4月1日の消費税増税後、モノの価格がかなり上がった感じがします。
ヤクルト 35円→40円
吉野家の牛丼 280円→300円
モスバーガー 320円→340円
はなまるのうどん 105円→130円
ハーゲンダッツ 260円→263円 ・・・
便乗値上げ的なところもあるかもしれませんが、円安、原材料高騰、エネルギーコスト上昇などの様々な要素もあり、これらを吸収するためにも致し方ない所もあると思います。
これを契機として、日本経済も脱デフレ、経済の成長軌道に乗れるかも・・・アベノミクスや東京五輪の効果も次第に出始めるかも・・・といった感じもします。
そんな中で日経ビジネス誌2014.4.7号の特集が「脱デフレで勝つ」。
同誌は創刊45年ということ、そして、編集長が田村俊一さんに変わり、ちょっと力が入っています。
(前編集長の山川さん、本当にご苦労さまでした。さまざまな気づきを与えていただきました)
この中で、「高く売るための経営7策」をケースを交えての脱デフレ策を提言しており、これがなかなか鋭い分析を見せています。
「高く売るための経営7策」 求められる発想転換
1.付加価値の原点は原点は手作り 英ダイソンのケース
2.顧客はコストをかけて作る ネスレのケース
3.コスパではなくバリューを追う リンガーハットのケース
4.売上高人件費率は気にしない スタバのケース
5.内部留保はためこまない エフピコのケース
6.成長率は低くてもかまわない ハーゲンダッツのケース
7.あれもこれも研究する アイロボットのケース
安いことはいいことなのですが、それだけでは経済が回っていかない・・・消費者、生活者もバリューにはお金を出す・・・。
「良いもの、でもちょっと高い」・・・そんな商品、サービスがこれからのトレンドになっていくような気がします。
ちなみに今週号の日経ビジネスは、コンパクトにまとまっており、とても読みやすくなっていました。
多忙なビジネスパースンは、この程度のボリュームでOK。
リクルートのケーススタディもあり、ぜひ読んでいただきたいお奨めの一冊です。