能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

広島城テクテク散歩・・・ニューノーマル、新常態、withコロナの時代・・・来年いっぱい続きそうです?

2020年12月30日 | まち歩き

広島城のお堀をテクテク散歩。

いつもの散歩道です。

身体を動かすのは、気持ちいいですね。

お城というのは、戦国時代、江戸時代、当時最先端の風水地理学の計算のもとに築城されています。

敵から領地を守るために国家予算規模の大金を投入する事業だけに、相当綿密な計画のもと進められています。

風水師や陰陽師などが土地の風水を読み取り、建築場所を定めました。

江戸城、名古屋城、姫路城、広島城・・・龍穴があり、その地のパワースポットでもあります。

お城に行くと、氣のエネルギーやパワーをいただけるのは、そんな背景があるためです。

今年も、あと2日。

コロナで明けて、コロナで暮れる2020年・・・。

たいへんな1年でした。

テクテク散歩をしながら、いろいろなことを考えました。

ニューノーマル、新常態、withコロナの時代・・・来年いっぱいぐらいは同じような状況が続くんでしょうね。

デジタル化の推進、読書による考える力の蓄積、ビジネススキルの再開発・・・そんな2021年の計画を立てました。

「座して死を待つ」のではなく、「一歩前へ」・・・そんな風に暮らしていけたらいいなあと思っています。

全国的には、今日の夕刻あたりから寒波が到来。

大雪が降るという予報です。

皆さま、ご安全に!


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SDGs投資 資産運用しながら社会貢献 渋沢栄一さんのお孫さん・渋澤健さんの「論語と算盤」

2020年12月30日 | 本と雑誌

今年から通い始めたソーシャル・イノベーション・スクール。

先月は、渋澤健さんが登壇、米倉誠一郎学長と、SDGsやインパクト投資についてのセッションを持たれました。

渋澤さんのSDGs話に納得、賛同。

投信の一部を、コモン投信に移した次第です。

 

渋澤健さんは、渋沢栄一さんのお孫さん。

渋沢栄一さんは、明治時代の近代日本を築いた実業家。

銀行や事業会社などの500社の株式会社を設立、病院や学校など600団体を一代で築いた偉大な人物・・・「日本の資本主義の父」と言われています。

数年後には、福沢諭吉さんに変わり、一万円札の顔として登場します。

 

現在、コモンズ投信の会長を務める渋沢栄一さんは、リベラルで穏やかな経済人。

今年5月に新書を出されました。

SDGs投資 資産運用しながら社会貢献

渋澤健著  朝日新聞出版  810円+税

 

同書では、国連が打ち出したSDGsを実現していくために、投資の必要性を説きます。

投資は投機ではなく、着ているベストのポケットにお金を入れていくということ・・・タンス預金は社会的に役に立たないとします。

日本のタンス預金は50兆円・・・一万円札を積み重ねると国際宇宙ステーションに届くのだそうです。

う~ん、実にもったいない話です。

 

目次

第1章 MeからWeへ 投資の本質

第2章 論語と算盤、SDGsと投資 「と」で持続させる経済社会

第3章 ESGとSDGsという双子の関係 手段と目的

第4章 コモンズ投信 楽しくなければ投資じゃない!

第5章 インパクト投資 新しいお金の流れにスイッチオン

渋澤健さんは、お爺ちゃんの渋沢栄一さんの「論語と算盤」を参考にしながら、分かりやすいキーフレーズで説明していきます。

・資本主義というより、渋沢栄一が言っていたのは「合本主義」 一滴一滴が大河になる。

・共感と共助、そして共創

・ありがとうの連鎖が企業力になる

・寄付の力を最大限に引き出すのが、投資

・論語と算盤・・・大切な「と(=And)」の力

・実社会でのサステナビリティインクルージョンの重要性

・ESGは手段、SDGsは目的

・SDGsは、ムーンショットであるできるわけがないから飛躍する

これからもESGやSDGsに関心を示さない企業は、どんどん淘汰されていくと思います。

ただ、「なんちゃってSDGs」「SDGsウォッシュ」があることも事実。

ポーター教授のCSV理論なども加味しながら、一所懸命の努力が必要になると思います。

また、限界を迎えつつあると言われる資本主義世界で生きるには、インパクト投資やSDGs投資は必須なアイテムだと思います。

地球も組織も個人も、サステナブルとインクルージョンが必要不可欠と言えると思います。


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