▽人に「生きる力」を与えるのは何か。
それは、自分以外のだれかのために生きようという「人間の絆」ではないだろうか。
人間共和の理想。
誰一人置き去りにしない<つながり>を一段と広げていく。
その先駆の使命は大きい。
▽悩みがあるkら、心が育つ。
強い一念があれば、苦難を人生の糧にしていける。
▽楽観的であることが、指導者の要件だ。
▽次の仕事にとりかかる適切な時は、明日でもなければ来週でもない。
今すぐなのである。
▽行動するのは「今」がまさにその時なのだ。
▽人に「生きる力」を与えるのは何か。
それは、自分以外のだれかのために生きようという「人間の絆」ではないだろうか。
人間共和の理想。
誰一人置き去りにしない<つながり>を一段と広げていく。
その先駆の使命は大きい。
▽悩みがあるkら、心が育つ。
強い一念があれば、苦難を人生の糧にしていける。
▽楽観的であることが、指導者の要件だ。
▽次の仕事にとりかかる適切な時は、明日でもなければ来週でもない。
今すぐなのである。
▽行動するのは「今」がまさにその時なのだ。
▽コロナ禍が影を落とし、世界情勢は緊迫の度を増している。
先の見通せない時代だからこそ、苦難を乗り越えるための深い哲学・理念が求められる。
▽寛容と調和により、友情と平和連帯が築かれていくものだ。
▽真の知性の人は、行動の人でもある。
▽苦悩や不安が渦巻く時代だらこそ、「声の力」が未来を開く。
▽最終的に勝敗を決めるのは、強い一念である。
▽心の世界は、いくらでも変換することを忘れてはならない。
ネオテニー(neoteny)は、動物において、性的に完全に成熟した個体でありながら非生殖器官に未成熟な、つまり幼生や幼体の性質が残る現象のこと。
幼形成熟、幼態成熟ともいう。 プロジェネシス(progenesis, paedogenesis, 早熟、前発生)は、性的な発達が加速された現象である。
フキハラとは、パワハラ、セクハラ、モラハラなどと同じく相手に不快な思いをさせたり嫌がらせしたりする行為で、「不機嫌ハラスメント」を略した造語です。
これは、不機嫌な態度で特定の相手を委縮させ、相手は過剰に気を遣う状態をフキハラと呼ばれています。
フキハラで離婚になる?
羽鳥慎一モーニングショーで紹介されました。
@morningshow_tv
放送「不機嫌ハラスメント”フキハラ”急増中」コロナ禍に加え、夏休みやお盆で家族との時間も多い今、『不機嫌ハラスメント』、通称『フキハラ』が増えているといいます。
フキハラとは、パワハラ、セクハラ、モラハラなどと同じく相手に不快な思いをさせたり嫌がらせしたりする行為で、「不機嫌ハラスメント」を略した造語です。
これは、不機嫌な態度で特定の相手を委縮させ、相手は過剰に気を遣う状態をフキハラと呼ばれています。
フキハラで体調を崩すことも
フキハラをする人は自分のイライラやつまらないという感情を隠そうとせず、むしろ自分の不機嫌さをアピールする行動に出ます。
周りの人は場の空気を少しでも良くしようと気を遣い、フキハラをする人を不機嫌にさせないよう神経をすり減らすため、体調を崩すことも珍しくありません。
特定の人に不機嫌な態度をとる行為は以前から見受けられましたが、「ハラスメントを止めよう」という社会的な流れの中で、フキハラという言葉が取り上げられて多くの人の共感を呼びました。
夫婦や家族、職場での対人関係を見直すきっかけとして使われ始めています。
フキハラとモラハラの違いとは?
「フキハラ」のハラスメント行為について公的な定義はまだありませんが、離婚相談を受けている中で一般的には突然むっとした表情や強い口調になる、急に黙り込むなどがハラスメント行為が原因で考えるようになったという方が出てきました。
フキハラの具体例
では、フキハラの具体例として相談者の方はどんなことを上げているか?
夫婦間のフキハラは夫から妻へ、妻から夫へとどちらのケースもあります。
家庭内では、収入面や身体的なパワー面で夫のほうが上の立場になることが少なくありません。
理由がわからずスイッチが入ったように不機嫌になる夫に対し、「どうしたら不機嫌にならないかな」「なんで怒ってばかりなんだろうと感じることが長く続くようなら、フキハラの当事者になっている可能性があります。
第1例: 外で人当たりが良いけれども、家の中では家族を寄せつけないオーラを発するようなケースです。
突然スイッチが入ると、音をたててコーヒーカップを置いたり声のトーンが下がったりするので、回数が増えてくると周りの人は怖いと感じようになります。
家の中の態度とリモートワークで職場の人と笑いを交えて話す姿を見て、そのギャップにパートナーがフキハラではないかと気づくこともあります。
第2例:理由なくイヤな顔をしたり、突然黙り込む夫
聞こえないふりや聞こえているのに返事をしないようになる場合は、一般的にフキハラといわれています。
話しかけたとき眉間にしわを寄せてため息をつくようなことがあれば、それは立派なフキハラといえるでしょう。
フキハラをする人は自分のペースが乱されるのを嫌うため、なにかを頼まれたり質問されたりすると不機嫌になる傾向があるようです。
第3例: 寝起きが悪く不機嫌だ
「朝起きてきたら不機嫌だった」という態度はフキハラです。
起き抜けず身体がだるいと感じても、それはパートナーのせいではありません。
もしかしたら「眠りがあさく疲れがとれなかった」「夢見が悪かった」などの理由はあるのかもしれません。でも説明もなくパートナーにあたるのであれば、それはハラスメントにつながります。
第4例: いきなり不機嫌スイッチが入る
自分の思い通りにならなかったときとか発作的に不機嫌になることが続くのは、フキハラの可能性があります。
また、きっかけはささいなことから起こる場合がほとんどです。
しかし、される側からすると不機嫌になるタイミングがわからないので、「とりあえず相手の言うとおりにしよう」と従うことを優先するようになると慢性的なフキハラを受ける関係に陥りやすいので注意すべきです。
2022年の最新ランキングはどのような結果になっているのだろうか。「World Happiness Report 2022」からすべての国の順位と、前年順位を見てみよう。(※2)
順位 国名 前年順位
1位 フィンランド 1位
2位 デンマーク 2位
3位 アイスランド 4位
4位 スイス 3位
5位 オランダ 5位
6位 ルクセンブルク※ 8位
7位 スウェーデン 7位
8位 ノルウェー 6位
9位 イスラエル 12位
10位 ニュージーランド 9位
11位 オーストリア 10位
12位 オーストラリア 11位
13位 アイルランド 15位
14位 ドイツ 13位
15位 カナダ 14位
16位 米国 19位
17位 イギリス 17位
18位 チェコ 18位
19位 ベルギー 20位
20位 フランス 21位
21位 バーレーン 22位
22位 スロベニア 29位
23位 コスタリカ 16位
24位 アラブ首長国連邦 25位
25位 サウジアラビア 26位
26位 台湾 24位
27位 シンガポール 32位
28位 ルーマニア 46位
29位 スペイン 27位
30位 ウルグアイ 31位
31位 イタリア 28位
32位 コソボ 33位
33位 マルタ 23位
34位 リトアニア 38位
35位 スロバキア 34位
36位 エストニア 40位
37位 パナマ 41位
38位 ブラジル 35位
39位 グアテマラ※ 30位
40位 カザフスタン 45位
41位 キプロス 39位
42位 ラトビア 51位
43位 セルビア 48位
44位 チリ 43位
45位 ニカラグア 55位
46位 メキシコ 36位
47位 クロアチア 60位
48位 ポーランド 44位
49位 エルサルバドル 49位
50位 クウェート※ 47位
51位 ハンガリー 53位
52位 モーリシャス 50位
53位 ウズベキスタン 42位
54位 日本 56位
55位 ホンジュラス 59位
56位 ポルトガル 58位
57位 アルゼンチン 57位
58位 ギリシャ 68位
59位 大韓民国 62位
60位 フィリピン 61位
61位 タイ 54位
62位 モルドバ 65位
63位 ジャマイカ 37位
64位 キルギス 67位
65位 ベラルーシ※ 75位
66位 コロンビア 52位
67位 ボスニアヘルツェゴビナ 64位
68位 モンゴル 70位
69位 ドミニカ共和国 73位
70位 マレーシア 81位
71位 ボリビア 69位
72位 中国 84位
73位 パラグアイ 71位
74位 ペルー 63位
75位 モンテネグロ 72位
76位 エクアドル 66位
77位 ベトナム 79位
78位 トルクメニスタン※ 97位
80位 ロシア 76位
81位 香港 77位
82位 アルメニア 86位
83位 タジキスタン 78位
84位 ネパール 87位
85位 ブルガリア 88位
86位 リビア※ 80位
87位 インドネシア 82位
88位 コートジボワール 85位
89位 北マケドニア 94位
90位 アルバニア 93位
91位 南アフリカ 103位
92位 アゼルバイジャン※ 90位
93位 ガンビア※ 98位
94位 バングラデシュ 101位
95位 ラオス 100位
96位 アルジェリア 109位
97位 リベリア※ 120位
98位 ウクライナ 110位
99位 コンゴ 83位
100位 モロッコ 106位
101位 モザンビーク 115位
102位 カメルーン 91位
103位 セネガル 92位
104位 ニジェール※ 96位
105位 ジョージア 108位
106位 ガボン 112位
107位 イラク 111位
108位 ベネズエラ 107位
109位 ギニア 102位
110位 イラン 118位
111位 ガーナ 95位
112位 トルコ 104位
113位 ブルキナファソ 113位
114位 カンボジア 114位
115位 ベナン 99位
116位 コモロ※ 131位
117位 ウガンダ 119位
118位 ナイジェリア 116位
119位 ケニア 121位
120位 チュニジア 122位
121位 パキスタン 105位
122位 パレスチナ※ 125位
123位 マリ 117位
124位 ナミビア 124位
125位 エスワティニ王国※ 130位
126位 ミャンマー 126位
127位 スリランカ 129位
128位 マダガスカル※ 135位
129位 エジプト 132位
130位 チャド※ 128位
131位 エチオピア 133位
132位 イエメン※ 141位
133位 モーリタニア※ 134位
134位 ヨルダン 127位
135位 トーゴ 136位
136位 インド 139位
137位 ザンビア 137位
138位 マラウイ 144位
139位 タンザニア 142位
140位 シエラレオネ 138位
141位 レソト※ 145位
142位 ボツワナ※ 146位
143位 ルワンダ※ 147位
144位 ジンバブエ 148位
145位 レバノン 123位
146位 アフガニスタン 149位
※ 2020年もしくは2021年の調査結果がない国で、2019年結果の平均値よりランキングを決定
ランキングデータからわかる特徴
2022年も上位を占める北欧諸国
2022年版ランキングにおいても、絶対的な強さを示したのが北欧諸国である。ランキング1位に輝いたフィンランドは、5年連続での首位獲得となった。北欧諸国は、どこもさほど大きな国ではない。昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大にもかかわらず、幸福度を維持している点に注目すべきだろう。
北欧諸国の強みは、充実した社会保障制度や犯罪率の低さ、生活水準の高さなどが挙げられる。今回の調査によって、パンデミックにも負けない社会基盤の強さを示したと言えるだろう。
紛争や貧困の影響が色濃い下位国
一方でランキング下位国の顔ぶれも、前回のランキングとさほど変わっていない。経済的に貧しい国々や、過去の紛争の影響が色濃く残る地域、また現在も紛争がおさまっていない国においては、世界幸福度調査に関連する指標を上げることは難しいだろう。
一方で、タンザニアやジンバブエのように、毎年少しずつランクを上げている国もある。政情不安のない安定した状況の継続こそが、指標アップの鍵と言えそうだ。
2022年データにウクライナ侵攻は反映されず
2022年3月に発表された「World Happiness Report 2022」において、ロシアによるウクライナ侵攻の影響は考慮されていない。侵攻が始まったのは2022年2月のことであり、来年以降、多大な影響を及ぼすと考えられる。
ちなみに、2022年版ランキングでウクライナの順位は98位、ロシアの順位は80位である。軍事侵攻によってウクライナが受けた被害は甚大なものだ。また侵攻に伴い、ロシア国内でもさまざまな変化が生じている。来年以降、非常に大きなランキング変動が起こる可能性もあるだろう。
日本の順位と現状
2022年の世界幸福度ランキングにおいて、日本の順位は54位であった。2020年の62位、2021年の56位と比較すると、少しずつではあるがランキングが上がってきていることがわかる。とはいえ、そのほかの先進国と比較すると、まだまだその順位は低いというのが現状だ。
日本のGDPは高く、また社会保障制度も充実している。世界的に見ても治安は良く、暮らしやすい環境が整っていると言えるだろう。実際に、「1人当たり国内総生産(GDP)」「社会保障制度などの社会的支援の充実」「健康寿命」「人生の選択における自由度」の数値だけを見ると、ランキング上位国と、さほど大きな差がないのだ。
【2021年】最新世界GDP(国内総生産)ランキング 2050年の予測も紹介
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それにもかかわらず順位が伸びない理由は、「他者への寛容さ」と「国への信頼度」が低い点にある。また、国民それぞれが抱く「主観的幸福度」についても、1位のフィンランドの「2.518」に対して、日本は「1.487」。幸福感を抱きにくい社会の仕組みも、問題の一つと言えるだろう。ちなみに、日本よりもランキングが高い国々の中で、主観的幸福度が日本よりも低い国は、シンガポールとエストニアのわずか2つである。
2021年版ランキングでの日本の主観的幸福度の数値は「2.048」であった。新型コロナウイルスの影響の長期化によって、多くの国で数値が減少しており、もちろん日本も例外ではない。今後、新たな社会の中で、どのように幸福を実感できるようにしていくのかが、鍵となるだろう。
世界と日本のいまを考えるきっかけに
国連機関が毎年発表している、世界幸福度ランキング。毎年日本の順位が大々的に報じられることもあり、「つい気になってしまう」という方も多いのではないだろうか。
ランキングからは、各国が抱えている「いま」が透けて見えてくる。日本の順位が伸び悩む理由も、「課題」として前向きに捉えてみよう。ランキング上位国の顔ぶれは、今年も大きく変わっていない。幸福度とは何か、ランキング上位国から学んでみるのも良さそうだ。
2020年9月、コロナ禍で不安が続く中、ユニセフ・イノチェンティ研究所が『レポートカード16ー子どもたちに影響する世界:先進国の子供の幸福度を形作るものは何か』を発表しました。報告書では、日本を含む先進国38か国の子どもの幸福度ランキングが示されました。
今回、ユニセフ報告書の概要をご紹介すると同時に、38か国中ワースト2位に位置付けられた日本の子どもの精神的幸福度に注目していきます。
本記事のテーマである子どもの幸福度ですが、幸福度・ウェルビーイングとはそもそも何なのか、幸福度への関心が高まった背景と幸福度研究の意義をみながらご紹介していきます。
「幸福度」とは、簡単に言えば、幸福の程度である。
(引用元:幸福度とは|立法と調査 第306号 五十嵐吉郎(2010))
人間の幸福度は非常に多面的で、主観的幸福度や教育水準、環境の質、社会的支援等、様々な指標を用いて測定されます。どの研究も用いられる指標が異なるため、幸福度研究を読むにあたり何に基づいた結果なのかを理解することが重要になります。
そもそも、幸福度への関心が高まったのは10年以上前に遡ります。スティグリッツ教授らが2009年に発表した『スティグリッッツ報告書』が、世界的な幸福度への関心の発端だと言われています。
スティグリッツらは国内総生産(GDP)のみを用いて国の豊かさを計測する経済政策運営の問題点を挙げ、人間の幸福度など非金銭的指標を考慮する必要性を主張しました。それ以来、GDPを超えた経済政策の議論が活性化していきました。
2018年にOECDが発表した『GDPを超えて』の報告書でスティグリッツ教授は、幸福度の重要性を次のように述べています。
GDPは、経済社会の健全性の中心的尺度として、過度に強調されてきた。経済危機以前には、これが潜んでいた危機に対して政策当局の目をつぶらせ、危機以後は誤った政策選択をさせてきた。生活において重要なこと、例えば不平等、人々が自分のしていることや健康状態、能力についてどう感じているか、あるいは環境の持続可能性などに目を向けなければ、我々は人々、社会、そして地球にとって正しい選択をすることができない。
(引用元:より良い尺度があれば、経済危機への対応を強化することができた|OECD Japan 太字筆者加筆)
このような視点から、人々の幸福の程度(=幸福度)への関心が高まったことがわかります。
また、幸福感の議論においてハピネス(Happiness)ではなく、ウェルビーイング(Well-being)がよく用いられますがウェルビーイングとは何なのか、次の説明を参照してみましょう。
・ハピネス(Happiness)= 感情的で一瞬しか続かない幸せ
(引用元:世界が注目する「ウェルビーイング」!「ハピネス」とは違う幸せのキーワード~ NEC 未来創造会議・分科会レポート~|business leaders square wisdom・NEC)
・ウェルビーイング(Well-being)= 持続する幸せ
この2つの単語の区別からも分かるとおり、幸福度研究は人々の持続的な幸せの実現に焦点をあて、様々な指標を用いて政策運営を模索しています。
ユニセフ研究所は今回の幸福度ランキングを、①精神的幸福度、②身体的幸福度、③スキルの3観点から割り出しました。
測定するのに使われた指標と日本のランキングは次の通りです。
同研究所が2011年に発表した子どもの幸福度ランキングで、日本は31か国中6位でした。この結果と比較し「2010年代で日本の子どもの幸福度がこんなにも悪化したのか?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、2011年の報告では今回と異なる指標を基に測定されたため、以前より低下したという変動への注目ではなく、現状を示し注意喚起する1つの結果として捉えるのが適切かもしれません。
今回ご紹介しているユニセフの報告書や毎年発表される『世界幸福度研究』など、昨今国内外で様々な幸福度研究行われています。そこで、幸福度を調べる利点について見てみましょう。
2010年頃から日本での幸福度研究を推進・実施している内閣府は次のように説明します。
「幸せ」に光をあてることによって、これまで政策などにおいて焦点化されてこなかった「個々人がどういう気持ちで暮らしているのか」に着目することにある。
(引用元:幸福度研究について|内閣府 経済社会総合研究所 太字筆者加筆)
1.日本における幸福度の原因・要因を探り、国、社会、地域が人々の幸福度を支えるにあたり良い点、悪い点、改善した点、悪化した点は何かを明らかにすること
2.自分の幸せだけでなく、社会全体の幸せを深めていくためには、国、社会、地域が何処を目指そうとしているか、実際に目指していくのかを議論し、考えを深めることが不可欠であり、その手がかりを提供すること
つまり、幸福度研究は、幸福度についてみんなで、またそれぞれが考える機会を提供してくれているのです。そして、数値化することが困難な幸福度を測る試みが相次ぐ現状は、幸福度を高めるために議論を続けていく必要性を示唆しているのではないでしょうか。
内閣府の総合社会政策研究所によると、日本では、「1人当たり所得が高いにもかかわらず主観的な幸福感が低い」という背景も踏まえ、幸福度研究への注目が高まりはじめたと言います。
このような幸福度研究の意義を踏まえ、次に、人々の主観的な幸福感に関わる精神的幸福度について見ていきましょう。
ユニセフの報告書でワースト2位となった日本の子どもの精神的幸福度ですが、一体何なのか?簡単にご紹介していきます。
主観的な「幸せ」という感情や「幸福感」は抽象的な概念ですが、慶應義塾大学の前野隆司教授らの心理学的・統計学的研究で幸福感を成す4因子が定義されています。
(筆者作成 引用元:主観的 well-being とその心理的要因の関係|日本心理学会 第 76 回大会発表論文集(佐伯政男,蓮沼理佳,前野隆司), 参考:世界が注目する「ウェルビーイング」!「ハピネス」とは違う幸せのキーワード~ NEC 未来創造会議・分科会レポート~|business leaders square wisdom・NEC)
この図から、幸福感は様々な感情要因から構成されていることがわかります。そして、精神的なウェルビーイングは人々の健康において非常に重要です。
健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。
(引用元:世界保健機関憲章とは|日本WHO協会 太字筆者加筆)
9月29日、午前1時45分からCSテレビのザ・シネマで観た。
『羊たちの沈黙』(ひつじたちのちんもく、The Silence of the Lambs)は、1991年のアメリカ合衆国のサイコスリラー映画。監督はジョナサン・デミ、出演はジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレンなど。原作はトマス・ハリスの同名小説。
連続殺人事件を追う女性FBI訓練生と、彼女にアドバイスを与える猟奇殺人犯で元精神科医との奇妙な交流を描く。
第64回アカデミー賞で主要5部門を受賞。
アカデミー賞の主要5部門すべてを独占したのは『或る夜の出来事』、『カッコーの巣の上で』に次いで3作目である。 本作はアカデミー作品賞を受賞した唯一のホラー映画でもある。2011年にはアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録された。
物語の主役である精神科医のレクター博士はアンソニー・ホプキンスが演じ、アカデミー主演男優賞を受賞した。続編である『ハンニバル』でもホプキンスがレクターを演じている。もう一方の主役のFBI訓練生、クラリス・スターリングを演じたジョディ・フォスターもアカデミー主演女優賞を受賞しているが、こちらはホプキンスと異なり、続編には出演していない。
あらすじ
カンザスシティをはじめとしたアメリカ各地で、若い女性が殺害され、皮膚を剥がされるという連続猟奇殺人事件が発生。逃走中の犯人は、「バッファロー・ビル」と呼ばれていた。
FBIアカデミーの実習生クラリス・スターリングは、バージニアでの訓練中、行動科学課(BSU)のクロフォード主任捜査官からある任務を課される。
クロフォードは、バッファロー・ビル事件解明のために、監禁中の凶悪殺人犯の心理分析を行っていたが、元精神科医の囚人ハンニバル・レクターは、FBIへの協力を拒絶していた。クラリスは、クロフォードに代わって事件に関する助言を求めるため、レクターの収監されているボルティモアの州立精神病院に向かう。
レクターは、当初は協力を拒んでいたものの、やがてクラリスに自身の過去を語らせることと引き換えに、助言することを約束する。そして、クラリスは父親の死を受けて伯父に預けられた過去を話し、そこで明け方に伯父が羊たちを屠殺するのを目撃したことがトラウマとなっていることを明かす。
一方、新たに上院議員の娘がバッファロー・ビルに誘拐される事件が発生したため、精神病院院長チルトンは、自身の出世のためにレクターを上院議員に売り込む。
議員である母親は、捜査協力の見返りとして、レクターを警備の緩い刑務所へ移送させることを約束する。しかし、レクターは、移送の隙をついて警備の警察官や救急隊員たちを殺害して脱獄を果たす。
クラリスは、レクターが示唆した数々のヒントによって、犠牲者たちの足跡をたどり、訪れたある民家に住む男性がバッファロー・ビルであると確信する。
単身で民家の地下室へ踏み込んだ彼女は暗闇の中、間一髪で犯人を射殺し、人質を無事助け出す。
事件は解決し、その後、同期生たちと共に正式なFBI捜査官となったクラリスの元に、逃亡中の身であるレクターから電話が入る。
レクターは、彼女のトラウマが解消されたかどうかを尋ね、事件解決と捜査官への就任を祝福し、「I'm having an old friend for dinner.」という言葉でチルトン殺害をほのめかして通話を終えると、彼の背中を追って人混みの中に姿を消す。
登場人物
クラリス・スターリング
FBI訓練生。
ハンニバル・レクター
精神病院に収監されている天才的な精神科医。
ジャック・クロフォード
行動科学課の主任。
バッファロー・ビル
巷を騒がせている連続殺人鬼。
フレデリック・チルトン
精神病院の院長。
アーディリア・マップ
クラリスのルームメイト。
キャサリン・マーティン
上院議員の娘。
ルース・マーティン
上院議員。
バーニー
精神病院でレクターを担当する看護師。