1945年・・・今から75年前、米軍により広島市に原子爆弾が投下されました。
14万人の尊い生命が、一瞬のうちに失われました。
「原爆が落ちた」という人がいますが、小職は思いっきり憤ります。
正しくは、「(米軍が)原爆を落とした」です。
「落ちた」と「落とした」では、まるで意味が違います。
考えてみれば、アングロサクソンという民族は、とても危ない人たち。
日本には、武士道精神があります。
相手が倒れれば、相手が戦意を喪失すれば、そこで武力攻撃はストップします。
「武士の情け」というやつです。
が、アングロサクソン民族は違います。
相手が倒れたとしても、その生命を断つまで、徹底的に殺戮行為を継続します。
完膚なきまでに相手を叩きのめします。
湾岸戦争、イラク戦争・・・古くはベトナム戦争しかりです。
1945年8月、ほぼ抵抗が途絶えた大日本帝国に対して、原爆投下。
3月の東京大空襲では10万人を殺し、沖縄戦でも10万人を殺戮、長崎の原爆投下で、さらに7万人を殺しました。
「武士の情け」も、騎士道精神も何もなく、機械的に殺戮・・・。市民の住む市街地が、核の実験場。
本当につらい事実です。
わたしには、二人の息子がいますが、彼らに伝えているのは、ただ2つ。
一つ・・・武士道を貫くこと・・・ひきょうなことは決してするな!
二つ・・・弱い人、困っている人を助けろ!最低限、人に迷惑をかけるな!
その二つです。
新渡戸の「武士道」、そして「葉隠」を読み、行動に体現すること。
先の大戦で、日本は300万人以上の戦没者を出したと言われています。
たいへんな死没者です。
東京大空襲、広島・長崎への原爆投下、沖縄戦などで悲惨な虐殺が行われていましたが、日本軍人の死因の多くは、飢餓と輸送船撃沈による水死・・・。
戦略・戦術としては、直接、戦闘するよりは、ロジスティクスのための無防備な輸送船を魚雷で撃沈するほうが、リスクもなく楽勝・・・。
戦略論、戦術論では、正しいのでしょう。
しかしながら、武士道では、ありえない「卑怯」なやり方です。
2人の愚息には伝えています。
「少なくとも、先の大戦で、日本はアジア、アフリカの解放に貢献した」と・・・。
欧米列強により植民地とされ、差別されていた黄色人種、黒色人種・・・。
「学校で習っていることとは違う」と言われますが(笑)、
「特殊な思想を持った先生方とは、主義主張(イデオロギー)が違うから」と説明しています。
欧米列強が植民地化を進めるその中で、有色人種の中で、唯一、西洋流の武器を持ち、反抗したのは日本だけだと・・・。
アジアの人たちに迷惑をかけたと言われ、それはキチンと反省しなければなりませんが、
世界史を客観的に眺めても、多大な犠牲を払って、アジアやアフリカを白色人種から解放したという、その事実だけは間違いないと思います。
事実、戦後、アジア・アフリカの多くの国が独立をはたしました。
日本の白色人種への反抗、抵抗がなければ、今いろいろ言っている中国や韓国も、いまだに植民地状態、あるいは貧しい国だったかもしれません。
戦前、国際連盟で、人種差別撤廃を主張したのも日本です。
徴兵制がない国、何を言っても許される言論の自由が保障されている国、主権在民の法律による統治された法治国家・・・そんな国は、世界中を見ても本当に希少価値を持つ国です。
8月6日・・・広島原爆の日、広島原爆碑 1分間の黙とう・・・無念の中、亡くなられた方々に心より追悼の意を奉げました。
わたしたちが多大な犠牲の上に立っていることを忘れないように・・・合掌