信が重要な重要性である

2022年06月08日 09時08分40秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼一人一人の常住不変の人格を平等に信じていく―カウントの哲学の思想にも通底する。

▼人類が人道的競争に向かう―「他を益しながら、自己も益する」

▼「人が人を信じることができない」という病理。
他者への不信が渦巻く世界にあっては、安心して共同生活はできない。
そこで、たどりついたのだ「信の確立」というテーマだ。

▼「信用」「信任」「信念」-日常生活のあらゆる面を支えているのが「信」である。

▼「不信」こそが、人間を差別し、分断している。

▼「自分が他人を信用できないのに、他人に自分を信用させるのは無理な注文である」
自他ともに互いを信じ合えなければ、共に、提携し、結合できないのは当然である。

▼現在の哲学や教育学でも「承認」というテーマが大きく注目されているが、他者から承認を受けることは、人間が成長する上で大事な出発点なのだ。

▼信が基本的に重要であり―信がない状況、つまり不信が蔓延する先にある社会では、いつ敵対行動が生まれないとも限らない。

▼他者への不信が渦巻けば嫉妬、軽蔑、誹謗闘争などの修羅場になってしまう。

▼今、ウクライナ危機を受けて、世界に「帝国主義」が復活しつつある。
相互不信が拡大し、対話が失われ、互いの「信頼「信用」「信任」が著しく損なわれている。
紛争・戦争こそが相互不信に起因しているのだ。