青春時代を過ごした第二のふるさと・神田神保町。
古本の匂いと珈琲の香りが入り混じる希望にあふれたパワーを感じさせるスポットです。
神保町交差点横の「さぼうる」・・・。
一杯のコーヒーで何時間も友と語りあった地下壕のようなスペース・・・。
夜は夜でビンボー学生さながら、チューハイを飲み明かした夜・・・。
そういえば、最後の最後には暗黙の「もう帰れ!」のサインのバナナが手出来ましたっけ・・・。
あの時のオバちゃん・・・いや、ママさんももういらっしゃらないのでしょうか?
あの時、壁に書いた落書きは残っているかな?
路地に入ったところにあったカレーの「まんてん」。
山盛りのライスと小さなコップに入ったアイスコーヒー・・・。
今なお健在の同店。
あの時のオバちゃんはすでになく、若いスタッフによって運営されていました。
ミンチたっぷりの粘着質のカレーが懐かしいです。
そして、ラーメン「さぶちゃん」。
半チャンラーメンの元祖。
恰幅のいいオッチャンは、くわえタバコで、いまだ現役でラーメンとチャーハンを作っています。
いつまでも続けてくださいね。
お金がある時に行ったのが、ビアホール「らんちょん」。
当時、火事になって今のビルになりましたが、このお店は文豪が通った歴史ある店。
川端康成や芥川龍之介などが来ていたと聞いたことがあります。
学生にとっては高額な店ですが、それでもここのビールやコロッケを中心とする洋食は素敵な味を出していました。
最後は、「とんかつ・いもや」。
いまだに、あのサクサク感のあるとんかつを提供してくれています。
兄弟店である「天丼いもや」「天ぷらいもや」も大好きですが、究極は「とんかつ・いもや」。
サクサクなとんかつ、山盛りのキャベツにシジミの味噌汁・・・。
まさに青春時代の懐かしき味です。
大学時代は450円だった記憶しています。
学食が200円程度だったので懐の状況が良かったときに食べた記憶があります。
現在は、とんかつ定食で750円・・・。
2倍にもなっていません。
ビンボー学生の時は、将来お金持ちになったらヒレかつ定食をだべるぞ!と思っていたのですが、
店に来ると、やっぱり王道はとんかつ定食・・・プレーンが一番です。
当時、若手で下っ端だった店員さんも、今では店長?・・・。
ここまで、続けてきていただき・・・ありがとう!
何十年もうまいトンカツを揚げつづけてきたんですね!!!
すごい!!!
店に入ると「とんかつですか???」といきなり質問を受けます。
ヒレかつが食べたくても、大きな声で「とんかつ!」と答えましょう(笑)。