能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

広島市の新交通システム「アストラムライン」・・・売上拡大のために頑張っています!開業から26年目の新たなチャレンジ

2020年09月01日 | マーケティング

1994年のアジアのスポーツの祭典、広島アジア大会の時に広島市内と会場(広域公園前/ビッグアーチ)を結びつけるために施設された新交通システム「アストラムライン」。

このネーミング・・・未来を示す「明日」と「鉄道(トラム)」を組み合わせた造語とのことです。

本通りと広域公園前を結んでいます。

将来的には、広島をグルリと回る環状線になるとのことです。

東京で言うと「ゆりかもめ」に近い感じでしょうか。

運転手が乗る有人運転・・・ゴムタイヤで走ります。

長い間、赤字が続きましたが、JRとの連結により収支が改善してきました。

この新交通システム「アストラムライン」、JR山陽本線は交差していましたが、乗換駅はありませんでした。

これが、21年経った2017年、新駅登場となりました。

JR広島駅とJR横川駅の間の新駅という位置づけになります。

新白島駅。

総工費は、71億円。

一大事業でした。

 

新白島駅・・・

「はくしま」は、広島城のそば・・・。広島のデルタ(三角州)にある「箱島」が語源のようです。

歴史的にも毛利家や浅野家が統治していた土地です。

変てこな建造物。

最初、この建物を見たとき、ウルトラマンに出てきた怪獣・・・ガヴァドンを思い出しました(笑)。

新駅舎建築のコンペで一等賞をとった建物ですが、思いっきり斬新です。

それにしても変な駅です(笑)。

でも、鉄道マニアや鉄ちゃんがカメラを持って集まるということもありません。

まだ、新しいからですかねえ。

本通り駅では、自動販売機が新たに設置されました。

こちらは、アストラムラインの終点・本通り駅です。

広島市の中心部になります。

売上拡大を目指すアストラムライン・・・ここでも変化が。

ガチャ風の玩具の販売機、そして冷たいもみじ饅頭の自販機も新規に設置されました。

何だか、よく分からない玩具、オモチャです・・・笑。

コピーライティングとしては、なかなかのキャッチです。

最後の「!」が余計ですが・・・。

英語、中国語、韓国語・・・。

こちらは、切符型のキーホルダー。

全22駅分のキーホルダーがあり、一種だけシークレットがあるとのこと。

遊び心あります。

何と、広島名物、もみじ饅頭の自販機まで登場です。

買う人いるのかなあ?

少しでも旅客からの収入を獲得するためのサバイバル作戦・・・感心しました。

全国の営業で苦労する第三セクター鉄道などでも、グッズ販売や飲食サービスをしているところが多いですよね。

いつまでも元気に走り続けてほしいアストラムラインです。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 四国にビジネストリップ・・... | トップ | たこめし弁当 瀬戸内海・三... »
最新の画像もっと見る