能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

広島・・・サクラの季節も終わりました・・・広島城 来年は桜の下でお花見を楽しみたいものですね

2020年04月18日 | まち歩き

広島・・・サクラの季節も終わりました。


広島城の桜も葉桜になっています。


週末の天気は、曇りのち雨。
多くのお店や百貨店も休業とのこと。
街全体が沈んでいます。
来年は、みんなで桜の下でお花見を楽しみたいものですね。


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戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法 遠藤功さんの新刊 頭の知性、心の知性、そしてプロマインド

2020年04月18日 | 本と雑誌

偏差値の高い大学の大学生があこがれるコンサルティングファーム。
マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループ、アクセンチュア・・・。
左脳が強いというクールさで、若くとも会社の社長、重役と張り合っていける・・・そんなカッコいいイメージが先行しているのかもしれません。
(本当は、霞が関のエリート官僚と同様、かなりのブラック企業なんですけどねえ・・・)

戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法
遠藤功著  東洋経済新報社  2000円+税

著者は、ローランド・ベルガーの日本法人の会長。
大学卒業後、三菱電機に入社、その後、ボストンコンサルティンググループやアクセンチュアなどので戦略コンサルタントとして活躍。
そして、ローランド・ベルガーへ、現在は、日本法人会長となっています。
東京にあるコンサルティングファームの多くは米国本社ですが、このローランド・ベルガーは欧州系。
ローランド・ベルガーさんが米国に負けじと29歳で起業、世界中に出先機関を展開しています。

目次
第1章 まずは戦略コンサルタントの歴史を振り返る
第2章 私のコンサルティングキャリア(その1) BCG、AC、BAHで私が学んだこと
第3章 私のコンサルティングキャリア(その2) ローランド・ベルガーで私が学んだこと
第4章 戦略コンサルタントという「仕事の本質」は何か・・・一流の触媒
第5章 「一流の触媒」が常に意識する5つのこだわり
第6章 「一流の触媒」になるための3つの条件
第7章 「頭の知性」を磨き、使いこなす技法・・・ロジカルシンキング、クリエイテッブシンキング
第8章 「心の知性」を磨き、使いこなす技法・・・心が開く、心に響く
第9章 プロフェッショナルマインドとは何か
第10章 「一流の触媒」になるために、私が続けている7つの習慣

戦略コンサルタントは影武者であり、「触媒」であると主張する著者。

「一流の触媒であれ」と主張します。


また、理論、理屈だけではなく、現場、執行力を重視する著者の姿勢は、好感が持てます。
戦略コンサルタントは、横文字づかい、専門用語づかい、チャートや数字づかいといった冷たいイメージがあるのですが、著者はそれを否定。
また、小ぎれいなスライドやパワポも本質ではないと指摘。
あくまでも、経営の成果にこだわっています。

面白かったのが、「私が続けている7つの習慣」。
ビジネスパースンであれば日々の生活に組み込める効果性の高い活動だと思います。
ご紹介させていただきます。
第1の習慣・・・日経新聞を隅まで隅々読む 畑違いの情報で世界を広げる
第2の習慣・・・ビジネス書、経営書を乱読する ざっと読む本と繰り返し読む本
第3の習慣・・・必ずメモをとる ノートは「思考の変遷」そのもの
第4の習慣・・・毎年、最低一冊は本を出版する 概念化、構造化、言語化のトレーニング
第5の習慣・・・毎年、1か所は未訪問の国や地域を訪ねる
第6の習慣・・・早寝早起きを心がける タイムマネジメントのコツ
第7の習慣・・・感謝を忘れない 活かされてこそいい仕事が出来る

早起きして、日経新聞を読む。
読んで、書いて、話す、読んで、書いて、話す・・・。
そこから、戦略思考が生まれてくると言います。
立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口さんも言っています。
人生を充実させるために大切なもの・・・
それは、「人・本・旅」!
アフター・コロナに備えて、自分自身のセルフコンサルティングをする好機だと思います。


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