金曜日は、飲み屋のハシゴはやめて、早く家に帰りましょう。
「分かっちゃいるけど、やめられない」と言いながら、花金を満喫することは、月曜日を憂鬱にする原因だそうです(笑)。
「月曜日がゆううつになったら読む本」
西多昌規著
大和書房 1300円(税別)
書店で平積みになっていたため、思わず手に取った一冊。
著者は、精神科医で医学博士。
小難しい専門用語を使わず、サラリーパーソンの悩みを解決する一冊。
成果主義や会社人生について語る著者は、「この人、サラリーマンの悲哀をよく知っている!」という共感を呼び起こします。
「会社に行きたくないなあ」と少しでも思ったことのある人は、ぜひとも一読いただきたい一冊です。
成果主義は、働く人の心を静かに削り取っている・・・という出だし・・・「他者との比較」「社会比較」がサラリーマンを窮地に追いやるという指摘。
この場合は、相手をリスペクトすることが大切と助言。
確かにそうだと思います。
今の自分、ちょっと危ないよなあ~と思っている人は、人生を変える一冊になると思います。
少しだけ、著者の助言を引用します。
「自信が持てないときには、必ず結果が出ることから始める」
目標をコンパクトにすると成果が見えてくる・人のための行動が自分の自信につながる
「格上の人と比べる上方比較は、向上心のあらわれ」
「認知の修正は、自分でコントロール可能な作業」
「寝る前には、良かったこと、できたことを考える習慣を身につける」
「将来への不安・・・関心の範囲を、将来から目先に縮小する」
「不安・・・いい加減でいいので行動してみる」
「少しスピードをおとすぐらいが、ちょうどいい」
「残業しないですむ日は、定時で帰る」
「日常生活での瞑想のコツは、ボーッとすること」
「金曜日の夜で週末が決まる」
「忘れることは、覚える以上に大切」
実に面白い一冊。読むだけでストレス解消でした。