降って来るもの

写真と散文とぽえむ

心訓抄・LXXⅢ

2017-10-09 14:02:16 | 心訓抄

                   LXXⅢ「分類」

 

幾千万もの人がいても

それぞれは勿論のこと赤の他人で

それで時々は

虚空や迷路で路頭に迷ったりする

 

けれど、或る日偶然に

縁の糸のようなものと擦れ違うことがある

itoは、殆どが透明で

 手触りや、手応えもない最初だが

暫く掌に包んで様子を見ていると

そのうちに

妙に鮮明になってくるものもあるのだ

 

もしかしたら

それを手繰ってゆけばその人とは

根っこが同じに分類される種族かも?と

何十年と生きてきても、滅多に邂逅せぬ

 その不思議のitoを慈しみ

その愛しいitoを縒り合わせ

僕の曼陀羅に彩りを織り込むのだ

*10/09 14:02 

 

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心訓抄・LXXⅡ

2017-10-09 12:51:12 | 心訓抄

                   LXXⅡ「エスプリ」

 

espritを選り分けて

潰し、攪拌し、醸造し、熟成し、搾り

その一滴一滴を

自分と誰かの器に盛っているつもりだけれど

 もしかしたら

余りに木っ端みじんに砕いたので

各々の材料の区別が出来なくなったり

其々の材質が混在して

 別物に成ってしまったり

醸造の仕方で変質したり

熟成の期間を弄って腐らせてしまったりも

 mamaあるかも知れない

 

だから僕の提供する言葉と文字の連なりは

 鎖のように

決して誰をも縛る意図はない

 

拘束されること以上に

虚しいイノチの存在は無いのだから・・

*10/09 13:06

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心訓抄・LXXⅠ

2017-10-09 10:16:10 | 心訓抄

                LXXⅠ「自分に向ける箴言のように」

 

生きてゆく為の条文を

生き抜く支えになる金言を

僕は、自分に向ける箴言のように

事あるごとに書き下ろしてきた

 それは

大方は、個人的な感慨で

それ故に

読み手の生き様をコントロールする意図などは

毛頭もない

 それだから、延々と続く此の心訓抄は

あくまで僕限定の記述物だと断りを入れて

先へと進める

生きる信条に繋がる格言は

恐らく、十や二十では足りないが

 さりとて

二百も三百も必要でもない

 

その数が程程でなければ

若しかしたら、窒息する危惧もあるかも知れない

どんなに目指しても

 なかなか君子には成れないのだから、ヒトは

 

”古来希なり”の後先を歩き続けながら

僕には百ぐらいが丁度いい数字かも知れないと

百ぐらい持っていれば

残りのイノチを運ぶenergyにはなるだろうと

 思惑を纏め始めている

10/09 10:16:10

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心訓抄・LⅩⅩ

2017-10-09 09:40:54 | 心訓抄

                    LXⅩ「書斎」

 

暗く深い闇の中で

上半身を起立させ、胡坐を組み

暫くを瞑想する

 目を閉じ、脱力の儘、置物のように

つまりは

延長線上の眠りを揺蕩い

僕はその濃密な闇に浮き上がる

包まれ、いだかれ、抱擁され・・

 ecstasyがようように途切れて

夢現を繋ぐきざはしに辿り着くのだ

 

驚くべき身軽さで

まるで気配なく闇を移ろう影のように

おお、一子相伝の極意を継承する

 忍者のDAI頭領のように

消音の術で十四階段を下り

半覚醒の心身をようように

 午前四時の僕の書斎に誘うのだ

 

それが正しい順列のように

 繰り返えす近頃のbokuは

そのようにして半円の明るさに収まり、penを握る

*10/09 09:40:40

 

 

 

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道東へⅣ・霧多布~海と岬と湿原と~partⅠ

2017-10-09 07:04:09 | 

    ( ノ゚Д゚)おはよう・・

 昨日、突然降ってわいたような災難”ぎっくり腰”の痛みは、座っている方がまだ軽いので、それを選択して道東の旅の続きを

広大なmidori一色の大地に思いを残しながら(何しろ予定時間を30分もoverして)、辿り着いたところはステキな名前の「霧多布(きりたっぷ)」。本当は納沙布岬を回ってから来る予定でしたが、広い広い北の大地を走っていると、日程的にどうしても時間を融通することが出来ず、根室や花咲港は割愛することに。

先ず訪れたのは

此処で、霧多布湿原の歴史や植物の事や、民芸品などを見て休憩。二階の展望所に上がると、目の前が

霧多布湿原

目と鼻の先(車で10分)の霧多布岬(湯沸岬)へ。途中の湿原で運よく餌を啄む「丹頂鶴」に出合う

親子の三羽、好運

北太平洋を見渡す霧多布岬には誰もいない。360度を2人占めしましたよ

空の青、海のao。大好きな蒼の色合いに、心地よく身体全体がそまってゆくような、藍が滲みだすような・・。

     

岬から10mほど下りてゆく遊歩道があって

                

大自然を満喫

次に向かったのは

灯台が立つ「落石岬」。何処も雄大。更にもう一つの「アゼチ岬」へと向かいます

1年前の、積丹半島の「神威岬」を想い出しましたよ。

             

風車がよく似合う

霧多布湿原ナショナルトラストへ。湿原の中にある施設です。

延々と拡がる。

散歩道で

         

未体験の風景です明日は展望台へ

10/09 08:08 まんぼ

 

 

 

 

 

 

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その間は

2017-10-09 06:11:19 | 

                    その間は

 

書くチカラと

書くものを想起できる間は

書けるものが

降ってきたり湧いてきたり

頭内の用紙にポエムの影を落とす間は

 

書けよ!書けよ!の合唱が

目覚ましのアラームのように

眠りの箍を外す間は

 

書いて書いてと

同居する幾人のBOKUが

せかせかとペン先を動かす間は

 

書こうとする意志が

青年のままに直立を失わない間は

書くことが

 優先順位のトップを貫いて行ける間は

 

何よりも

書く事が僕のイノチに

likeとloveをくれる間は

 そうしてそれが

ボクのliveを彩ってくれる間は

 

けれど、又

”その間は”との間には

何の覚書も

まして証文など存在しないので

 否応なしの散華が

何時廻ってくるかもしれない

 

それ故僕は、常在に屯する

程よい圧迫感と同棲し

 堅牢な覚悟を磨きながら

TOKIの間に間の

その間に生息している

*10\09 06:37 

 

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