日経ビジネス2021.6.7号、楽しく読むことが出来ました。
「編集長の視点」では、磯貝編集長が、バイデン大統領を学級委員型と例え、トランプ前大統領はジャイアン、バイデン大統領は出来杉君を一歩前に進めました。
今の世界では、習近平主席はジャイアン、バイデン大統領は学級委員、菅総理はのび太という感じになるのでしょうか(笑)。
ドラエもんがいれば、世界も平和になるのでしょうが・・・。
日経ビジネス誌の特集は「サプライチェーン新秩序」。
米中衝突、コロナ、SDGsなどで、サプライチェーンを再編するための方向性を提言しています。
今までの「グローバル調達」から「リスク回避調達」という流れです。
今年の半導体パニック、そして、人権問題やウッドショック、台湾海峡問題など複雑な難問奇問を解決していかなければなりません。
スペシャルリポート「ジョブ型は誤解だらけ」は、日経ビジネスLIVEは、「雇用のカリスマ」の海老原嗣生さん(雇用ジャーナリスト・中大客員教授)が登場。
ジョブ型雇用について言及します。
先般、同氏の著作「人事の組み立て」を読んだばかりだったので、より理解が進みました。
キーワードを抜き出してみました。
ジョブ型制度の根幹・・・「人」ではなく「ポスト」で管理
日本・・・人事管理の基本が「人」役職とは別に「社員ひとり」を職能等級でランク付け
欧米・・・人事管理の基本が「ポスト」課長やリーダーなど「ポスト」ごとに等級がある
日本は、「ポスト」「仕事」「給与」がリンクしていない・・・同じ平社員でも仕事内容と給与が異なる
日本型雇用慣行の問題・・・賃金後払いの慣行が解雇を阻む
日本型雇用慣行からの脱却に4条件が必要 この4つがそろえば自動的に欧米風になる
1 等級は「人」でなく「ポスト」につける
2 経営計画でポストの数を決める
3 各ポストには厳格な定員制
4 企業の人事権が弱い(転勤など同意必要)
なるほど・・・。
でも、メンバーシップ型雇用、新卒一括採用、終身雇用などからの移行は、まだまだハードルは高そうです。
すべてのビジネスパースンに読んでいただきたい今週の日経ビジネスです。