ゴールデンウィークも おおよその方々は エンド
とにもかくにも 心機一転
仕事モードに切り替えなければ
もっとも 震災に関するもろもろのことで 休養どころの心境ではなかった方も大勢いたのでは
私も その組です
なんだか ノンビリ遊びに没頭という心持ちにはどうにもなれず読書三昧が 唯一の休養手段というようなG・Wでした
結局 一日も外出無し(もっとも 某選挙運動期間中なので
いろいろと活動はあり・・・)
ほんらいなら 何らかの形で被災地に直接出向いての関わりを持たせて頂くのもありかな などと検討もさせていただいたのですが 諸々の事情で 我慢 というか 控えました
そんなわけで 本とニラメッコの状態だったので なんとなく眼の
充血がとれない
花粉症の影響も いまだ 強いのかな?
今調べてみたら ヒノキ科の花粉情報として 未だ注意予報が出てるのですね
どうりで 鼻も 眼も
とくに眼の充血が なかなか手強い感じ
皆さんはいかがですか
【レイテ戦記】 大岡昇平 著
なかなか読み続けられなくて 3年越しのような具合になっています
読んでいて いつも思うこと
戦時中の 一局地の 戦況分析から一個人の軍人として人間としての各々の行動までが ここまで詳細に 証言や手記やメモやなにやらで後々まで残ることになるのか という 感動とも恐ろしさとも どう表現していいのか迷うような
赤裸々な生きざまの記録が あのような 何ら整合性の無いような 極限状況下のものでさえ 残り得るのだという事実
戦場という 予想外のことだらけ頻発の極限の場においてさえもある意味 そこまで瑣末なことがなにゆえに いかなる手法をもって そこまで残り得るのか
という 感動 というか 不気味さ というか
視点を変えると
どれほど 大きな舞台のことでも 壮大な局面のことであってさえ それぞれの個々の出演者の
一挙手一投足までもが はるか遠くの未来まで残り得る
それと 莫大な数の関係者(戦死者遺族や軍関係者の末裔)との複雑な交渉もある意味予想されるにもかかわらず執筆を貫いた著者の 動機と決意への憧憬 というか率直に言うと敬意
(普通に考えて どんな反論・検証追及があるやも知れぬこの種の執筆を なにゆえ 一人で受けて立ち 敢行するのであろうか)
赤裸々に 参謀クラスのとった戦略への批判を述べているような箇所も多い
膨大な資料に基ずく 圧倒的なページにきざまれた
さまざまな人間模様の連鎖
膨大な記録(私にとっては)
もうすこしで読破
だが 最終ページにはまだ着きたくないような
複雑な心境
この本を読みながら また 最近のもろもろのことどものことを考えながら
死後に 絶対に言われたくないものだという言葉
『なんとも男らしくない 卑しい人だったな あの人は』