「法華経」こそが第一の教え

2015年10月29日 21時40分57秒 | 沼田利根の言いたい放題
ソ連が崩壊した時点で、国際社会は共産主義思想に「ノー」を突き付けたように思われた。
つまり、共産主義思想の矛盾や限界を国際社会は再認識したのではなかったのか?
だが、日本の共産主義思想は、ソ連とは一線を画くするとして、延命し今日に至る。
日本人は大きな変化をこの好まない国民性である。
つまり、変われない国民性なのだ。
厳しく言えば「誤り」を「誤り」と認められない国民性とも言えるのではないだろうか?
それは、仏教思想にも言及できることだ。
教主・釈尊が自らの教えの中で「法華経」こそが第一の教えと言明しているのに、日本の多くの仏教界はそれを容認していないのだ。

沼田利根



ドクターコールで損害賠償
JALは自社で負担

「臨機応変に」「独自プログラム導入」
各社で取り組み様々

m3.com 2015年9月7日 (月) 配信 成相通子、高橋直純(編集部)/医療維新
 「お医者様はいらっしゃいますか」――。飛行機や新幹線などで、急病人が発生した時、医師に協力を求めるドクターコール。それに「応えたくない」と考える医師がいるのは事実。検査や治療の手段が限られる上、何らかの問題が生じた場合に責任を取られるなどの懸念があるからだ。
 m3.com編集部が国内外の航空会社に対し、急病人が発生した場合の対応方法に関して取材したところ、その公表の有無を含め、航空会社により大きな違いがあることが分かった。その取材結果を紹介する。

■損害賠償があれば、JALは原則「自社で負担」
 ドクターコールに応じるか否か悩む原因の一つが、問題が起きた時の責任の所在のあいまいさだ。医療訴訟が身近になる中、善意で引き受けたドクターコールでも、その対応に問題があったとして損害賠償請求を受けるではないかとの懸念がある。
 m3.com編集部が国内外の航空会社約10社に対して取材し、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、AIR DO、デルタ航空の4社が回答を寄せた。そのうち、責任問題について明確な回答を得られたのは、JALのみ。
 同社は、「航空機内における医療行為は、場所的な制約、利用できる医薬品、医療器具、その他、多くの制約下で緊急的に行われる診療で、その行為に要求される注意義務は軽減される」とした上で、「当該医療行為に起因して、賠償請求が発生した場合には、原則として当社が賠償金と関連する訴訟費用を負担する」と回答。医師がドクターコールに応じて損害賠償請求をされても、原則的に医師は賠償責任を負わないようになっているとした。
 一方で、ANAはドクターコールに関する規定はあるものの、「社内規定なので公開していない」として回答を控えた。他の航空会社も、「回答は差し控える」との答えや、明言を避ける内容だった。
 医師がドクターコールに応えた後、乗客の転帰を伝えるなどの対応や謝礼については、どの社からも、具体的な回答は得られなかった。規定があっても公開できないとする答えや、明確に決まっておらず、「臨機応変に客室乗務員が対応する」との回答だった。
■“ドクター・オン・ボード”プログラム
 医師が積極的にドクターコールに応えられるように、医師であることをフライト前に登録してもらった上で、航空運賃の割引などを提供したり、法的責任の免除を明らかにするプログラムも、海外の一部の航空会社が導入している。
 ルフトハンザ航空やオーストリア航空が実施しているのが、医師の事前登録制度「“ドクター・オン・ボード”プログラム」。ルフトハンザ航空の場合、医師は同社のマイレージサービスに参加した上で、インターネットサイトから、医師免許と専門医認定証のコピーなどを登録する。付与された登録番号を使ってフライトを予約し、そのフライトで急病人が発生した場合に、乗務員が乗客の医師にコンタクトする仕組みだ。
 登録した場合はマイルのプレゼントや、次のフライトの割引などのサービスが受けられるほか、同社が提供する航空・渡航医学、緊急医療に関する有料のセミナーに参加することもできる。万が一、医療措置を施した患者に訴えられた場合は、同社の保険でカバーされる。
ただ、このような取り組みをしている会社は、国内外を問わず依然として少ない。
■24時間体制の医療アドバイス提供
 では、急病人が発生した時、そもそも医師が同乗していない場合はどうするのか。ANA(国際線)とデルタ航空は、外部の医療関連会社と契約しており、緊急の場合は、無線などの通信手段で医療アドバイスを24時間体制で受けられるようになっているという。
 ANAは、国際線に関しては米国アリゾナ州フェニックスにあるMedAire社のMedLinkを契約。24時間無線で交信して専門の医師からの医療的アドバイスを受けられる。
 デルタ航空が契約するのは、ピッツバーグ大学メディカルセンターが提供する民間の緊急医療サービス「STAT-MD」。所属医師が搭乗許可や機内での急患に関するコンサルティングを提供しており、そのようなサービスと乗り合わせた医師の双方からアドバイスを受けて、客室乗務員が「的確な行動を取れるように訓練を受けている」という(同社広報室)。
 このような医療アドバイスは、一定程度有効かもしれないが、直接患者を診ることはできない。両社も急病人が発生したら、ドクターコールを行うとしている。
 ICAO(国際民間航空機関)によると、世界の航空旅客数は年々増加し、10年前と比較して約2倍の30億人以上に。さらに、医療技術の発達による高齢人口の増加などで医療を思わぬ所で必要とする人々も増えているだろう。航空機内での急病人対応はますます重要になっているが、乗り合わせた医師の善意に頼っている状態だ。

「法華経」こそが第一の教え

2015年10月29日 21時40分57秒 | 沼田利根の言いたい放題
ソ連が崩壊した時点で、国際社会は共産主義思想に「ノー」を突き付けたように思われた。
つまり、共産主義思想の矛盾や限界を国際社会は再認識したのではなかったのか?
だが、日本の共産主義思想は、ソ連とは一線を画くするとして、延命し今日に至る。
日本人は大きな変化をこの好まない国民性である。
つまり、変われない国民性なのだ。
厳しく言えば「誤り」を「誤り」と認められない国民性とも言えるのではないだろうか?
それは、仏教思想にも言及できることだ。
教主・釈尊が自らの教えの中で「法華経」こそが第一の教えと言明しているのに、日本の多くの仏教界はそれを容認していないのだ。

沼田利根

虐待を受けて育った徹

2015年10月29日 18時07分26秒 | 創作欄
詩人の萩原朔太郎は衝動不審と想われ、当時の官憲に職務質問を受けたそうだ。
徹は中学の担任を憎悪したように、精神を圧迫するような存在を忌んでいた。
虐待を受けて育った徹の一番身近の憎悪の対象は母親であった。
ヒステリックな母親は近所に響く怒鳴り声を上げ、徹の頬に平手打ちを食らわするのが常であった。
「可哀想に、鼻血が流れているじゃないか!それ以上折檻をしたら、徹ちゃんは死んじゃうよ」と隣のお福ばあさんが見かねて止めに入る。
「唇も切れているじゃないか!」と未亡人の峯田徳子も何時ものことかと、呆れかえる。
母親の咲子は時代錯誤の想念に囚われていた。
 「日本は負けるはずのなかった戦争に負けた。日本男児は強く育てなければならない。明治維新の時代の志士たちのように」
誰も賛同するはずのない身勝手な思い込みであった。
真冬なのに、井戸端で息子を裸にして、水を被させもしていた。
5歳の幼児は当然、震え上がったが母親は容赦しない。
「何万人に1人いるかどうかの異常性格者だ」と陰口を叩く者も居たのだ。
しかも狂言グセもあった。
夫の信雄は旧制の中学校も卒業していなかったが「高等商業学校卒だ」と言いふらしていた。
元文学少女であったことから、自分の素性や生い立ちまで創作まがいに脚色していたのだ。
群馬県の吾妻郡六合村の疎開先から上京した翌年の昭和23年、徹に対する母親の悪夢の折檻はピークに達していた。




10月27日「医薬品・医療機器等安全性情報」No.327

2015年10月29日 14時04分51秒 | 医科・歯科・介護
┏━━━━━━━━━━━【PMDAメディナビ】━━━━━━━━━━━┓

「医薬品・医療機器等安全性情報」発出のお知らせ (2015/10/27配信)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

本日、「医薬品・医療機器等安全性情報」が発出されましたので
お知らせいたします。

2015年10月27日「医薬品・医療機器等安全性情報」No.327
http://www.pmda.go.jp/files/000207956.pdf

登録時に「医薬品・医療機器等安全性情報」について
添付ファイルの配信を希望された方には、ファイルが添付されて配信されます。


(No.327の内容)
1.酵素電極法を用いた血糖測定器等の使用について
測定原理として酵素電極法を用いた血糖測定器等の使用に際して
採血方法等の注意喚起を行うため、使用上の注意の改訂が行われました。
本号ではその内容について紹介されています。

2.医療事故の再発・類似事例に係る注意喚起について
平成26年7月1日から平成26年12月31日の期間に、
公益財団法人 日本医療機能評価機構が収集した医療事故等の情報を分析した結果、
再発が確認された事例について紹介されています。

3.重要な副作用等に関する情報
【1】アスナプレビル、ダクラタスビル塩酸塩
【2】アマンタジン塩酸塩
【3】ニボルマブ(遺伝子組換え)
【4】ナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害剤
平成27年9月15日に改訂を指導した医薬品の使用上の注意のうち
重要な副作用等について、改訂内容等とともに症例の概要等が紹介されています。

4.使用上の注意の改訂について(その268)
(1)フィンゴリモド塩酸塩 他(1件)
平成27年9月15日に改訂を指導した医薬品の使用上の注意について、
改訂内容、主な該当販売名等が紹介されています。

4.市販直後調査の対象品目一覧
平成27年9月末日現在の市販直後調査の対象品目が掲載されています。












numata727 さんが 2014年10月27日 に書かれた記事をお届けします

2015年10月29日 14時03分15秒 | 医科・歯科・介護

全員が問題行動を起こすわけではない

★子どもの問題行動「家庭でバランスよく育てられていない」親が子どもに無関心で、放任している。寂しさと愛情不足で、常に不安を覚え、心の中川勝洋会長が落ち着かない。満たされたい思いが、問題行動として思春期に表面化することもある。★子どもに期待を掛け過ぎて、あまりにも教育熱心な家庭のケース。しかし、過度な期待は、子...
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重みを増す日々の生活

厚生労働省の発表(10月1日)によると、2013年のわが国の健康寿命は、男性が71.19歳(対2010年比+0.78歳)、女性が74.21歳(同+0.59歳)に伸びたそうだ。 健康寿命とは、健康上の問題がなく日常生活を普通に送れる状態を指す。健康寿命と平均寿命の差は、男性で9.02年、女性で12....
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『長野県の長寿力』

長野県は、なぜ男女ともに“平均寿命日本一”になり得たのか?その理由を、阿部守一長野県知事が「食事」「生活習慣」「生きがい」「県政の取り組み」など、さまざまな視点から探る。>『長野県の長寿力』(安倍守一、ワニブックス、2014年)長野県知事の安部さんが『長野県の長寿力』を発刊した。長野県は男性80.88歳、女性...
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人間の尊厳を守る絆は福祉社会の生命線

strong>ユマチュードフランス生まれの「ユマチュード」によるケアの効果入院中の認知症患者が別人のように生き生きと明るくなっていく。フランス生まれの「ユマチュード」によるケアの効果だ。フランスで考案された認知症ケアの方法です。見る、話しかける、触れる、立つという4つの方法が柱となっています。認知症の人の人格...
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遠隔医療の実用化へ

日本遠隔医療学会のシンポジウムで公明党の秋野公造参院議員が講演公明新聞:2014年10月26日(日)付 公明党の秋野公造参院議員は25日、長崎市の長崎大学医学部で行われた日本遠隔医療学会学術大会のシンポジウムに出席し、医療の質向上について講演を行った。 この中で、秋野氏は、胃がんの原因となるピロリ菌の除菌につ...
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幸福や人生の意味を失いかねない現代

★人間は深化する。「年を取ると、人は衰える−そう捉えがちだが人間には、加齢とともに進化する能力もある」★「できないこと」を嘆くよりも、「今できること」に喜びを感じる人生でありたいものだ。★現代の教育の理念に求められているものは何か?「子どもの無限」の可能性を引き出して幸福な人生へと導くことだ。★中国の歴史に一...
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「文化・精神の道」のシルクロード

シルクロードは、アジアとヨーロッパを結ぶ交易の道であった。交易に中国のシルク(絹)が主に扱われていた。シルクロードと名づけられたが、この呼称は、ドイツの地理学者が提唱したものだ。シルクロードは、物質的な貿易の道だけでなく、東洋と西洋の文化交流の道であった。そこでシルクロード研究は、言語学、人類学、科学技術、主...
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農業、医療の改革後押し 自民、規制緩和で初会合

共同通信社 2014年10月24日(金) 配信  自民党は23日、新設した「規制改革推進委員会」の初会合を党本部で開いた。族議員の抵抗が強い農業や医療分野の規制緩和策などを議論し、政府が進める改革を後押しする狙い。提言をまとめて政府に提出することも検討する。 委員会は、稲田朋美政調会長が本部長を務める自民の...
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肝硬変を自分の歯で治療 



 日本歯科大再生医療研究チームが前臨床実験成功2014/10/22 11:39 日本歯科大学の八重垣健教授の再生医療研究チームが、ヒトの乳歯や永久歯の歯髄から得た幹細胞を、肝臓の細胞と同じ性質を持つ肝臓様細胞に変化させマウスに移植し、肝臓の再生・肝硬変の治癒に成功した。 「歯髄」とは歯の神経部分のこ...
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救命率アップに効果あり! ドクターカーシステム



★新聞は多様な考えや判断材料を提供し、健全な言論空間を形成する役割を担う。ただ、その機能を具体化する記者が自省力を失うと、データや素材の選択に予断を持ったり、バイアスが加わることは珍しくない。その葛藤を克服しなければ、知る権利の代行者、民主主義の維持装置としての新聞の社会的責任を果たせない。(明)★ドクターカ...
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もうダメだとか「決めつけない」ことが大事

批判されることよりもつらいのは、実は「無視」されること孤立無業から抜け出すには、会社でもない、家族でもない第三者との関わりが必要です。今の若者たちは、学生時代からできるだけ失敗しないように育てられ、失敗を恐れているように感じる。でも実際に働くと失敗はつきもの。人や社会のつながりの中で、時には失敗経験も積みなが...
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若者の誰もが無業に陥る可能性がある

無業社会と向き合う 〜今できること・目指すところ〜 若年無業者の増加は顕著で、今や、若者たちの16人に1人が無業状態にあるといわれています。自立支援を受けた当事者と、そのご家族に対して調査を行ってきました。それによれば、彼らの多くは決して怠けているわけではなく、ほとんどが働くことへの意欲を持ち、実際に7割以上...
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ビジネスにも役立つ!?

2015年10月29日 14時00分45秒 | 社会・文化・政治・経済
橋下徹の維新の党批判に学ぶ「伝え方の極意」(上)

政治ジャーナリスト・松井雅博

■維新を猛攻撃する橋下徹の「正論」は
どこまで伝わっているのか?

維新の内紛が泥沼化している。舌鋒鋭く維新の党執行部を批判する橋下徹市長の「正論」は、受け入れられるのか。橋下流「伝え方の極意」を検証する Photo:読売新聞/アフロ
「維新」の内紛が止まらない。
 10月24日、党執行部が出席せぬまま、除名されたはずのいわゆる「大阪派」議員たちと彼らを支持する党員たちなどによって臨時党大会が開催され、維新の党の新代表に馬場伸幸衆議院議員を選出した上で,「解党」が決議された。一方、現執行部はこの大会は無効と主張。お互いに法的措置も言及する泥沼試合と化した。この分裂劇が始まったのは、つい2ヵ月前である。
 8月27日、橋下徹氏は突如維新の党から離党しながらも、「党を割るつもりはない。大阪ダブル選挙に集中する」と明言していた。にもかかわらず、一転して新党の設立を宣言。その後、次第に自らが設立したはずの維新の党に対する批判のトーンをヒートアップさせていった。
 その後、政党交付金を分ける「分党」の形をとるか否か、また「維新」の看板を新党に返上するか否かをめぐって論争となり、10月14日、ついに党執行部は、片山虎之助参議院議員、東徹参議院議員、馬場伸幸衆議院議員の3名及び大阪府総支部所属の国会議員9名を除名処分とし、大阪維新の会の地域政党としての指定を解除した上で、大阪府総支部所属の市長・府市町議会議員153名を除名処分とした。
 これが火に油を注ぎ、除名された議員らは「そもそも松野頼久代表の任期は9月末までであり、10月1日以降の決定は無効だ」として、臨時党大会の開催を要求。泥沼化する争いの中で、ついに橋下徹氏は「維新の党は解党するしかない」との考えを示した。
 正直、この内紛劇を傍目で見ている有権者の中には、「いったい何が起きているのかさっぱり理解できない」という方が多いのではないだろうか。
 安保法制をめぐって「野党再編」の流れが醸成されるなか、ダブル選挙を前に「維新純化」を志向する「大阪派」が反発した、という構図はわかるが、ダブル選挙を前にここまで激しい内紛劇を展開する必要が、どこにあったのか。
 お互いに自らの言い分を「正論」として理屈を展開しているが、その「正論」はどこまで人々に伝わっているだろうか。その答えは、今回の内紛劇の帰結によって明らかになるのだろう。
 ただ、今回も筆者が興味深く観察しているのは、当初は「無茶な言い分」としか思えないような主張を展開するものの、いつの間にか聞いている側に説得力を感じさせてしまうという、橋下氏独特の「伝え方の妙」である。
 過去、自らの発言で窮地に立たされたこともある橋下市長だが、その歯に衣着せぬ物言いには、批判ばかりでなく賛同の声が寄せられることも少なくなかった。こうした従来の政治家とは一線を画した「伝える力」が、これまでの幾多の政争の中で、橋下氏が政治生命を保つことができた重要な要素の1つではないかと、筆者は考えている。
 そこで本稿では、いつもと趣向を変え、今回の内紛劇の意味を「橋下徹流の伝え方」を軸にして客観的に観察してみたい。そして、かつて大手コンサルタントファームに勤務した筆者の経験も交えながら、ビジネスパーソンの読者諸氏が仕事で必要とする「プレゼン力」に橋下流の伝え方をどう応用できるかについても、言及してみたい。
■ビジネスに見る「80対20の法則」
なぜ正論は伝わりにくいのか?
 まず、人にモノを伝える際に陥りがちな落とし穴が、「正論」は必ず相手に受け入れてもらえる、という思い込みだ。今回の内紛劇で言えば、橋下徹大阪市長も、松野頼久・維新の党代表も、どちらも自らの言い分こそが正論だと信じて疑っていないだろう。
 橋下徹大阪市長の正論はこうだ。維新の党が民主党に吸収されてしまうことへの危機感を背景に、維新の存在価値を主張し、いわゆる大阪派議員を一方的に処分した執行部は、そもそも9月末に任期が切れており、10月1日以降の執行部の決定は無効である、という理屈だ。党代表の任期延長は党規約に記載された「重要な事項」であり、それは党大会で決められるもの、と主張している。
 確かに、一見正論である。これを橋下徹市長独特の切れ味鋭い言葉で主張されれば、多くの人が納得することだろう。
 ただし、小難しい法律論はさておき、少し冷静に考えてみれば、「素直に受け入れられない」と感じる点もある。9月末で執行部の任期が切れることを知っていたならば、なぜ臨時党大会をもっと早く開かなかったのか。任期が切れたはずの執行部と、10月1日以降に協議を続けていたのは何だったのか。また、維新の党を「統治能力がない」と断罪するが、その党を設立したのも今のメンバーを選任したのも、他ならぬ橋下徹市長自身ではなかったか。
 一方、松野頼久代表側の正論はこうだ。橋下徹市長は維新の党を離党した立場でありながら、党の内乱を煽り、党執行部への批判を繰り返した。松野代表からすれば、とんだ災難とも言える。確かに橋下徹市長が主張するように、「永田町病」にかかった議員が維新の党内部にいるのは事実だと筆者も思う。だが、正直「何を今さら」という感もある。
 しかしながら、松野代表側の正論も、見方を変えれば受け容れられない気持ちになる。そもそも、維新の党が橋下徹市長のカリスマによって成り立っている政党であることは周知の事実であり、残念ながら橋下徹市長が離党した時点で、すでに勝負の命運は決まっているようにも思える。
 様々な議員の主張を眺め、一連のケンカを俯瞰した上で筆者の私見を述べれば、「解釈の問題なので一概にどちらが正しいとは言えない」ということだ。「刑事告訴だ!」と双方が法律論を振りかざすなら、それは法廷で裁判官に判決を求めるしかない問題であり、今の段階では双方に言い分がある。言い換えれば、どちらも「正論」であり、どちらの主張にもそれなりの理屈が付けられている。すなわち、正論はつくろうと思えばいくらでもつくれる、ということでもある。
 なぜ、正論なのに容易に伝わらないのか。理屈を付けるほどに泥沼化し、ますます相手に届かなくなる理由は、そもそも立場が変われば正論が正論でなくなるということ以外に、3つの理由があると筆者は考えている。
 第一に「利害衝突」である。今回のケースで言えば、「政党交付金の奪い合い」という利害の衝突があった(ただし、途中で税金の奪い合いに見えてしまうことに気づいた橋下徹市長は、「政党交付金を国庫に返済する」との主張を展開した)。
 第二に「感情的対立」である。お互いに不信感を持った状態では、相手の意見に聞く耳を持たない。どうやって相手を言い負かしてやろうか、という点ばかりに注力してしまう。
 そして第三として、「人は自分が思っているほど相手の話を聞かない」ということだ。相手に何かを伝えようとするときは、そもそも「伝わらない」ことを前提に話した方がよい。そのことを認識すべきだ。
 ビジネスの世界には、「80対20の法則」(エイティ・トゥウェンティ)という言葉がある。人を説得するのには100%の正しさは必要なく、80%の人を納得させるには20%程度の正しさで十分、という意味である。筆者自身、マッキンゼー時代には多くの経営陣に向けて提案書や報告書を書いたが、相手に刺さったプレゼンのほとんどは、中身の正当性を認識させたというよりも、全体のストーリーの伝え方がうまくいったことにあったように思う。
■正論よりも戦っている雰囲気を出す
政治で有利になる「伝え方」とは?
 ビジネスの世界より、政治の世界の方がさらに求められる正論の率は低くなる。企業と株主の関係であれば、株主は経営の素人ではあるものの、その企業の経営に自分の資産が直接左右されるので、経営陣の話や株価の動きに注目する人が多いだろう。しかし、政治における有権者は政治の世界に直接的な利害関係がないと思っている人が多いので、あまり中身を理解しようとしない。
 有権者が注目せず、話もあまり聞かないので、政治家も「有権者など適当にあしらっていればよい」という考えになる。「政策など語らず、駅前で自分の名前を連呼していればいい」という短絡的な考えに陥っていく。適当に政敵をラベリングし、派手に批判していれば議員であり続けられる。これが「政治屋」が世にはばかる原因である。
 今回の内紛劇を見ても、橋下徹市長にとって正論はどうでもよく、ただなんとなく「戦ってる雰囲気」だけを意図的に人々へ伝えているように見える。これが政治の世界の特徴であり、それを今の政界で最も頻繁に駆使しているのが橋下徹流の「伝える技術」ではないか。そして、この「伝える技術」は政治の世界以外にも応用できるはずだ。
■中身よりも「伝え方」が大事
人を惹きつける3つのポイント
 筆者自身、ラジオパーソナリティとしてマイクの前に座ったり、マッキンゼーアンドカンパニーでロジカルプレゼンテーションを求められたり、研修講師として「伝え方」を新入社員などに講義した経験を持つ。その経験から学んだ、人に「伝える」ために気を付けるべきポイントを、維新の内紛劇を題材にしてエトス(個人の特質)、ロゴス(論理性)、パトス(感情)という3つの観点から説明したい。
 冒頭でも述べた通り、橋下徹市長の言葉はよくも悪くも相手に「よく伝わる」と思う。
 その理由は、橋下徹市長が自らの「個性」を磨き、それを抑えることなく発揮しているからである。逆に、役所の文書や電機メーカーが商品に添付する家電の説明書などは、非常に読みにくいと感じる人が多いだろう。なぜなら、万人に誤解を与えないようにわざと文章から個性を殺してしまっているからである。
 人への伝え方には「個性」がある。橋下徹市長のような攻撃的なスタイルが似合う人もいるが、筆者が同じような物言いをしたら一瞬で嫌われてしまうだろう。したがって、「伝え方」のスキルは個々人の特性に応じて身につけねばならないのだが、読み書き双方で使え、おそらく多くのケースで有効なエトスを3つ紹介したい。
 1つめは、「短い言葉を使え」ということだ。橋下徹市長は情報発信を文字制限のあるTwitterで行っている。短い言葉でズバズバと持論を展開する様は実に小気味が良く、切れ味が鋭い。ビジネスの世界でも「エレベータートーク」という言葉がある。コンサルタントは、エレベーターの中でばったりクライアントに出会った場面を想定し、30秒程度で自分の言いたいことを伝えるよう訓練させられる。また「1スライド1メッセージ」という言葉があり、基本的にパワーポイントで資料を作成する場合にも、1枚に込めるメッセージは1つだけであり、伝えたいことは1行で表現せねばならない。なぜなら、それ以上の分量は「伝わらない」からだ。

輸血で慢性E型肝炎 

2015年10月29日 13時58分24秒 | 医科・歯科・介護
 移植時に感染、国内初 
厚労省研究班の調査

共同通信社 2015年10月26日 (月) 配信

 肝臓移植に伴う輸血でE型肝炎ウイルスに感染し、2人が慢性肝炎を発症していたことが、厚生労働省研究班の全国調査で26日までに分かった。輸血での同ウイルスの感染例はあるが、国内で慢性E型肝炎の発症が明らかになったのは初めて。移植後は拒絶反応を避けるために免疫抑制剤を投与しており、免疫の低下が慢性化に関係しているとみられる。
 豚の生レバーなどでもうつる同ウイルスは急性肝炎を起こすことがあるが、肝硬変や肝がんにつながる慢性肝炎にはならないとされてきた。2人は治療で回復しているという。移植に際し、輸血や臓器提供者の同ウイルス検査の必要性を指摘する声が専門家から出ている。
 日本赤十字社などによると、献血での同ウイルス検査は、陽性率が比較的高い北海道でだけ実施。研究班の大城幸雄・筑波大講師は「移植手術で輸血が必要な際には、他の地域からの献血の検査も検討すべきでないか」としている。
 研究班は、肝臓移植を実施している全国17機関で、通院中の移植後患者1893人を対象に調査したところ、生体肝移植を受けた60代女性と40代男性の計2人が慢性肝炎を発症していた。
 移植前後の2人の血液や、臓器提供者の血液などを詳しく調べると、移植手術時の輸血が原因と判明した。現在は抗ウイルス薬の投与で回復しているという。
 また腎臓や心臓移植に関しても、本格的な調査に乗り出す。筑波大の大河内信弘教授は「E型肝炎は分かってないことも多く、研究を進めるべきだ」としている。
 ※E型肝炎: E型肝炎ウイルスを原因とする感染症。症状は急な発熱や吐き気、だるさなどで、平均的な潜伏期間は6週間。特別な治療法はなく、対症療法が中心となる。急性肝炎を引き起こすほか、妊婦や高齢者は重症化する率が高いとされる。一方で症状が出ないこともあり、通常は慢性肝炎になることはない。主に汚染された食べ物や水から感染する。肉の生食はリスクが高いとされ、今年から豚生レバーなどの提供が禁止される一因となった。過去には輸血で感染した例もある。













薬局、患者の身近な場所に 

2015年10月29日 13時57分04秒 | 医科・歯科・介護
 厚労省、病院前から移行を
共同通信社 2015年10月26日 (月) 配信

かかりつけ薬局を目指す
 厚生労働省は23日、薬剤師と薬局の役割を患者に身近なものとして強化する「患者のための薬局ビジョン」を公表した。「2025年までに全ての薬局がかかりつけ薬局としての機能を持つことを目指す」と明記し、病院前で開業する「門前薬局」を徐々に患者の生活圏内に移し、複数の薬局が連携して夜間・休日や在宅医療に対応できる態勢づくりを提言した。
 患者が薬を飲み残したり、薬を重複して受け取ったりする無駄を防ぐため、携帯電話やスマートフォンを活用した「電子版お薬手帳」を普及させることも掲げた。かかりつけ薬局が情報通信技術(ICT)を活用し、患者の過去の服薬履歴や全医療機関の薬の処方情報を把握できるようにする。紙の手帳よりも患者が持ち歩きやすい利点がある。
 かかりつけ薬局は個人のライフスタイルにより職場の近くなどでも選べる。高齢者や生活習慣病の人、妊婦、乳幼児は服薬歴を管理する必要性が高いため、かかりつけ薬局が「特に重要」とした。
 政府の経済財政諮問会議では5月、民間議員が「薬局が多すぎる」として数を減らすよう指摘したが、厚労省は今回のビジョンで薬局数の削減には触れなかった。











やせ薬を不正販売の疑い

2015年10月29日 13時55分31秒 | 医科・歯科・介護
 麻薬取締部が医師逮捕

共同通信社 2015年10月26日 (月) 配信
 肥満の治療薬を不正に販売したとして、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部が麻薬取締法違反の疑いで、東京・六本木でクリニックを経営していた医師渋谷雅彦容疑者(57)=東京都港区=を逮捕していたことが26日、分かった。
 逮捕容疑は7月、向精神薬に指定されている薬「マジンドール」1万8千錠を、中国人ら3人に440万円余りで不正に販売した疑い。「金が欲しかった」と容疑を認めている。
 麻薬取締部によると、マジンドールは中枢神経を刺激して食欲を抑える効果がある。ただ、覚せい剤と類似した依存性があるため、重度の肥満患者にしか処方が認められていない。
 昨年から大量のマジンドールを仕入れ、中国人らに販売していたという。














恐怖や絶望が自分の限界を超え、理性が崩壊

2015年10月29日 13時48分24秒 | 創作欄
女児焼死 20ぶり母ら釈放

「うその自白をしたことは人生最大の後悔だ。恐怖や絶望が自分の限界を超え、理性が崩壊した。
うその自白でお母さん(青木恵子さん)を巻き込んだことを謝りたい」朴龍晧(ぼくたつひろ)さん。

大阪・東住吉区の女児焼死:20年ぶり、母ら釈放 朴さん「うその自白後悔 ...
mainichi.jp/shimen/news/20151027ddm001040165000c.html
1日前 - 大阪市東住吉区で1995年に小6女児(当時11歳)が焼死した民家火災で、無期懲役刑が確定し服役していた母親の青木恵子さん(51)と、
内縁の夫だった朴龍晧(ぼくたつひろ)さん(49)が26日、逮捕以来約20年ぶりに釈放された。

なぜ、冤罪事件は繰り返されるのか?
自白の強要が冤罪事件の元凶なのだが・・・






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創作欄



ボクはその時、怯えていた。
中学1年のクラスでは度々、誰かの財布などが亡くなった。

「犯人は必ず、この中に居る!名乗り出るなら、今のうちだぞ、お前ら!」と担任の島田達郎が眼鏡の奥から警察官のような目を光らせた。
体操の時、教室は誰も居なくなる。
徹は外部の誰かが財布を盗んだのだろうと思っていたが、島田達郎の獰猛な野獣の目に怯えた。
島田は一人一人の目を穴があくように執拗に点検していく。
少しの怪しい気配を見逃すまいと凝視続けた。
徹に向ける島田の視線は他の生徒の三倍近い時間である。
恐れから徹は体が小刻みに震えた。
明らかに島田の目に挙動不審に映じる。
「坂田、お前こちらに来い」
徹は疑われたのである。
「ボク、やってません」
「やってない!ウソをつくんじゃないよ。財布盗みましたって、お前の顔に書いてあるんだよ」
繊細な性格の徹は、しばしば脅迫観念に囚われ、誰かに陥れられるのではないかと恐れおののいていた。
それ現実のものとなったのだ。
徹はみんなの前で身体検査をさせらされた。
すれは屈辱であった。
徹は特に心を寄せてきた小西京子の視線を感じ顔を赤らめていた。
財布が当然出てこない。
島田は舌打ちをする。
「カバンの中に盗んだ財布はあるんだな!ここまでカバン持って来い。ふざけやがって、キサマて野郎はな!」声を張り上げながら、徹の腰に蹴りを入れる。
元日本陸軍の下士官上がりの横暴な教師であった。
そんな教師にあるまじき教師が昭和31年には存在したのだ。