土曜日の夕刻、夕食タイム。
いつも「ミュージックフェア」。
シオノギ・ミュージックフェアは、1964年8月にオンエア開始。
前回の東京オリンピックの年ですので、すでに半世紀以上、今では珍しい一社提供のテレビ番組。
CX(フジテレビ)最古、いや民放番組で最も古いとのことでギネス日本記録になっています。
最近のプログラムでは、新型コロナウィルスによる影響で、テレワークで多くのミュージャンが、オープニングテーマ曲のコーラスを行っています。
なかなかの出来栄えに、ちょっと感動・・・。
「歌おう 踊ろう 今夜は夢の ラララ ミュージックフェアー」。
オープニングテーマ曲は、保富康午作詞、山本直純作曲。
大学を卒業して入社した広告代理店・・・最初に担当した仕事は、塩野義製薬さん提供の「ミュージックフェア」でした。
配属は連絡局・・・先輩に後にくっついての、使い走り、雑用係り・・・仕事を覚えていきました。
素材(CF/コマーシャルフィルム)や書類を運んだり、スタッフの弁当を手配したり、接待の店を予約したり、ビデオリサーチ、ニールセン視聴率の分析資料を作ったり(当時は手計算、手書きでした・・・笑)・・・24時間働けますか?
今にして思うとブラック企業だったのかもしれません(笑)。
でも、広告代理店やマスコミは、残業や休日出勤は当たり前の世界でした・・・不幸な電通事件があり今では違うかもしれませんが・・・。
当時のフジテレビは、視聴率三冠王。
ゴールデンタイム、プライムタイム、全日と他局を圧倒していました。
それが、今では「振り向けば、テレビ東京(TX)」。
また、いつか書きたいとは思いますが、その原因は、お台場への本社移転、人事採用の偏りの2つだと考えています。
当時のCXは新宿そばの曙町にあり仕事が終わると制作スタッフ、代理店、クライアントなどが飲み屋に繰り出しワイワイガヤガヤ・・・新しいアイデアやクリエイティブが共有化されていました。
お台場だと皆んなクルマで帰るのでしょう(日テレは新橋が近い、飲み屋も近い・・・視聴率トップ)。業績好調企業が、本社を新築してダメになる典型的なパターンですね。
そして、人材面でいうと昔のCXは多種多様なサムライがたくさんいました。
今では、偏差値の高い人ばかりを採用し、かつ中途採用も異業種からあまり入っていないようです。ちょっとお役所的な会社になっているんじゃないでしょうか。ミニNHKを目指されているんでしょうかね。
若き日の思い出、ミュージックフェア・・・いつまでも続いてほしいものです。
がんばれ!CX