能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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徹底予測2021底打ちか奈落か?日経ビジネス誌の2021年予測 去年の予測はコロナ禍で的中率50%

2020年12月26日 | 本と雑誌

2020年・・・コロナで始まりコロナに終わる激動の1年でした。

去年の年末、まさかこんな状況になるとは予測だにしませんでした。

日本経済は、29兆円のGDPを失い、7.6万人の人が解雇され、個人消費は17兆円減、設備投資は5兆円減、824社がコロナ関連倒産に追い込まれました。

さらに国コロナ対策の歳出のことを考えると、リーマンショックや世界大恐慌を超える非常事態と言えると思います。

毎年楽しみにしている日経ビジネス誌の2021年予測。

タイトルは、「徹底予測2021底打ちか奈落か?

同誌の予測は、やはりコロナ次第ということです。

「日本の2021年はコロナ次第で天国と地獄・・・意外な早期回復局面も」

という大見出し。

個人的に、「◎」「○」「△」「×」で予測の評価をしてみました。

 

1 コロナはどうなる・・・ワクチン効果に限界も感染封じ込め収束に向け前進

→たぶん〇、でも2022年明けくらいまで感染回避のための経済の停滞は続くと思います。

2 五輪はどうなる?・・・縮小でも高コスト必至 やってもやめても負のレガシー やめれば4兆円の損失

→△ 今日時点の国内感染者、東京での数字を見ていると開催は難しいように思います。

3 日本経済はどうなる?・・・コロナ、為替安定なら日経平均株価3万円突破も

→× マーケットでダブつくマネー・・・個人的にはバブル崩壊のリスクの方が高いように思います。

4 主力産業はどうなる?・・・公的支援とカネ余りで自動車産業V字回復は持続

→△ それよりもEV化への対応の遅れ、CASE、MaaS、カーボンニュートラル対応が心配です。

 

5 不動産はどうなる?・・・在宅定着で大逆風オフィス 例外的勝ち組は福岡エリア

→○ 人口減少、空き家の増加・・・東京都心部以外の不動産業は厳しいと思います。

6 働き方はどうなる?・・・リモート開業が幕開け 地方企業の人手不足解消に光明

→△ 在宅勤務、リモートワーク、テレワーク・・・日本への定着は難しいように感じている昨今てす。

7 外食はどうなる?・・・ロボット、AI大量投入 「今どき人が接客?」は目前

→◎ 外食は厳しいと思います。忘年会スルー、新年会や歓送迎会なとがなくなる2021だと思います。

8 観光はどうなる?・・・旅行、宿泊の支え役 ワーケーション数少ない希望に

→〇 インバウンドのツーリストが増えない限り、ホテル旅館、航空、鉄道などは当分の間、冬の時代です。

9 街の景色はどうなる?・・・消える携帯ショップ 増えるのは「ぼっち御用達店」

→△ コロナ疲れ、ストレス解消のため、政府、自治体が強硬措置を打たない限りは街の人手は減ることはないと思います。

10 国際関係はどうなる?・・・トランプ後も深まる分断 米中対立にバイデン効果なし

→〇 格差拡大、ポピュリズム、自国ファースト・・・この流れは変わらないと思います。

11 新たな火種・・・国、文化だけじゃない ついに世界は「男女で分断」 出会い急減、高まる婚活ニーズ

→〇 コロナでさらなる少子化の進展が進むのではないでしょうか?

12 コロナ後の救世主・・・バイデンバブルが来る SDGsテックで世界し一致団結 日本企業の一大商機に

→◎ 期待を込めての◎です。SDGsやESG・・・ニッポンがもう一度復活するビジネスチャンスだと信じています。

 

同誌では、2020年の大予測を自己採点していました。

なかなか良心的です(笑)。

結果は、14戦中6勝6敗2引き分けだったとのことです。

「これだけ空振りしたのは本企画の中で初めて」とのコメントが入っていました。

それだけ、コロナパンデミックの影響は大きかったということでしょう。

 

12月後半となり、コロナの陰性者数も、日々、過去最高を更新中・・・。

東京オリパラ・・・かなり心配です。

ワクチンも機能するのか、しないのか・・・こちらも先行き不透明です。

2021年、丑年・・・いったいどんな1年になるんでしょうか?

人類にとって、幸せな一年になることを祈念する土曜日の朝です。


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