「タワマン」という言葉もなかった時代。
2003年、広島市の中心部・八丁堀に建った43階の巨大ビルは、広島市民の度肝を抜きました。
旧広島グランドホテル跡地に建設され、2003年に竣工。
最高部の高さは166メートル。
2009年まで分譲マンションとしては中国地方で最も高いマンションでした。
分譲価格ももちろん最高値でした。
地上43階・地下2階の構造。
低層階には、オフィスやレストラン、スーパーが入っています。
今でも広島市のランドマークです。
デザインも斬新で時代の最先端を行っていました。
ただ、風水地理学的には、この地に先の尖った高層建築物はあまり良くないと考えたことを覚えています。
このタワマンを建てたのはアーバンコーポレイション。
大京のトップセールスだった営業マンたちが立ち上げたベンチャー企業でした。
その着想力と行動力にも、当時、驚いたものです。
今、この会社は残念ながらありません・・・。
祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり・・・。
このビルを見上げるたびに思います。