あけましておめでとうございます。
元旦の朝は、いつも日経新聞と一杯のコーヒーから始まります。
2022年1月1日の日経一面は、「成長の未来図1 資本主義を創り直す」。
世界的に広がる格差問題や環境問題・・・資本主義にガタがき始めました。
同紙では、スウェーデンやデンマークのケースを取り上げて、「フレキシキュリティ」という新語を解決策の一つと提議します。
「フレキシキュリティ」とは、「柔軟性(フレキシビリティ)」と「安全性(セキュリティ)」を組み合わせた政策のことだそうです。
北欧では、解雇規制が緩やかなで人員削減がしやすい一方、学び直し(リスキリング)や再就職支援を手厚くすることに税金を投入して一定の成果をおさめているとのこと。
デンマーク・モデルと呼ばれています。
「競争→再挑戦→成長」の好循環を創り出そうとしているのです。
デジタル化やDXが叫ばれているわが国・・・今や世界的には周回遅れで残念な状況です。
日本は成長、格差、幸福度ともに世界に見劣りしています。
岸田政権も「新しい資本主義」を提唱しています。
でも、中高年を中心に、さほど危機感もなく、リスキルに時間とお金をかけるという人たちは僅かです。
社会人になって大学や大学院で学び直すリカレント教育は、欧米の16%に対して日本は1.6%・・・なんと10分の1。
国際競争力が低下し、賃金が20年間伸びないのも分かる気がします。
2022年こそ、ニッポンのおじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃんが自分を信じ、再び自分への知的投資を行っていかなければならないと思います。
小学校でもプログラミングの授業があるそうです。
若い人たちに負けてはおられません。
DXだって、デジタルだって、時間とお金のある中高年だからこそ、チャレンジできます。
学び、行動する1年にしたいものです。
がんばろう!ニッポン
がんばろう!シニア世代