能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

エリザベト音楽大学 ベルギー人神父により原爆の廃墟に設立された音楽塾がルーツ カープとともに歩む

2017年05月17日 | 受験・学校
事務所のそばに新しいビルが建ちました。
エリザベト音楽大学の新館です。
ちょっと、アカデミックな空気が漂っています。


小ぶりながらも歴史ある音楽大学。

戦後すぐ1947年にイエズス会のベルギー人の神父さんが作った音楽塾が始まりだそうです。


1947年と言えば、原子爆弾により14万人が虐殺された昭和20年8月6日の2年後。
1951年には、ベルギー国のエリザベト王太后の名前を取って、これが大学名になったそうです。
英語だと、「エリザベス」ですね。


カトリックという、厳格な宗派が造った音楽大学です。

広島と言えば、カープ。
1949年に設立された市民球団。
廃墟と化した広島の街、食うや食わずの広島市民に夢と希望を与えるために結成されました。

この大学とカープ・・・その設立の想いがよく似ています。

広島には、4つのプロ集団があります。
広島東洋カープ、
サツカーJリーグのサンフレッチェ広島、
バスケのドラゴンフライズ、そして、広島交響楽団。

エリザベト音楽大学の卒業生も、広響で活躍されているんでしょうね。
世界的な演奏家が出てくることを期待しています。


すぐそばには、世界記念聖堂
建築家村野藤吾が設計した素晴らしいアーキテクチャです。
広島現代美術館では、村野藤吾展が始まったそうです。

この大学の行動標題は、
音楽を通して私が変わり世界をよくする人になる
とのこと。


18歳人口が減り続けるニッポン・・・
小ぶりながらも、なかなか素敵な学校だと思います。

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行きたい大学がない 日経ビジネス誌 大学倒産時代 冨山和彦さんのG型大学とL型大学の議論が再燃?

2017年02月18日 | 受験・学校
日経ビジネス誌2017.2.20号の特集「行きたい大学がない 授業も入試も受験産業に丸投げ」。
なかなか面白い特集でした。

国際的に見ると、日本の大学は、本当に、ガラパゴス。
教育機関としても中途半端、研究機関としてもすごい温度差・・・。

大学改革とか、入試改革が叫ばれつつも、基本的なコンセプトは何も変わっていないように思えます。


この特集は、4つのパートから構成されています。

Part1 死にゆく大学 空洞化の衝撃・・・資金不足、教職員不足、学生不足

Part2 世界で負け続ける理由 学産官ともビジョン欠落

Part3 そこまでやるか!徹底力が道をひらく

Part4 教育なくして成長なし 大学無償化は実現するのか


大学がつぶれ始めています。

東京女学館大学、福岡国際大学、聖トマス大学などが閉校、募集停止。

私立大学の半数が定員割れする中、地方の私立大学一部は、入試はカタチだけで誰でも入れる、学生の大半が中国人、授業も入試も受験産業に丸投げといったところが多々あります。

大学生ではなく、「高校4年生」と言われたりします。

少子化が進むと、この傾向は、さらに進むと思います。

さらに、文科省の天下り問題が発覚。
早稲田大や慶応大まで、監督官庁からの天下り天国になっています。
助成金も出すから、就職先として人を受け入れろ・・・。

学の独立どころか、お役人さんの植民地に成り下がっています。
大隈重信さんや福沢諭吉さんが、草葉の陰で泣いていると思います。

そして、日本の大学の競争力。
英国のタイムズ・ハイヤ・エデュケーション(THE)の調査では、世界のトップ200校にランク入りした日本の大学は、わずか2校。

東京大学 39位
京都大学 91位

だそうです。

トップ200には、香港が5大学、中国・韓国がそれぞれ4大学が入っています。

グローバル対応というのが日本の大学の弱点だと思うのですが、それにしても惨敗です。


同特集のPart3では、日本のそんな大学事情を打破するイノベーティブな大学が3校紹介されています。


立命館アジア太平洋大学・・・真の国際化をめざす 意図的に学生を混ぜる

東京理科大学・・・起業家を組織的に育成 米MITと国際連携

広島大学・・・数値目標を競争力に(世界トップ100を目指す)


以前、経営コンサルタントの冨山和彦さんが、G型大学とL型大学を提起し、社会的な波紋を巻き起こしました。
個人的には大賛成です。

G型大学とは「グローバル型大学」、L型大学とは「ローカル型大学」。
前者は、国際的な視野で研究開発やリベラルアーツをコアとする大学、
後者は職業能力の習得、地域に貢献する人材の育成を行う大学。

L型大学では、

シェイクスピアや文学概論ではなく、観光業で役立つ英語や地域の歴史や観光名所を学ぶ

マイケル・ポーターや戦略論ではなく、簿記や弥生会計を学ぶ

憲法や刑法ではなく、道路交通法や大型特殊免許取得する

機械工学や流体力学ではなく、トヨタで使われている最新のマシンの使い方習得

といった実務、実学志向・・・まさに職業訓練校です。

冨山さんは、東大でさえL型大学だと喝破しています。


まわりに結構います・・・

簿記の出来ない商学部卒
英会話の出来ない英文学科卒
親族相続法の分からない法学部卒
日経新聞を読まない経済学部卒・・・


小職の尊敬する先輩は、営業学部、営業学科の創設を目指しています。
文系学部の卒業生の多くが就く営業職。
それならば、営業職に必要なスキル、知識、実務を習得させて、即戦力で社会に出したいという想い。
まさに、究極のL型大学です。

確かに、リベラルアーツは、人生を豊かにしてくれると思います。
文学、哲学、歴史、芸術・・・人間的な深み、教養を増してくれると思います。
が、それだけではメシが食えない・・・。

今でも、文学部や美術大学の卒業生はシューカツで大苦戦しています。
それでも、いい・・・自力で人生を切り開くという人たちは、G型大学に進学するということだと思います。

でも、アカデミックな世界、象牙の塔と揶揄されるクローズドな世界でご飯を食べてきた博士先生たちには、職域を荒らされる嫌な議論・・・いや、ありえない話なんでしょうね。

これからの大学・・・。
グローバル競争に打って出るか、職業訓練校としての実学志向でいくかだと考えています。

一読いただきたい日経ビジネスの最新号です。

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渋谷の専門学校 ネイル学校、モデル学院、ミュージック学校・・・若き果てしなき夢舞台ダブルスクール!

2016年06月15日 | 受験・学校

渋谷の街を歩いていると、さまざまな専門学校に出くわします。


ミュージックスクール

ネイルスクール

モデルスクール

メイクアップスクール

エアトラベルスクール

ホテルビジネススクール・・・

 

若き果てしない夢に近づくための専門学校です。

東京という舞台装置の中で、自分の夢を追う・・・なかなか浪漫あふれる挑戦だと思います。

 

小職も法学部法律学科法職課程に通いながら、夜間開講のみの東京デザイナー学院コピーライティング科(今は廃科)に通っていた時がありました。

今でいうダブルスクールです。

広告代理店や広告プロダクションでコピーライターになりたいと、マジメに考えていました(笑)。

何を考えていたんでしょうかねえ(笑)。

アルバイトで稼いだお金で授業料を払っていたんですから、結構、真剣だったのだと思います。

この夜間の教室の同級生には、アルバイトをしながらコピーライターを目指すハタチのフリーター、青学に通うお金持ちのお坊ちゃま、大学を中退した青白きインテリ青年、デザイナー崩れのぶっ飛び少女・・・。

実に様々な、若くて、無名で、ハングリーな若者たちの巣窟。

面白かったなあ。

午後9時ころに授業が終わると、そこから飲み会。

将来の夢を語り合っていました・・・。

小職と青学に通うお金持ちのお坊ちゃま(失礼!)は、無事、トップ10の広告代理店に総合職として入社。

渋谷でよく飲みましたよね~。

みんな元気でやっているのかなあ???

 

ボーイス(&ガールズ) ビー アンビシャス!

野心を抱いて、夢を追っかけていただきたいと思います。

渋谷というファッション、モード、流行の最先端で学ぶ若者たち・・・心からエールを送りたいです。


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広島の中学生自殺で思うこと・・・学校の持つホントーに嫌な思い出がよみがえってきました・・・嘔吐

2016年04月01日 | 受験・学校

このブログでは、書かないと決めたジャンルがあります。

仕事のこと(守秘義務のため)、政治のこと、宗教のこと、人の非難や否定・・・。

 

でも、今回発覚した広島の中学生自殺は、他人事とは思えず、パソコンに向かいました。

万引き事件を、無実の中学3年生に押し付け、

廊下で進路指導をし、

15歳の少年を自殺に追いやった公立の中学校・・・。

そこの校長や表に出てこない担任教師・・・。


お時間のある方は、お付き合いいただければ幸いです。

 

友人と話をしていて、ちょっとした違和感があります。

それは、恩師、教師のこと。

特に、中学校と高校・・・。

多くの友人には、尊敬する恩師がおり、「あの先生には、お世話になった・・・」「あの部活の担任がいたから・・・」という話を聞きます。

が、小職には、それがない・・・。

小学校の高学年の頃に、今でもはっきりし覚えていますが、先生を尊敬したり、ロールモデルにしようと思ったことは一度ありませんでした。

本当に嫌な子どもです。

 

先生が、サラリーマンに見える・・・

自分の保身のことしか考えていない教師たち・・・

良い評判を得たい・・・リスクは絶対にとらない教師たち・・・

いつもワンパターンでマンネリ、新しいことを学ばない・・・

 

それが、子どものココロで見えたのです。

嫌で嫌でたまりませんでした。

幸い、登校拒否にはならず、学校には行っていましたが、全然面白くない・・・。

先生から言われたことは、とりあえずやるけれど、ポーズだけ・・・。

イエスマンになって、ティチャーズ・ペットになっている優等生とは距離を置いていました。

あの人たちは、素直で、良い子だなあ~と思いながら・・・。

(でも、「社会」という実験装置でウン十年後を見ると、彼彼女には意外と生命力がありませんでした・・・)

そんな中、児童会副会長や学級委員をやったり・・・まったくもって、学校というところは、よく分からないところだと思っていました。

 

小学校の頃、こんな事件がありました。

学校に「戦艦大和とゼロ戦」という本を持っていきました。

第二次世界大戦時に日本の技術力が産み出した世界最大の戦艦と、一時期世界最強と言われた戦闘機をメカニカルに解説した図解本。

昼休みに友達と一緒に見ていると、担当の教師(女性)が来て、内容をチラ見して曰く・・・。

「没収します!」

有無を言わせず、押収されてしまいました(笑)。

目が点。

きっと、日教組に所属する教師としては、戦争反対、武器よさらば・・・というイデオロギーをお持ちになっていたのでしょう。

何だかなあ。

今では、広島県のJR呉駅横に、市立の「大和ミュージアム」があり全国からたくさんの見学者が観光に訪れます。

中には、10分の1の戦艦大和のモデル、ゼロ戦については実機が展示されています・・・。

時代は変わりました・・・。

 

そんな中、少年は考えました・・・

学校、教師がそうであれば、

暇つぶしと世間体のために、学校に行こう。

親にも、友達にも迷惑をかけないように・・・。

 

少数派かもしれませんが、そういう人たちはいると思います。

会社でも、同じような人たちが存在しています・・・遅れず、休まず、働かず・・・。

 

高校を卒業するときには、ホントにヤレヤレと思ったものです。

やっと、これで自由になれる・・・。

同窓会や行事には出るようにしていますが、(お世話になった?)教師の近くには、出来るだけ近づかないようにしています(笑)。

 

始めて、恩師と思える教員に出会ったのが、大学時代。

一年生の時にクラスの担任だった若き専任講師。

フランス政治史が専門の教員でした。

法律学科の先輩で、小職のつたないレポートや論文を添削してくれたり、デヴィッド・リースマン「孤独な群衆」、土居健郎「甘えの構造」などの本を推奨してもらったり、大きな影響を受けました。

政治、経済から恋愛、流行まで・・・大人の話が出来る・・・本当にうれしかったのを覚えています。

今でもありがたく思っています。

 

今回、発覚した広島県府中町の公立中学校の事件。

正直、ハラワタが煮え返るくらいの、怒りを覚えました。

 

(報道されているニュースが事実だと仮定すると・・・)

校長を含む先生方は、確信犯・・・。

無実の人に、濡れ衣を着せる・・・。

廊下で進路指導をする・・・。

誤りを修正しない・・・。

職務怠慢どころじゃなく、刑法犯・・・。

民間企業であれば、懲戒解雇、諭旨解雇といった厳罰に値します。

 

まさに、万死に値すると思います。

これは、パワハラであり、人権侵害・・・法廷の場で責任を問われるレベルの話だと思います。

 

学校というクローズドの世界では、教員と児童・生徒・学生のパワーバランスは、ほぼ100対ゼロ。

教員には、高い権威勾配があり、児童・生徒・学生には抵抗権が、まずありません。

それは、教員は人格者であり、人徳者であり、尊敬すべき存在であり、児童・生徒・学生は発展途上の教育対象者というポジショニングが前提条件となっているからです。

もし、その前提が崩れたら・・・。

 

最近ではモンスターペアレンツという第3勢力も出てきました。

その主張も、現実起こっている問題、課題とは、ちょっとズレているように思います。

それにより、うつ病になったり、自殺する教師も出ているという話も聞きます。

 

高校進学のための推薦の権限や高校合格に大きな影響を持つ内申書の作成を行う教師たち・・・そのパワーの強さは絶大なものです。

広島県の公立高校の入試では、ペーパーテストの点数よりも内申点の比率が高い高校が多いということ・・・。

生徒の人生の一部を握っています。

小職は、自殺しなかっただけで(その勇気もなく)、

場合によっては、昨年末に自死した彼のような運命をたどったかもしれません。

他人事ではありません。

いじめの問題も深刻ですが、今まで、声にも出せなかった学校における教師の仕事というブラックスボックスを、彼は自らの命を持って、陽のもとに出してくれました。

文部科学省も、さすがに、そこは分かっているのか初動が早かったように思います。

 

謝罪の記者会見をする校長先生・・・担任教師は出てこない・・・。

校長先生の話も、当たり障りのない役人答弁・・・。

人の好さそうな区役所の係長さんのような風貌、対応からは、この人たちには任せておけないと確信した次第です。

 

日教組への加盟率が高いと言われる広島県の公立教育。

教育委員会も、あまり機能していないように思います・・・。

過去にも、様々な取り組みをしてきたようですが、かなり中途半端。

 

広島県というエリアで見ると、過去さまざまな事件、取り組みがありました。

 

・総合選抜制を導入・・・合格者はくじ引きで進学する高校を決める・・・その後廃止

・世羅高校の民間出身の校長先生の自殺

・公立高校からの国公立大学進学数が減少。重点校などの指定。大学への進学を目指すのであれば私立高校

・県教委の威信をかけて広島県立広島中学校、広島高等学校を山奥に開校

・高校受験における内申点の比率アップ(ガチンコのペーパーテストより比率高)

 

何か効果があったんでしょうかねえ???

表向きには、カイゼンと言いながら、ますます悪化する広島県の教育・・・。

全国的に見ても、目を覆うばかりです。

ホントーにひどい!

「民」出身の知事に、ばっさりとメスを入れていただくことを期待しています。


サラリーマン教師が、保身のため、波風を立てないようにして、自身の政治信条を堅持するため、閉ざされた教育という分野で「労働」する・・・。

とてもじゃありませんが、そこに明るい未来はないような気がします。

 

偉い先エラい生方・・・最低限、知っておいてください。

 

子どもたちには、逃げ場がない!

 

ということを。

 

税金で運営されているのに、遅々として進まない広島県の教育。

サラリーマン労働者として保身とリスク回避を図る教師と逃げ場のない子どもたち・・・。

 

小職の愚息たちは、私立の中学校、国立の中学校に進学しました。

 

今回の事件は、絶対に風化させてはいけないと思います。


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国連大学 世界平和を目指す大学院大学・・・もっとオープンな学びの場になればいいのになあ

2016年03月14日 | 受験・学校

青山通りにある国際連合大学。

ユニークなアーキテクチャが目を引きます。

土日にやっているマルシェやフリマの会場というイメージしかない(笑)ので、ちょっと調べてみました。

国連大学は、1975年に建学された国連の自治機関。

国連大学は日本に本部を置く唯一の国連機関とのことです。

世界の研究者の共同体を目指し、大学院以上の水準の共同研究や発表などを行い、また、その学術的成果を国連の活動に役立てるのが目的。

特に、開発途上国の人材育成に力を入れているとのことです。

 

学生の半数以上が外国人で、特にアフリカなど途上国出身者が中心。

国際関係学やエネルギー学、平和学、外交などを学ぶ大学院大学。

国連職員になるためには、基本的に修士以上のアカデミックバックグラウンドが必要なようです。

 

2012年より大学院サステイナビリティと平和研究科博士課程を設置。

2009年、国連総会決議で国際連合大学憲章が改正され、修士及び博士の学位が授与できることが明記されたそうです。

 

修士課程や博士課程への入学は、ちょっと敷居が高そうですが、短期プログラムであれば、条件さえ満たせば国連大学で学ぶことが出来そうです。

http://jp.unu.edu/admissions

国連大学 世界平和を目指す大学院大学・・・国内の大学生や高校生、NGO、NPOなどにも開放された、もっとオープンな場になればいいのになあ・・・と思います。

放送大学あたりとの連携が出来れば、もっと身近な大学になるのではないでしょうか?


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日本体育大学 スポーツエリートを養成するヒューマンな伝統校 世田谷キャンパスに行ってきました

2016年03月13日 | 受験・学校

ご近所にある日本体育大学。

大学スポーツで、常に先端を走っている大学です。

日本のスポーツエリート、フィジカルエリートを養成する大学ということができるでしょう。

全国の私立大学にも、最近、スポーツ科学部といった新学部がつくられています。

日体大は、その学祖。

キャンパスは、新しく近代的なアーキテクチャ。

世田谷の景観とマッチした白亜の校舎です。

世田谷と横浜にキャンパスがあります。

大学のキャラクタは、ライオン・・・三越百貨店ではありません(笑)。

百獣の王、リーダー、強さといったことを表象しているのだと思います。

日体大は、「国民体育の振興」を目的に1893(明治26)33日、日本体育会体操練習所の設立が認可されたことが起源。

100年以上の歴史があります。

日体大は、「ニッポン・タイイクダイガク」。

日本大学は、「ニホンダイガク」です。

1899(明治32)年から5か年間、国庫補助金を受けるなど「準国立」としてのステータス、誇りを持っていることが、同校のホームページで紹介されています。

昭和の時代、都心から中央大学や法政大学等の多くの大学が八王子に多く移転したように、戦前は、郊外だった世田谷に大学が建学されました。

多摩美術大学、駒澤大学、日本体育大学などです。

日本体育大学世田谷キャンパス・・・。

体格のいい、身体の大きな、いかにも健康的な学生さんが、たくさん歩いています。

周辺には、定食屋、コンピニもあり、学生にとっては、学びやすい環境だと思います。

近所のラーメン屋さんには、どデカい鍋を持った一年生と思われる新入が、10人前くらいの買い出しに来るシーンを目撃します。

体操、箱根駅伝やアメリカンフットボール・・・。

日体大が登場すると、思わず、応援したくなります。

がんばれ、ニッタイ!


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がんばれ!受験生 ゴールまで、あとわずか・・・悔いのないように最後の努力の積み重ねを!

2016年02月12日 | 受験・学校

受験シーズン真っ盛り・・・。

中学、高校、大学・・・受験生の皆さんは、最後の追い込み!

体調に気をつけて、頑張っていただきたいものです。

学習塾のポスター・・・心にしみます。

至誠通天・・・誠を尽くせば、願いは天に通じる。

夢叶う・・・ただひたすらに前を向いて貫き通せ。

 

いい言葉です。

大切なことは、志を持って、好きな分野の学問を続けること。

受験は、その通過点にしか過ぎません。

受験で苦労した先輩(笑)から言わせれば、受験が終わってからが本当の勝負。

自分の専門性の確立を目指して、一歩一歩、前に進んでいくことが、大切です。

 

マネジメント学者のドラッカー博士も、その著「ネキストソサエティ」で資本社会から知識社会への変化を予見。

専門性の重要性を指摘しています。

日々、専門分野の知見を深めていくことと共に、学びをやめれば、すぐに陳腐化し使い物にならなくなります。

ちなみに、ネキスト・ソサエティ(ネキスト・エコノミーではありません)は、「ボーダーレス」「機会均等的」「競争的な社会」。

サバイバルのためには、ドラッカー博士の言う「継続学習」以外の道はありません。

 目標を目指し、計画的に、時間とお金を自分自身に投資、投入し続けるか、

 それは大変なので、リタイアして誰でも出来るコモディティな仕事をするか(でも仕事の単価は安い)、

 あるいは、組織にぶら下がるかというコース選択です。

 

長年、生きていると、壮大な社会実験を目の辺りにします。

自分を入れてくれる学校が、いい学校」・・・最近、そんなふうに思います。

泣いても笑っても、あと一ヶ月あまり・・・。

頑張る人に、エールを送ります!


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東京神田・駿河台・・・旧法律学校は上へ上へと伸びるビルキャンパスへ 日本のカルチェラタン神田

2014年12月16日 | 受験・学校

東京神田。駿河台から神田神保町エリア・・・。

大学や専門学校、古本屋や大型書店。喫茶店やスポーツ専門店や楽器専門店。そして、学生向けレストランやファーストフードまで・・・。カレー、ラーメン、天丼、天ぷら、とんかつ、ビアホールなどなど・・・B級グルメの聖地でもあります。

そして、どこか文化の香りのする神田。リベラルアーツの雰囲気が濃厚な神田神保町。

フランスのパリにちなみ「日本のカルチェラタン」と言われています。

自分自身にとって第二の故郷。大好きな街の一つです。

*

明治時代、この神田の地にたくさんの法律学校が設立されました。

1889年の大日本帝国憲法発布の発布により、日本はアジア初の近代憲法を持つ近代国家になったのです

欧米列強に学びながら、議会制民主主義を構築。

この法治国家への転換が、法律学を学ぶ学徒を増やす大きな起点となりました。

ボアソナード博士に代表されるフランス法系、成文法の原点でもあるドイツ法系、判例法の英米法、いやいや日本独自の法律体系を作るべきという主張もあり、様々な法律学校が設立されたのです。

*

1880年4月 東京法学社・・・法政大学  神田

1880年9月 専修学校・・・専修大学  神田

1881年 明治法律学校・・・明治大学  神田駿河台

1882年 東京専門学校・・・早稲田大学

1885年 英吉利法律学校・・・中央大学  神田駿河台

1889年 日本法律学校・・・日本大学  神田三崎町

1890年 慶応義塾・・・慶應義塾大学

*

当時、大学と言えば東京帝国大学だけ。大学令が発令されるまで、その他の学校は在野の専門学校なのでした。

そして、現在の神田駿河台。

狭い敷地を有効活用するために、上へ上へと伸びる高層ビルとなっていきました。

明治大学リバティタワーは23階。

明大からの展望です。

明大の前にある日本大学法科大学院。旧カザルスホールです。

日大ロースクールは、日大法学部のある神田三崎町に移転するとのことです。

そのとなり、新築の日本大学病院。

時代とともに、大きく変わっていく神田の街。

いつまでも、「日本のカルチェラタン」であって欲しいものです。


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高齢社会検定が東大駒場キャンパスで開催!現代社会に不可欠な3大スキル「英語」「ICT」「高齢社会」

2014年06月10日 | 受験・学校

高齢社会検定。

ちょっとマイナーですが、キャッチコピーがなかなか秀逸です。

 

現代社会に不可欠な3大スキル・・・「英語」「ICT」「高齢社会」。

 

元マッキンゼーの大前研一さんが提唱したビジネスパースン必須の三大スキル「英語」「IT」「財務」をもじったものかも知れません(笑)。

出題は、東大を中心とする高齢社会の研究者。

わたしも昨年受験したのですが、出題も極めて良質。

さすが、東大の先生方が絡む試験です。

 

http://blog.goo.ne.jp/tomitomi111/d/20130914


テキスト「東大がつくった高齢社会の教科書」が、基本書となります。

試験会場も東京大学駒場キャンパス。

ちょっと敷居が高いのですが、

高齢社会を体系的、学術的に学ぶということは、われわれの将来を学ぶということでもあり、意義あることだと思います。

 

http://blog.goo.ne.jp/tomitomi111/d/20130901

 

この「高齢社会検定」、すごいコピーがなかなか秀逸です。

元広告代理店勤務のわたしとしては、赤面状態です。


「個人の人生設計課題、社会の高齢化課題の解決策を導く!」

「未来を考える上での必須基礎知識 絶対に役に立つ!」


コピーライティングとしては、「!」をつけること自体でアウト、「絶対に役に立つ!」という、そのまんまコピーで、これまたアウトです。

さらには、「日本初・世界初」の吹き出しが・・・。

後頭部を鈍器…状態です(笑)。


ご依頼いただければ、ボランティアで、プロボノでキャッチコピーを作成させていただきます(笑)。


ただ、高齢社会を基礎づける知識、文脈を学ぶことは大きな意義があると思います。

世界最高速で高齢社会に突入するニッポン・・・

課題大国と呼ばれるニッポン・・・この高齢社会をどうするかによってニッポンの未来が決まってくると思います。


2014年9月13日(土曜日)東大駒場キャンパスで第2回高齢社会検定が実施されます。

基本テキストを2~3回読めば十分合格できる検定試験です。

ぜひともチャレンジいただきたい検定試験です。

 

基本テキスト

「東大がつくった高齢社会の教科書」

ベネッセコーポレーション刊

編著者 東京大学高齢社会総合研究機構

1800円+税 全312ページ


検定試験を受けずとも、この書を読むことはたいへんお得。

一万円の価値がある良書だと思います。


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産能短大卒業の女性・・・優秀な大和撫子・・・ビジネス実務に強い気が利くビジネスパースンでした

2013年05月27日 | 受験・学校

今日、産能短大を卒業した女性と話す機会がありました。

正式名称は、自由が丘産能短期大学。

日本最初の経営コンサルタント上野陽一氏(1883年~1957年)が、1942年に創設した日本能率学校が前身。

日本で唯一の能率科がある短期大学です。

1950年に日本最初の短期大学となり、設置されたのは夜間部。

その多くは働きながら学ぶ社会人でした。

キリスト教の大学であれば聖書の授業や祈りの時間があるように、産能短大では半年間にわたり、「能率」の授業があるそうです。

しかも学長からの直接の授業があるようで、能率=マネジメントの素養も十分。

あとは、現場で仕事に関われば、即戦力に近いカタチになると思います。

就職戦線の厳しい現在でも高い就職率なのも頷けます。

企業の採用担当もよく見ていると思います。


しかも、巷に存在する女性にありがちな、チャラさもなく、真面目で実直。

夜遊びや過度のブランド依存もないとのこと・・・参りました。

今時、いたんです・・・ニッポンにも大和撫子が・・・。

きっといいワーキングマザーになることと思います。

オヤジ風を吹かせて、「結婚しても子供が産まれても、育休をとって定年まで働いてよ」、「今からは女性の時代・・・管理職、経営層を目指して仕事をしてね」などなど、セクハラにならないよう親父話をしてしまいました(笑)。

事実、ニッポンのビジネス界を変革していくのは、女性以外にはないのですから。

男社会で来たニッポン・・・何となく元気のない日本の産業界を復活させるのは、こうした女性たちだと思った次第です。


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