週末の雨から一転して、広島市は快晴です。

気温が上がり、湿度も上がってくるとコロナの猛威も落ち着いてくるんでしょうか?

新型コロナウイルスで大きく変わった日常の生活。

週末の雨から一転して、広島市は快晴です。
米国ではバイデン大統領、ハリス副大統領が誕生。
ポピュリズムや分断が進む民主主義陣営が、またリベラルな体制に戻りつつあります。
アジアでは、中華人民共和国が台頭。
共産党という偏差値の高いエリート集団が、強権的に人民を引っ張っていくという独裁的な国家。
日本は、米国に追随していくしかありませんが、経済的には中国との付き合いもしていかなければならないという難しい立場にあります。
日経ビジネス2021.1.25号の特集は、「中国一強への憂鬱 ジャック・マーはどこへ消えた?」。
将来に向かって突き進む中国の姿がレポートされています。
中国の2035年までの長期目標
・社会主義の現代化を実現
・一人当たりGDPの中等先進国レベルへの引上げや中間所得者の拡大
・コア技術で重大なブレークスルーの実現、イノベーション国家への参入
・文化、教育、健康などソフトパワーでの国力向上
長期目標にはGDP数値目標や環境が入っていません。
でも、日本の首相の所信表明よりは人民を惹きつけるキーワードがあるように思います。
14次5か年計画の主要目標
・経済発展の新たな成果獲得
・改革開放における新たな一歩を踏み出す
・社会のマナー水準の新たな向上
・エコ社会建設における新たな進歩の実現
・生活福祉の新たなレベルへの到達
・国家ガバナンスの新たな向上
「マナー」が入っているのは、ちょっと笑っちゃいます。
ただ、「新たな」というフレーズがたくさん出てくる、そして、「到達」「成果」「向上」といったポジィティブワードが出てくるのは、国の勢いを感じます。
中国は、これからどうなっていくのでしょうか?
ベルリンの壁が崩壊したように社会主義体制がうまく行かなくなるのか・・・
アラブの春やジャスミン革命のように自由を求める人民が蜂起するのか・・・
強権政治がさらに強まり監視国家になるのか・・・
内憂外患・・・香港問題やウイグル問題・・・西側諸国の圧力・・・
中国4000年の歴史・・・覇権や内乱、統一と分裂を繰り返してきました。
今の状態が永遠に続くとも思えません。
いずれにせよ、日本の立ち位置、立ち回りをしっかりしていかないと国益を失うことになります。
この難しい舵取り・・・日本の政治家は出来るのでしょうか?
本当に心配です。