能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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物流危機が創る未来 始動フィジカルインターネット・・・日経ビジネス誌の特集記事 各社ごとに個々でやっていた物流、ロジスティクスが新しいステージに

2024年09月20日 | マーケティング

2024年問題・・・労働法の改正でトラックトライバーの時間外労働の規制が入り、物流に支障が出てくるという課題です。

それでなくとも少子高齢化や人口減少でドライバーの数も減少する中、国内の物流は限界を迎えています。

人が殺し合う戦争でも、ロジスティクスが機能しないと負け戦になってしまいます。

日経ビジネス誌2024.9.16号の特集記事は、「物流危機が創る未来 始動フィジカルインターネット」。

今、日本の物流が抱える課題解決に向けての道筋を示しています。

Contents

Part1 伊藤忠が異業種結集 無駄な空間を収益に

Part2 既成概念打ち破る3つの地殻変動

Part3 DXで物流が変わる AIで感性も分析

Part4 生産は出荷から逆算 呉越同舟の共同配送

Part5 関連法制は厳格化 放置すれば懲罰も

 

フィジカルインターネットとは、インターネットのパケットや結節点のようにロジスティクスを構成し、ムリ・ムダ・ムラのない物流体制を作り上げること。

世界でも例を見ないPIを、伊藤忠商事やKDDI、三井不動産、三菱地所などがコラボして構築しようとしています。

さらに、ダブル連結トラック、パレットの規格統一、共同配送というイノベーションで呉越同舟の流通システムを完成させようとしています。

環境に優しい、低コストで合理的な物流システムが出来上がるといいですね。

そして、ここからは日本の真骨頂・・・量子コンピューティング、需要予測AI、ビッグデータ活用などのDXが加われば世界最高水準の物流体制が出来上がります。

すでに、NEC、花王、ダイキン工業などが実装に向けた研究開発を進めているそうです。

また、これからはCLO(チーフ・ロジステック・オフィサー/物流最高責任者)の任命が義務付けられるかもしれないとのことです。

各社ごとに個々でやっていた物流、ロジスティクスが新しいステージに入ります。


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