メディアの課題と問われる判断力
エシカル・マーケッツ・メディア(倫理的市場メディア)
では、「持続可能な社会」の構築に貢献している企業や団体、活動などの情報を集め、発信しています。
人類は今、持続可能な未来を選択する岐路に立っています。
今年は、アメリカでも日本でも、災害や異常気象による災害が相次ぎ、多くの人々が心を痛めています。
エシカル・マーケッツ・メディアは、「人類の協調」といった、普遍的な理想を実現していくための情報です。
人生を生きていく上で、本当に知るべき大切な情報と、そうでみないものに区別がつきます。
人間としての成長にプラスにならない情報は、あまり関心をもつ必要はないのではないでしょうか。
教育においても、単に事実を詰め込むではなく、子どもたちが人生の目標について、それが人類全体の発展とどのように関わっていくか、ということを教えるのが大事です。
現代は、短期的な経済的利益を求めて築かれ、経済に支配されてきた社会だといえるでしょう。
お金やGDP(国内総生産)が、全ての尺度となる社会だ。
しかし、「富」というものは、一人一人の人間の可能性そのものであり、それはお金とは本質的に不可分でありません。
そのことに、多くの人々が気付き始めています。
私たちは、GDPモデルの経済市場主義から抜け出す転換点に立っている。
人としての思いやりや、知恵、自然に対する感謝の思いなど、人間の内なる豊かさにこそ光を当てる時です。
高い精神性基づく「哲学」を持つことです。
エシカル消費とは、人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られた商品を購入(消費)することです。
ヘイゼル・ヘンダーソン
(Hazel Henderson, 1933年 - )は、英国ブリストル生まれ、米国フロリダ州在住の未来学者、著述家、テレビ番組のプロデューサー。
30カ国以上の組織のコンサルタント。
カリフォルニア大学バークレー校・サンタバーバラ校の客員教授。
著書『WIN-WIN WOLRD』(日本語版『地球市民の条件』)によると、これからの時代は「勝ち・負け」のルールではなく、誰もが勝利する世界(win-win world)にするためという視座から経済活動を考えるべきであると考察している。