能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

広島テクテク散歩・・・元安川リバーサイドの遊歩道を通って平和公園へ・・・緑のオープンスペースが気持ちいいです

2021年01月11日 | まち歩き

それにしても寒いですねえ。

北国や日本海側にお住まいの方、雪や冷え込みにご注意くださいね。

 

広島市も家屋の屋根や屋外駐車のクルマの上には、薄く雪が乗っかっています。

休日・・・午前中は読書と書き物・・・。


そして、午後からテクテク散歩にお出かけです。

歩く人が、ほとんどいない超ソーシャルディスタンスのリバーサイドの遊歩道・・・。




今日は、元安川リバーサイドの遊歩道を通って平和公園ルートです。

緑のオープンスペースが気持ちいいです。


川の街・広島・・・六本の川が流れる三角州(デルタ)の上に広島市はあります。

交差点や横断歩道なしに長い距離を歩くことが出来ます。

国土交通省の地方整備局が、川沿いの遊歩道を橋の下に作ってくれたおかげです。




これだけ長い距離リバーサイドを歩ける街は、全国的にも少ないと思います。

江戸時代、武士の時代は、大の男が町を何の目的もなくブラブラするなんてことは許されなかったとのこと。

犬が川沿いを歩いているのと同じくらい、意味がないものとされています。

それが、明治維新、文明開化の時代から少しして「散歩」という概念が出てきました。

森鴎外や夏目漱石の小説にも、「散歩」という言葉が出てきます。

こうした「高等遊民」と言われるインテリゲンチャが、テクテク散歩を広めていったようです。

大好きな植草甚一さんのエッセイ集「ぼくは散歩と雑学が好き(晶文社)」も、高等遊民の「お楽しみ」をまとめた名著です。


パリでの生活が長かった友人は広島市を訪れるたびに川沿いを歩きます。

彼に言わせると「広島の川沿いは巴里の街に似ているから大好き」とのことでした。

広島の街を歩めてもらったで何となくうれしいです(笑)。

テクテク散歩・・・広島にお越しの際には、ぜひお出かけください。


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出口治明APU学長の本をたくさん読んだコロナ禍のステイホーム冬休み・・・「自分の頭で考える」ための基礎トレーニング

2021年01月11日 | 本と雑誌

立命館アジア太平洋大学(APU)の学長をつとめている出口治明さん。

博覧強記・・・歴史、地理、哲学など今まで一万冊以上の書籍を読み込んでこられたそうです。

年末にも、2冊の新書を出されています。

60歳でライフネット生命を起業して軌道に乗せ、70歳で立命館アジア太平洋大学(APU)学長に就任・・・本当にパワフルです。

そんな多忙な出口さんは、本の執筆も続けられています。

今年の冬休み・・・コロナ対策のステイホームで出口さんの本をまとめ読みしました。

自分の頭で考える日本の論点

出口治明著  幻冬舎新書  1100円+税

この本では、22の日本の論点を取り上げ、「基礎知識」を押さえた上で、「自分の頭で考える」ためのガイドをしていきます。

新型コロナウイルス、働き方、気候危機、憲法9条、安楽死、LGBTQ、少子化、移民難民、経済成長、自由貿易、投資、大学教育、財政赤字、海外留学などについて、出口節が炸裂します。

一刀両断の気持ちよさがあります。

 

付録には、「自分の頭で考えるための10のヒント」が掲載されています。

出口さんオリジナルの考えるための切り口が整理されています。

1 タテ・ヨコで考える(歴史軸・世界軸)

2 算数、すなわち「数字・ファクト・ロジック」で考える

3 外付けハードディスクを利用する 検索、読書・・・

4 問題を分類する「自分の箱」をいくつか持つ 「正解のあること」「正解のないこと」

5 武器を持った「考える葦」になる 武器となる基礎知識

6 自分の半径1メートル圏内での行動で世界は変えられると知る

7 「人はみんな違って当たり前」だと考える

8 人の真贋は言行一致か否かで見極める

9 好き嫌いや全肯定、全否定で評価しない

10 常識は徹底的に疑う

 

出口さんによると日本の教育は、5要素を重視してきたとのこと。

・偏差値が高い

・素直である

・我慢強い

・協調性がある

・先生や上司の言うことをよく聞く

これは、戦後の工場モデルに適応したものだとします。

いわば、この国の学校教育はサラリーマン養成講座・・・戦前は兵隊育成講座・・・。

組織や軍隊の中では、自分で考えることは不要・・・というかイケナイことです。

なぜ、失われた30年となったのか、なぜ日本にGAFAやユニコーン企業が生まれなかったのかがよく分かります。

歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A

出口治明著  文春新書刊  860円+税

同書は世界史、日本史から80のトピックスを取り上げて、出口さんが解説を加えていきます。

マネー、失敗、リーダー、大逆転、女性、宗教、戦争、ライフスタイルといった10の切り口で解説を加えていきます。

出口さんの提唱する「めし・ふろ・ねる」から「人・本・旅」へ。

たくさんの教訓を学ぶことができます。

還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方

出口治明著  講談社現代新書刊  860円+税

同書は、去年のベストセラー。

出口さん初の人生指南書です。

新たな視点を学ぶことができます。

定年も不要・・・インスパアされる一冊でした。

 

出口さんの新書三部作・・・お薦めです。


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