桧山進次郎】阪神浮上のポイントは野手陣に尽きる いかに苦手の1点差試合を競り勝っていくか

2022年06月13日 20時06分28秒 | 野球

6/13(月) 17:56配信 日刊スポーツ

再開するリーグ戦で、上位進出を目指すトラに必要なものは何か。

阪神一筋22年、4番や代打の神様として一時代を築いた日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(52)が緊急提言です。

4日間の交流戦ブレークを経て、17日のDeNA戦(甲子園)からリーグ戦が再開。すべては野手陣の奮起にかかっていると熱いゲキです。【聞き手=松井清員】

      ◇     ◇     ◇

 阪神は交流戦3連勝フィニッシュで12勝6敗と勝ち越し、再開リーグ戦に弾みをつけました。開幕当初は17戦1勝で最大16あった借金を6まで減らして最下位も脱出。Aクラスの広島まで2ゲーム差の4位に浮上しました。すべてはリーグ1位の防御率を誇る投手陣に尽きます。

 青柳がコロナの出遅れを取り返す無双の活躍で、西勇ら他の先発陣も状態が良い。アルカンタラらから湯浅、岩崎につなぐ勝利の方程式も確立し、安定した戦いができるようになりました。最近大敗が減ったのもその象徴です。

 となれば、再開するリーグ戦でチームが浮上するポイントは野手陣に尽きます。1点差試合が10勝17敗で完封負けが15回、うち0-1負けが半分の7回もあります。この数字が何を表すかというと、良い投手に当たるとからっきしで、先発の調子が悪かったり、リリーフの格が落ちたりすると点差を広げて勝つ。総得点が総失点を21点も上回りながらBクラスにいるのはそのためです。でも良い投手も攻略していかないと、絶対ここから上には行けません。

 一番の課題は先制されると8勝25敗1分けで、逆転勝ちがリーグ最少タイの9回という淡泊さです。1点でも先に取られると粘れない。だから1点差負けや0-1負けが多くなる。今は投手陣が頑張っていますが、いずれ我慢の限界がきます。暑い夏場、バテもきますから。野手陣はこれまでつくった大きな借りを今こそ返さないといけません。

 キーマンは野手全員です。相手が良い投手の時ほどとにかく粘る。1球でも多く投げさせる。走者は走るぞと見せかけ、注意力を分散させて甘い球を引き出す。自分がされてイヤなことを仕掛けることが重要です。チームが束になって、ジャブの連打で泥臭く1点をもぎ取りにいく。先制試合は21勝10敗です。阪神は投手陣が良いだけに、1点を先に取るか取られるかで展開が大違いです。1点差試合をモノにするには、この積み重ねしかありません。

 阪神は首位を走った昨年も交流戦を6連勝フィニッシュしましたが、再開したリーグ戦で失速した教訓があります。4日間のブランクを経て同一リーグの戦いに戻ると、セの各チームも交流戦の状態とは別物と考えるべきです。そのためにはあと2ゲームでAクラスとか、あと6で借金完済とか、目先の数字を追ってはいけません。大事なのはいかに苦手の1点差試合を競り勝っていくか。競り勝つことで、自然と借金が減り、5割も見えてAクラスに浮上でき、初めてその上も見えてくる。とてもしんどいことです。でもヤクルトは1点差試合が13勝5敗です。それを実行しているから今年も首位を走れている。良いお手本-


桧山進次郎】阪神浮上のポイントは野手陣に尽きる いかに苦手の1点差試合を競り勝っていくか

2022年06月13日 19時59分46秒 | 野球

6/13(月) 17:56配信 日刊スポーツ

再開するリーグ戦で、上位進出を目指すトラに必要なものは何か。

阪神一筋22年、4番や代打の神様として一時代を築いた日刊スポーツ評論家の桧山進次郎氏(52)が緊急提言です。

4日間の交流戦ブレークを経て、17日のDeNA戦(甲子園)からリーグ戦が再開。すべては野手陣の奮起にかかっていると熱いゲキです。【聞き手=松井清員】

      ◇     ◇     ◇

 阪神は交流戦3連勝フィニッシュで12勝6敗と勝ち越し、再開リーグ戦に弾みをつけました。開幕当初は17戦1勝で最大16あった借金を6まで減らして最下位も脱出。Aクラスの広島まで2ゲーム差の4位に浮上しました。すべてはリーグ1位の防御率を誇る投手陣に尽きます。

 青柳がコロナの出遅れを取り返す無双の活躍で、西勇ら他の先発陣も状態が良い。アルカンタラらから湯浅、岩崎につなぐ勝利の方程式も確立し、安定した戦いができるようになりました。最近大敗が減ったのもその象徴です。

 となれば、再開するリーグ戦でチームが浮上するポイントは野手陣に尽きます。1点差試合が10勝17敗で完封負けが15回、うち0-1負けが半分の7回もあります。この数字が何を表すかというと、良い投手に当たるとからっきしで、先発の調子が悪かったり、リリーフの格が落ちたりすると点差を広げて勝つ。総得点が総失点を21点も上回りながらBクラスにいるのはそのためです。でも良い投手も攻略していかないと、絶対ここから上には行けません。

 一番の課題は先制されると8勝25敗1分けで、逆転勝ちがリーグ最少タイの9回という淡泊さです。1点でも先に取られると粘れない。だから1点差負けや0-1負けが多くなる。今は投手陣が頑張っていますが、いずれ我慢の限界がきます。暑い夏場、バテもきますから。野手陣はこれまでつくった大きな借りを今こそ返さないといけません。

 キーマンは野手全員です。相手が良い投手の時ほどとにかく粘る。1球でも多く投げさせる。走者は走るぞと見せかけ、注意力を分散させて甘い球を引き出す。自分がされてイヤなことを仕掛けることが重要です。チームが束になって、ジャブの連打で泥臭く1点をもぎ取りにいく。先制試合は21勝10敗です。阪神は投手陣が良いだけに、1点を先に取るか取られるかで展開が大違いです。1点差試合をモノにするには、この積み重ねしかありません。

 阪神は首位を走った昨年も交流戦を6連勝フィニッシュしましたが、再開したリーグ戦で失速した教訓があります。4日間のブランクを経て同一リーグの戦いに戻ると、セの各チームも交流戦の状態とは別物と考えるべきです。そのためにはあと2ゲームでAクラスとか、あと6で借金完済とか、目先の数字を追ってはいけません。大事なのはいかに苦手の1点差試合を競り勝っていくか。競り勝つことで、自然と借金が減り、5割も見えてAクラスに浮上でき、初めてその上も見えてくる。とてもしんどいことです。でもヤクルトは1点差試合が13勝5敗です。それを実行しているから今年も首位を走れている。良いお手本-


大山悠輔は個人タイトルに集中、梅野隆太郎は「今シーズンはもうええよ」…阪神の選手たちが見据える“来季”

2022年06月13日 14時27分06秒 | 野球

6/13(月) 12:31配信 文春オンライン

開幕から9連敗を喫し、セ・リーグ最下位に沈み続けた阪神。だが、交流戦では3カード連続で勝ち越すなど調子が上向いてきた。

「6月3日の日本ハム戦では主砲の大山悠輔が1試合3本塁打と大当たり。6点差を逆転する勝利に、甲子園の満員の観衆は大盛り上がりでした」(阪神番記者)

 6月6日現在の借金は8で、5位の背中も見えてきた(※6/11に今季初の最下位脱出)。ここから一気に上昇気流に乗りたいところだが、選手の間では「この先、どんなに頑張っても優勝は無理や」と冷めた空気が漂っているという。

「やはり矢野燿大監督の退任発言が尾を引いており、『今年で辞める矢野さんをわざわざ胴上げしてもしょうがない』という声が多数を占めています」(同前)

 そんな選手たちは、早くもシーズン終盤のように来季を見据え始めている。

「目下のモチベーションは個人タイトルです。大山は昨年、新人の佐藤輝明に4番の座を一時明け渡し、その後も定着できず。今季も本職の三塁ではなく一塁や不慣れな左翼を守らされるなど不満を募らせ、最近は『本塁打を打って年俸を上げることに集中する』と割り切っています」(同前)

 一方の佐藤輝もフルスイングが目立つ。

「チャンスでも一発を狙うため、打率.276に対し、得点圏では.219とブレーキに。昨季盗塁王の中野拓夢もベンチが仕掛ける前に走るなど盗塁の“数稼ぎ”が目立つ。チームプレーに欠けるため、勝つときは大勝するが、1点差ゲームはリーグワーストの9勝16敗と、弱いチームの典型的なパターンにはまっている」(セ球団スコアラー)

「今シーズンはもうええよ。来年のために備えるわ」
 さらに上位浮上のために必要な正捕手、梅野隆太郎も5月18日に右脇腹の筋挫傷のため登録抹消。「悪化してしまう前に治療に専念する時間をいただきました」とコメントを出したが、

「10日後には二軍戦にDHで実戦復帰。翌日には先発マスクを被って元気にプレーしていたので、チーム内では“仮病疑惑”まで浮上しました」(球団関係者)

 梅野は実際、周囲に「今シーズンはもうええよ。来年のために備えるわ」と漏らしているという。

「大胆な配球が梅野の持ち味だが、基本に忠実なリードを好む矢野監督には評価されていない。昨オフはFA権を行使する寸前で断念し、3年契約を結んだものの、今季も坂本誠志郎との併用は変わらない。そのため『新監督のもとで頑張ろう』と気持ちを切り替えています」(前出・番記者)

 一方の矢野監督は「自分の采配で勝てないのがつらい」と漏らしているという。虎ファンの鬱憤は個人タイトルと来季の活躍で“ウメ”合わせてほしい。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2022年6月16日号

 


違いを超えた友情と信頼を育む

2022年06月13日 10時20分03秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽悩みや周囲の環境に翻弄されるべきではない。

▽根本的には、いかに生命力を高めるかであり、知恵を働かせて、最悪な事態を打破することだ。

▽人は縁に紛動やすいものだ。
先行きが見えない時代だからこそ、「新しい価値」を創造していくべきだ。

▽「新しい価値」とは、平和の創出であり、生命尊厳の価値基準に他ならない。

▽紛争や戦争に巻き込まれたどうなるのか。
遠い世界の問題ではない。
世界がいかに危機に直面したとしても、人々に希望の灯をともし続けるのが、国の指導者の役割でもある。

▽現代の世界においても、国境を越えた一人と一人の人間のつながりが、大切になっている。
どれだけ危機が深まっても、友情と信頼を育んでいかなければならない。

▽差異を見つけて差別するのが人間の「内なる悪」だ。
それがファシズムの根源である。

▽倫理と行動を分離しない。
深めた倫理は、実践してこそ価値がある。

▽生命を大切にする―確かな価値観が不可欠だ。
生命を抽象的に捉えるのではなく、あくまでも目の前の具体的な生命に関わっていくことだ。


阪神の「Aクラス入りは十分に可能」 一気に借金半減、球団OBは上位進出に太鼓判

2022年06月13日 09時59分55秒 | 野球

6/13(月) 6:45配信 Full-Count


交流戦で12勝6敗と大きく勝ち越し、借金「6」まで半減

 阪神は12日、オリックスとの“関西ダービー”を9-1で快勝し、同一カード3連勝を飾った。

投打がかみ合った最高の形で交流戦を締めくくり、4位に浮上だ。現役時代に阪神、ヤクルトなど4球団で21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「Aクラス入りは十分に可能」と分析した。

【動画】「伸びがメジャーなんよ」佐藤輝の一発は、インパクトからたった4秒で5階席へ

 猛虎の反撃が始まった。この日は3回に近本、佐藤輝の連続適時打で2点を先制すると、5回には大山が右前へ2点適時打を放ち追加点。そして、7回には佐藤輝が右翼席へ特大の13号3ランでダメ押し。投げてもガンケルが9回1失点の完投で今季3勝目をマークした。

 交流戦前は借金「12」の最下位だったが、パ・リーグを相手に12勝6敗と大きく勝ち越し借金は「6」と半減。

順位も4位に浮上したチームに野口氏は「なかなか点が取れない時期も続いたが、最高の形で交流戦を締めくくった。ヤクルトが絶好調ですが、この調子でリーグ再開を迎えればAクラス入りは十分に可能」と太鼓判を押す。

佐藤輝、大山の復調「リーグ再開後もこういった戦いを続けていければセ・リーグも面白くなる」
阪神・佐藤輝明(左)と大山悠輔【写真:荒川祐史】

 打線の中軸を担う佐藤輝、大山の復調が何よりも大きい。佐藤輝は11日のオリックス戦、8回にエース山本由伸から2点三塁打を放ち19打席ぶりの安打をマーク。そして、この日は特大の一発を含む3安打6打点の大暴れ。「今までは甘く入ってきたボールをミスショットしていたが、この2日間はパを代表する投手からしっかり捉えられた。最後にホームランで締められたのも、次につながるのではないでしょうか」と野口氏。

 交流戦で12球団最多の7本塁打を放った大山も好調をキープしている。第1打席で二飛、第2打席で中飛と変化球で打ち取られたが、第3打席は甘く入ったチェンジアップを逃さず、逆方向に運び貴重な適時打とした。試合の流れを呼ぶ一打を放ってきた主砲に「やられていた変化球を追い込まれた中でも捉えた。良いところで1本が出たのは大きい。状態も落ちているわけじゃない」と評価した。

 投手陣は青柳、西勇、伊藤将、ウィルカーソン、ガンケル、西純が安定し、中継ぎ陣も疲労回復のため抹消された湯浅が戻れば盤石の布陣だ。チーム防御率は首位のヤクルトを上回る2.65をマークしており、リーグ再開後も打線が状態を上げていけば、上位は十分に狙える。

「あとは得点能力という意味で下位打線がどれだけ頑張れるか。佐藤輝、大山におんぶにだっこではダメ。元々のストロングポイントだった投手陣の踏ん張りは大きい。リーグ再開後もこういった戦いを続けていければセ・リーグも面白くなるはずです」

 3位広島とのゲーム差はわずか「2」。交流戦で息を吹き返した猛虎が、勢いそのまま6月反攻となるか注目だ。

橋本健吾 / Kengo Hashimoto

Full-Count


人のおかげで今がある

2022年06月13日 09時57分18秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▽<自分にできること>に挑戦する人が一人でも増えれば、地域がよくなる。

▽これからの人生の指針となる哲学や理念が必要だ。

▽<今の自分があるのは自身が関係する人々のおかげ>であり、その感謝の心から、<今度は自分が人々のために尽くすしていこう>とすることではないだろうか。

▽目の前の一人を大切にする。
その心は、目の前の一人に伝わり、その人から別の一人へ伝わっていく。
そして、その行動の連鎖が地域を変える力となっていく。

▽<人々の心の分断>が危惧される今こそ、自他共の人間性を豊かにすることが期待される。
一人を大切にする―その理念があれば、孤独の苦悩から離れ、他者との心の交流を築いていけるだろう。