AIだ、IoTだ、DXだ、RPAだ・・・。
世の中、アルファベットの新語が続出・・・少し目を離していると、時代において行かれます。
デジタルの世界では、速度は7倍。
現実の世界の7年間が、わずか1年となります。
その中でも、DX(デジタルトランスフォーメーション)は既存のビジネスや社会を破壊し、新しい世界に移行させるという意味で、見逃せないジャンルです。
DXは、卵→サナギ→蝶になるように、デジタルのパワーで事業そのものが変わるということです。
各社も様様なデジタル投資やICT化の推進を進めていますが、まだまだ改善レベル。
2018年、経済産業省は、日本の多くの企業のDXは、形式的であり、「なんちゃってDX」「DXもどき」であることに対して警鐘を鳴らしています。
60分でわかる!DX最前線
兼安暁著 技術評論社刊 1100円+税
DXの解説本は、書店でコーナーが出来るくらいの人気です。
同書は、その中で最も分かりやすい解説、イラスト入りの読みやすい装丁で、最もコスパが高い一冊だと思います。
目次
Chapter1 DXの最新状況
Chapter2 DXの基礎知識
Chapter3 ビジネスモデルの変革
Chapter4 DXによる新規事業の開発
Chapter5 DXによる既存事業の変革
Chapter6 業種ごとのDXによる変革
Chapter7 DXで進めるためのステップと事例
Chapter8 DXの今後の展開
著者が同書の中で一貫して主張しているのが、「DXは、サバイバルのためにビジネスモデルを更新し続けるための手段、ウェポンである」ということ。
トランスフォームし続けなければ、脱皮し続けなければ、その会社の明日はないと言います。
同書では、ディープテック、MA、マイクロファクトリー、HRテックなどをカラーの図解入りで分かりやすく解説。
また、業種ごとのDX変革についても詳細にまとめています。
製造業、医療産業、食品産業、教育産業、不動産産業、土木建設業、農業、エネルギー産業、広告業、小売業についてのDX事情をコンパクトに説明しています。
ナントカ・テック・・・DXのジャンルです。
これらの業界で働く人、必読の一冊です。
コロナでテレワークや在宅勤務が普及しましたが、DXによる企業の変化は比べ物にならない大変化を起こすように思います。