労働基準法の改正は、トラックドライバーの働き方改革を推し進めています。
トラックドライバーの時間外労働、残業は、現在上限がありません。
これが、2024年4月からは年間960時間、1ヵ月平均80時間に規制されます。
時間外労働80時間、100時間というのは過労死ラインですね。
ハードワークのトラックドライバーを守っていくためには必要な措置だと思います。
これにより、日本の物流の3分の1が動かなくなるという予測がされています。
翌日配送やトヨタ生産システムに代表されるジャストインタイムなど常に時間に追われるトラック輸送。
サプライチェーンに支障がでるのは必然です。
日経ビジネス誌2023.1.23号の第2特集では、この2024年問題を取り上げています。
トラック運転手不足さらに深刻に
残業規制「2024年問題」DXで物流危機に臨む
この特集では、ドイツ、ノルウェー、中国の物流関連企業での取り組みが紹介されています。
日本では、ラクスルやソフトバンクの事例が紹介されています。
少子高齢化が進むわが国では、トラックドライバーの数を増やすという対策は難しいと思います。
テクノロジーのチカラで乗り越えるしかありません。
DXやAI、ロボットや自動運転、ドローンなどの技術を進化させるしかないと思います。
そして、足るを知る・・・。
amazonや翌日宅配は、とっても便利ですが、不要不急の使用はセーブしていくことも大切だと思います。
狭い国土の日本・・・ピンチを逆手にとり、物流のイノベーションを起こすチャンスなのではないでしょうか。