能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

憂鬱な月曜日を迎えないためには、金曜日が大事!「月曜日がゆううつになったら読む本」

2012年05月11日 | 本と雑誌

金曜日は、飲み屋のハシゴはやめて、早く家に帰りましょう。

「分かっちゃいるけど、やめられない」と言いながら、花金を満喫することは、月曜日を憂鬱にする原因だそうです(笑)。


「月曜日がゆううつになったら読む本」

西多昌規著

大和書房 1300円(税別)


書店で平積みになっていたため、思わず手に取った一冊。

著者は、精神科医で医学博士。

小難しい専門用語を使わず、サラリーパーソンの悩みを解決する一冊。

成果主義や会社人生について語る著者は、「この人、サラリーマンの悲哀をよく知っている!」という共感を呼び起こします。


「会社に行きたくないなあ」と少しでも思ったことのある人は、ぜひとも一読いただきたい一冊です。

成果主義は、働く人の心を静かに削り取っている・・・という出だし・・・「他者との比較」「社会比較」がサラリーマンを窮地に追いやるという指摘。

この場合は、相手をリスペクトすることが大切と助言。

確かにそうだと思います。


今の自分、ちょっと危ないよなあ~と思っている人は、人生を変える一冊になると思います。

少しだけ、著者の助言を引用します。


「自信が持てないときには、必ず結果が出ることから始める」

目標をコンパクトにすると成果が見えてくる・人のための行動が自分の自信につながる

 

「格上の人と比べる上方比較は、向上心のあらわれ」

 

「認知の修正は、自分でコントロール可能な作業」

 

「寝る前には、良かったこと、できたことを考える習慣を身につける」

 

「将来への不安・・・関心の範囲を、将来から目先に縮小する」

 

「不安・・・いい加減でいいので行動してみる」

 

「少しスピードをおとすぐらいが、ちょうどいい」

 

「残業しないですむ日は、定時で帰る」

 

「日常生活での瞑想のコツは、ボーッとすること」

 

「金曜日の夜で週末が決まる」

 

「忘れることは、覚える以上に大切」


実に面白い一冊。読むだけでストレス解消でした。


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