能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

マクドナルドで朝食を・・・マックの快進撃、いつまで続くんでしょうか?

2012年05月20日 | マーケティング

日曜日な、打ち合わせのため、近くのマックで朝食。

ソーセージマフィンとコーヒーを飲みながらの仕事となりました。


トレーの上に乗っている下敷きのペーパーには、マッククルーの募集案内。

若者が笑顔で登場。

そこには、学校では習えない、家庭では教えてもらえない社会人としての学びの場がある・・・といったことが書かれていました。

「青春」「自信」「おはよう」「情熱」「ハッスル」「笑顔」「ワタシガイキル」というキャッチフレーズは、今の若者に欠けていると思われるキーワード。

これらの言葉に、今の高校生や大学生が反応するのだろうか?という疑問がわいてきました。


そして、その下のスペースには、マクドナルドのCSR事業が記載されていました。

「食育支援」「エコロジー」「チャリティ」「チャイルド・スポーツ支援」の4つ。


幼児、幼稚園、小学生、中学生、高校生、大学生、若手社会人、そして保護者や中高年齢者・・・。

マックのマーケティングのターゲットが垣間見れます。


マクドナルドが、日本に上陸したのが1971年。

銀座に1号店を作り話題をさらったことが思い出されます。

実業家でありベンチャー企業家の草分け藤田田さんの独特な風貌と発言は、当時もオリジナリティとユニークで光っていました。


スゴイのは、1971年に「ハンバーガー大学」を設立していること。

日本マクドナルドを設立してわずか数か月で社員教育機関を作っているのです。

ホームページを見ると、この大学は「ゴールは、知識の習得ではなく、アクションをおこすこと」とあります。

まさにそのとおり!

クドナルド兄弟からフランチャイズ権を買ったレイ・クロック。

彼の合理的な思考が、その根底にあるような気がします。

彼は、このビジネスの鍵は、サービスの提供システムとそれを運用するヒトにあると確信していたのではないでしょうか。

財務諸表も自己資本比率は低く、ROEは高いというサービス産業の独自性を示しています。


はじめて食べたマックのハンバーガー。

あまりおいしいとは感じなかったことを覚えいます。

ピクルスが苦手で、わざわざピクルスを抜いて食べたことを記憶しています。


あれから40年。マックは原田CEOのもと順調な成長を続けています。


ホールディングスの資本金は241億円。

社員数3128名。

売上3000億円超。


客単価650円としても、年間5億人が来店していることになります。

原田会長が、国内市場はまだまだ伸びるという発言は、そのとおりだと思います。


外資系ながら、なぜか日本的な感じがするマクドナルド。

全国に店舗があること、日本人マッククルー(アルバイトさん)がたくさん働いているということもあるかもしれません。


最近のマッククルーは、以前のような作り笑顔がなくなってきたように思います。

そりゃー忙しいですものね・・・。

メンタル的には作り笑顔は心理的にダメージをもたらすということなので、テキパキ度の向上でカバーいただければ私は十分に満足です。

マックの勢い・・・いつまで続くのでしょうか?


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