能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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シルバー人材センターで「再起動!!」人生の先輩がたが生涯現役で活躍されています!働き続けるということ

2022年11月17日 | マネジメント

広島市の中心部を流れる京橋川。

そのリバーサイドでシニアの方々が、草刈りの作業をされていました。

決して手を抜かず、真剣そのものの職人さんたち。

人生の先輩がたが生涯現役で活躍されている姿に感心した次第です。

 

シルバー人材センターは、国、都道府県知事の指定した公益法人。

60歳以上の高齢者に対して、臨時的、短期的な就業(月10日程度)、軽易な業務(週20時間)を確保、提供するミッションを有しています。

平成28年の高齢者雇用安定法の改正により、週40時間までの業務の提供が可能になりました。

これは、もうフルタイム就業ですね。


トラックに貼られているステッカーの「再起動」というフレーズもとても良いと思います。

今はやりのリスキリングにも通じるところがあります。


高齢者の方が付けるステッカーもトラックにしっかりと貼られていました。

 

入社の時には、60歳定年というのが約束だったのに、いつの間にか65歳に・・・。

そして、高年齢者雇用安定法の改正により、いつの間にか企業には定年70歳の努力義務が課されました。

年金の受給年齢も、基本65歳。

もともとは60歳で受給権が発生するわけで、現在の59歳未満の人は厚生年金の被保険者は500万円~800万円程度は損していることになります。

この不利益変更は、フランスやイタリア、スペインであれば大暴動が起こり、街では車をひっくり返して火をつけられるということになると思います。

民度の高い日本人・・・少子高齢化による国家の危機に対し、年金受給の先送りという痛みを受け入れました。


友人は、60歳で隠居する!と言って本当に仕事を辞めました。

でも、SNSの更新もないのでメールしてみると、「暇で、ヒマで・・・」という回答。

「サラリーマンには、もう飽きた、社畜からはもう卒業」と言って辞めたのに、趣味のゴルフだけの生活にも飽きたとのこと・・・笑。

どうなんでしょうかねえ。

米国や英国では年齢での差別が法で禁止されており、何歳だから定年ということはありません。自分の意思で自分の定年を決める・・・彼の生き様も当然にありだと思います。

人生100年時代・・・生涯現役で貫きたいものですね。


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