | 

                   代価のように

 

ヒト属の誰かが

直立歩行を始めたものだから

 その細やかな報いのように

二足歩行で築いた巨万の夢の

 その代償のような仕打ちに見舞われているのか

この二足歩行が困難な状態は・・

 

もしかして

僕が選ばれてしまったのか

数多のヒト属のために

 その贖罪の生贄として

現代の人類の誰かが

背負わねばならない厄災のように・・

 

僕等の祖先が

恐る恐る歩き始めようとする以前の

 言わば、ヒト科誕生前夜の

困惑に満ちた状態へと

 言わば、二十万年前の感覚へと

先祖返りしているのか・・

 

思考が狭小の範囲でしか作動しないのだ

そのぎこちなさ故に

 歩くか歩かないか以上に

 歩けるか歩けないのか以外に

選択肢が広がってゆかない・・

 

 まるで

進化の途中のクロマニヨンのように

 まるで

四つ足か二本足かで葛藤する

ジャワのHomo sapiensのように

 まるで

ヒト族が背負う歴史の重さを

一人でbokuが背負い込んでしまったような

・・この、疼痛は

*10/16 22:22:22 万甫

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道東へⅧ・三十一文字の旅日記~後編~

2017-10-16 06:50:55 | 

       ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪

 

道東の旅の締め括りに、前半と同じように、後半の二日間を三十一文字の旅日記に纏めてみました。印象に残る風景と一緒に

     雲海に頂き見せて富士の山 二度目の奇遇や 道東の旅

           別海の地平を染める藍色の 裾から今し 茜出で来る

 

           点々と牧草ロール転がりぬ 別海、標津の酪農地帯に

 

道端に車を停めて 牧草地に 入りてジャンプす 妻も我が身も

 

数キロを隔てて 牧場点々と在りて サイロは蒲鉾のごと

        草喰みし 乳牛の群れ 大いなる 碧の大地に人影もなし

 

枯草を 啄む丹頂三羽いて 親子なりしや 霧多布湿原に

 

地平まで続く 湿原の木道に 妻と並びて セルフのshutter

         高台の 琵琶瀬展望台 蛇行する湿原の川 蒼に輝く

 

         空と海 青一色の絶景の 霧多布岬に 妻と立ち居る

湯沸とふ アゼチ、落石、涙とふ シーサイドラインに岬の多し

    烈風の荒ぶ岬に 涙する 乙女の像の 伝承の有り

 

          道内の第四の都市釧路市の 宿居の夕餉 くるくるに行く

    釧路なる 幣舞橋に夕陽見む 世界三大夕日選とふ

 

       蛇行して湿原流る 釧路川 川面ときおりブルーに光りて

ノロノロと 湿原をゆく のろっこ号の 車窓に額 押しつけしまま

 

 

道東の 何処訪いしも おおいなる期待に違わぬ 旅になりしも

 

何時訪えど 北の大地は裏切らず 再見胸に 釧路飛び立つ

 

          

             雲上の富士撮り 中空のハーフmoon撮りて 眼下の富士山を撮る

時折は 自由の空に takeoff せねばならぬと 想わせる旅

 

夕暮れの 羽田を発ちて 光る海に紛れ込むごと 伊丹上空

        墨彩の 山の絵のごと 暮れなずむ眼下に富士を見つく 数刻

    雲上の富士撮り 四日後暮れなずむ 眼下に富士撮る 旅の仕舞いに

 

自在なる 非日常を四日間 過ごしし後の 些かなる倦怠

 

充電で 700枚は撮れるとふ 電源帰路の機上にて ZERO

2017 10/16 06:50:50 まんぼ

 

コメント (2)
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