机の引き出しを整理していると不思議なものが出てきました。
山本五十六の言葉が詰まったカード箱・・・。
帝国海軍連合艦隊司令長官、元帥だった山本五十六。
新潟県長岡市出身、海軍兵学校卒のエリートです。
ハーバード大学にも留学した知米派・・・が、太平洋戦争突入の時、帝国海軍連合艦隊司令長官としてアメリカ合衆国との全面戦争に入ります。
国力、経済力が10倍以上ある米国との戦争・・・大人と子どものケンカのようなものです。
その時の山本五十六の心情を思うと、いたたまれない気分になります。
そして、現地視察のため訪れた南洋ブーゲンビル島上空で撃墜され戦死・・・個人的には自死に近いものと考えていますが・・・。
海軍軍人の偉大なトップの死・・・武士道を最後まで貫いたのだと思います。
机の中から出てきた不思議なカード箱・・・。
広島県呉市の大和ミュージアムに行ったときに、お土産として買ってきたのかもしれません。
中には、山本五十六の残した言葉が5枚ずつ7つほど入っています。
やってみせ、
言って聞かせて、
させてみて、
ほめてやらねば、
人は動かじ。
人材育成、部下始動で、有名な言葉です。
今で言うと、OJTやコーチング、1on1ミーティングの基本というところでしょうか。
ご年配の研修講師やコンサルタントが、よく流用されるフレーズです。
このカードでは、さらに続きがあります。
話し合い、
耳を傾け、
承認し、
任せてやらねば、
人は育たず。
なるほど・・・
さらに、この先かあります。
やっている、
姿を感謝で見守って、
信頼せねば、
人は実らず。
「実らず」というのが、いいですね。
山本五十六の人間の奥深さ、品格、教養がにじみ出ている言葉です。
このカードの最後は、「男の修行」。
今はジェンダーの時代ですので、女性に読み替えても良いと思います。
今では、海上自衛隊の自衛艦艦長に女性が登用される時代になりました。
男の修行
苦しいこともあるだろう。
云いたいこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣きたいこともあるだろう。
これらをじつとこらえて
ゆくのが男の修行である。
新型コロナウイルスの終息が見えない今、心に響く言葉です。
じっと耐える、忍ぶ、我慢する・・・日本人の強みかもしれません。
若き日、海上自衛隊出身のヨットの師匠から教えていただいた大好きなフレーズを紹介させていただきます。
スマートで、目先がきいて、几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り
仕事のモットーとして今でも心の中に生きています。