能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

日本の原子力発電所がすべて止まった時、日本経済はどうなるのでしょう?生活か?経済か?安全か?

2012年05月06日 | 社会・経済

北海道電力の泊原発が停止。

日本のすべての原発50機がすべて停止状態になったとの報道。

実に42年ぶりとのことです。

これは、東海村で原子力発電が開始されてからの歴史にピリオドが打たれたということなのでしょうか?


フクシマの事故は、考えられないほどの被害をもたらしました。


わたしの住むマンションの隣室には、放射能被害を避けて引っ越ししてこられた一家がいます。

子供を外で遊ばせることができない、安心して食事をとることが出来ない、水道水すら飲むことができない・・・。

そんな話を伺いました。


確かに、原子力発電所は、リスクと隣り合わせ。

何か事故が起こった場合、その地域は莫大な被害が発生することが想定されます。

したがって、再稼働に向けて地元住民や議会、首長が反対するのも当然と言えば当然。


しかしながら、電力が不足した場合、それによる人災も想定されます。

シロウトの私が考えた場合でも、今夏、高齢者の熱中症による死亡の増加、病院や福祉施設などの停電による事故発生があるでしょうし、経済面でも、製造業の海外逃避、節電によるサービス業の停滞化などがあるように思います。


いずれにせよ、日本国内の経済の不活性化、景気の減速、活力の喪失といった負の連鎖がスパイラルに起きていくということになると思います。

原発を再稼働させないこと、させることは、後世の学者や歴史家の著作でジャッジされるのでしょう。

政治、経済、テクノロジー、そして人の活力・・・すべてが劣化していくこの国の今。

心配です。


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