少子高齢化、人口減少の続く日本。
特に地方でのビシネスは年を追って厳しくなっています。
その中でも、地域に密着しドミナント戦略を展開して生き延びている企業が多々あります。
ドミナントとは、セブンイレブンのコンビニ展開で成功をおさめたような狭いエリア内に多店舗出店する戦略のこと。
ドミナント戦略のメリットは次の通りです。
チェーンの知名度の向上
潜在顧客の来店増加
物流効率向上
鮮度の高い商品の配送と開発
広告宣伝効果の拡大
競合店の出店抑制
資本力の高い企業にとっては、弱者を駆逐する優れた戦略ですが、弱者でもこの戦略で巨大資本に対抗できる可能性もあります。
マイケル・ボーター博士の集中戦略、差別化戦略です。
今週号の日経ビジネス誌2024.9.30号の特集記事は「超ドミナント企業 人口減に負けない地域最強モデル」。
地域密着で頑張るローカル企業を取り上げています。
Contents
Part1 「名産」の価値を高め大手の逆を行く 希少価値
Part2 独自色で突き抜ける 照準を絞って強みに 一点突破
Part3 地元の需要を深堀り 地域と目指す成長 複合経営
この特集で取り上げている地域No.1企業。
ケーススタディとして役立ちます。
・A&W沖縄(飲食・沖縄県)
・インデアン(飲食・北海道帯広)
・資さんうどん(飲食・福岡県)
・いちやまマート(スーパー・山梨県)
・カーブス(健康・東京都)
・フレッシュプラザユニオン(スーパー・沖縄)
・三福HD(健康・愛媛県)
地域密着、超ドミナント戦略で巨大資本に対抗しているローカル企業は、本当にたくましいです。
ただ、同誌によるとセブンやスタバでも、かつてのような戦略が機能しなくなっているとのこと。
出店数ありきで急成長して急降下した、いきなりステーキの事例もあります。
すべてのビジネスで言えるのは、これからの商売のキーワードは「希少価値」「一点突破」「複合経営」。
「独自性」がなければサバイバルすることが難しいと思います。
さらには、地域、コミュニティと共に成長していくというコンセプトが必須です。
商売の難易度は確実に上がっています。
戦略・戦術・・・経営のかじ取りが勝敗を決める時代に突入です!