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マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

OKRの基本と実践がよ~くわかる本 グーグルやインテルも採用した新しい目標管理フレームワーク

2021年01月12日 | 本と雑誌

最近、ちょっとGoogle信者になっています(笑)。

検索エンジンだけではなく、GoogleドキュメントやGoogleフォーム、Googleキープなどのアプリを試したところ、さすがGoogleという感心するシーンが増えてきました。

 

そんなわけで、Google社について調べていくと、社内のマネジメントシステムとして「OKR」を導入しているとのこと。

インテル社やシリコンバレーのベンチャー企業でも、このOKRを活用しているようです。

 

「OKR」とは、Objective &Key Resultの略。

目標(定性的)&鍵となる結果(定量的)・・・といった意味です。

一見、ドラッカー博士が発明したと言われる「目標による管理Management by Objectives/目標管理」と似ていますが、基本的なコンセプトは全く異なります。

そんなわけで、amazonで調べてみると、初心者でも理解できそうな本を発見しました。

OKRの基本と実践がよ~くわかる本

Resily株式会社著 秀和システム刊 1600円+税

 

目次

第1章 OKRとは

第2章 OKRをはじめる前のポイント

第3章 OKRの実践

第4章 OKR設定のためのワークショップガイド

第5章 OKR仮想導入事例

第6章 OKR導入事例/NTTコミュニケーションズ社、スタイラー社、Ubie社など

著者であるResily社は、2017年創業のOKRのコンサルティング会社。

クラウドなども使っているようです。

 

OKRは、より高い目標(ムーンショット)を設定し会社全体、チーム個人の達成意欲を高め行動に移すための仕組みということが出来ます。

インテルを復興させたOKR・・・4つの威力があると指摘します。

1 フォーカス 一つの戦略にフォーカスする

2 アラインメント 全員で同じ方向を向いている状況を造る

3 ストレッチ 高い目標設定で成果を生み出す

4 トラッキング 結果を定量的に測る

 

社員の心理的安全性を確保し、1on1ミーティングや360度評価などで高みを目指す・・・それがOKR。

社内がバラバラだったり、仕事がマンネリ化している、MBOが形骸化しているといった場合、OKRの出番ということになると思います。

MBOからOKRへ、PDCAからOODAループへ。

いよいよ決められたことを決められたとおりにやる工場モデルから、無から有を産むゼロワンの世界に入らざるをえない時代になってきました。

マネジメント手法には流行り廃りがありますが、この流れは主流になるような気がします。


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