立命館アジア太平洋大学・APUに行って来ました。
九州温泉ツアーの最後を飾るサイトシーイングです。
APU・・・それにしても凄い所にあります。
別府市内から車で30分。
標高300メートル以上、東京タワーより高い所にあるというのが自慢だそうです。
別府湾を一望できる絶景。
まさに、天空の城ラピュタ。
学生さんも逃げ場がないため、勉強一筋なんでしょうか。
立命館アジア太平洋大学・・・略称APU。
秋田の国際教養大学、東京の国際基督教大学ICUと並び称されるグローバル大学。
2000年に開学しました。
建学の精神は「自由と清新」。
基本理念は「自由・平和・ヒューマニズム」、「国際相互理解」、「アジア太平洋の未来創造」。
6000名の学生のうち半数以上がアジア太平洋地域を中心した地域からの留学生だそうです。
アジア太平洋学部と国際経営学部の2学部を有するAPUの教員も、これまた半数が外国人教員。
世界100カ国から集まって来た学生や教員・・・「混ぜる」教育でグローバル人材を育成しているそうです。
地方の私立大学の半数以上が定員割れを起こしており、地場の行政体により公立大学化して生き延びていたり、実際、休校、廃校になる大学が出てきています。
しかしながら、APUにはその心配が今のところありません。
国際経営学部と経営管理研究科(MBA)が日本の大学では3校目となるAACSB認証取得。
AACSB認証を持つのは早稲田大学ビジネススクールや慶應義塾大学MBAなど日本に4校しかありません。
海外からの留学生は、このAACSB認証というブランドを求めてAPUの門を叩くのだそうです。
学生たちが暮らすAPハウス。
ここで、日本人学生と国際学生が同じ屋根の下に暮らします。
言葉、食べ物、宗教・・・いろいろなことが起こるんでしょうね。
昨年、公募で学長に就任した出口学長。
日本生命のロンドン支店長などを経て、60歳でライフネット生命をスタートアップ・・・成功に導きました。
そして、70歳でAPUの学長に就任。
すごいバイタリティ。
世界史や教育本を多数出されています。
人生を彩らせるためには「人・旅・本」が不可欠と主張する出口学長。
学内に起業家育成のための「出口塾」を開設・・・まさにAPUの広告塔。
APUは、「若者の国連」だとポジショニングしています。
まだまだ歴史の浅い立命館アジア太平洋大学。
1期生は、現在、40歳手前でしょうか?
2030年ビジョンでは、「APUの卒業生が世界を変える」という壮大なスローガンが掲げられています。
激変する世界情勢・・・。
日本人として生きればチョボチョボだけど、アジア人として生きて行けば、もっと面白い人生が歩めるような気がします。
APU・・・今、応援したい大学です。