週末に宿泊したエクセル東急ホテル二子玉川。
急行で渋谷から11分といっても、立地はニコタマ。
都心での仕事が翌日あるとしても、田園都市線は、かなりのラッシュ・・・ビジネスパースンとしては出鼻をくじかれます。
ただ、このホテル・・・
楽天本社が入居するビルの最上階ということもあり、「楽天付属ホテル」というポジショニングだと思います。
朝食の時も、欧米の方が数名いて、ラップトップPCを見ながらの朝食・・・楽天関係の出張族でしょう。
このホテルも、楽天関係のサポートを起点に、しっかりと対応策をとっています。
フランスには、オーヴェルジュがあります。
このオーヴェルジュ・・・都市の郊外に立地するホテル付レストラン・・・レストラン付ホテルではありません。三ツ星、四つ星を持つレストランが食事のあと、宿泊してもらう施設。
オーヴェルジュにはなりきれないエクセル東急ホテル二子玉川・・・ちょっと残念。
エクセル東急ホテル二子玉川の強み
1. 景色が最高・・・窓は、床まで広がる最高の開放感
フロントは30階。29階と28階が客室です。
29階からの眺めです。
2. 朝食が最高・・・和洋含めて50種類以上・・・骨付きラム肉、お刺身からケーキ、マカロンまでラインナップ・・・都心の帝国ホテルや丸の内ホテルなどを凌駕しています。
3. 大浴場がある・・・人も少なく、リラックスできます。
エクセル東急ホテル二子玉川の弱み
1. エントランスが最悪・・・1階の入り口。ホテルのフロントは最上階の30階にあります。今までのホテルでこれだけ入口、エントランスに「おもてなし」「ホスピタリティ」のないホテルには出会ったことがありません(苦笑)。極めて無機質・・・裏道人生な感じです(笑)。
2. ホテルスタッフは最小限の人数・・・サービスも極めて均一的。逆に言うとムリ・ムダ・ムラがなくスタンダード。シティホテルではなく、ビジネスホテルの範疇です。
3.ニコタマならではの特徴が活きていない・・・何か新しさが欲しいところです。
楽天のITテクノロジー、蔦屋家電の文化性などとのブリッジがかかっていればスゴいのですが・・・。
オープンしたニコタマのホテル。
ビジネスホテルとしては、合格点です
が、シティホテルとしては、イマイチ。
ハードはよくても、ソフトがない・・・という極めて日本的なホテルのように思えました。
どうせやるなら、長崎ハウステンボスの「変なホテル」や新宿の「ロボットレストラン」ぐらい、ぶっ飛んでいただきたかったものです。横に、蔦屋家電もあるんですから・・・。
日本最初の郊外型百貨店・・・当時のスゴいイノベーション!
なんと半世紀も前に、何もなかった玉川に出店。
今でも進化を続けている高島屋です。
最低限、渋谷や赤坂の兄弟ホテルに負けないよう創意工夫してもらいたいものです。
がんばれ!ニコタマ東急ホテル!