プレジデント誌2021.10.29号の特集は、「ひとりでゆっくり考える。楽しい哲学入門」。
ビジネスと哲学は、あまり関係がないように思えます。
VUCAの時代、GAFAMの時代・・・先が読めない時代だからこそ、自分の軸、リベラルアーツ、教養や良識が必要です。
その真ん中にあるのが、哲学です。
冒頭の茂木健一郎さんと山口周さんの対談から実に面白い内容です。
「高原社会」「ラグジュアリーの時代」「そそられる!」といったキーワードから今の日本の世相を切っていきます。
「世界の哲学史 丸わかり教室」で、洋の東西を問わない哲学史を概観できます。
一番面白かったのが、「賢人の教え」。
密かなファンである予備校教師の富増章成さんが、「カントの道徳法則」「ハイデガーの先駆的覚悟性」「サルトルの実存主義」など西洋哲学のキーワードを図解で解説していきます。
そして、最後は「人生哲学 痛快レッスン9」。
孤独、失敗、恋愛、家族などの身の上相談に対し、大学教授や著名人が哲学的に回答していきます。
多忙なビジネスパースンにお薦めの今週のプレジデント誌です。
わずか780円で週明けの仕事を頑張ろうと思わせてくれます。