能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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脱デフレの空気が漂い始めました 日経ビジネス特集「脱デフレで勝つ」 高く売るための経営7策

2014年04月05日 | マーケティング

4月1日の消費税増税後、モノの価格がかなり上がった感じがします。


ヤクルト 35円→40円

吉野家の牛丼 280円→300円

モスバーガー 320円→340円

はなまるのうどん 105円→130円

ハーゲンダッツ 260円→263円 ・・・


便乗値上げ的なところもあるかもしれませんが、円安、原材料高騰、エネルギーコスト上昇などの様々な要素もあり、これらを吸収するためにも致し方ない所もあると思います。

これを契機として、日本経済も脱デフレ、経済の成長軌道に乗れるかも・・・アベノミクスや東京五輪の効果も次第に出始めるかも・・・といった感じもします。


そんな中で日経ビジネス誌2014.4.7号の特集が「脱デフレで勝つ」。

同誌は創刊45年ということ、そして、編集長が田村俊一さんに変わり、ちょっと力が入っています。

(前編集長の山川さん、本当にご苦労さまでした。さまざまな気づきを与えていただきました)


この中で、「高く売るための経営7策」をケースを交えての脱デフレ策を提言しており、これがなかなか鋭い分析を見せています。


「高く売るための経営7策」 求められる発想転換

1.付加価値の原点は原点は手作り 英ダイソンのケース

2.顧客はコストをかけて作る ネスレのケース

3.コスパではなくバリューを追う リンガーハットのケース

4.売上高人件費率は気にしない スタバのケース

5.内部留保はためこまない エフピコのケース

6.成長率は低くてもかまわない ハーゲンダッツのケース

7.あれもこれも研究する アイロボットのケース


安いことはいいことなのですが、それだけでは経済が回っていかない・・・消費者、生活者もバリューにはお金を出す・・・。

「良いもの、でもちょっと高い」・・・そんな商品、サービスがこれからのトレンドになっていくような気がします。

ちなみに今週号の日経ビジネスは、コンパクトにまとまっており、とても読みやすくなっていました。

多忙なビジネスパースンは、この程度のボリュームでOK。

リクルートのケーススタディもあり、ぜひ読んでいただきたいお奨めの一冊です。

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