裏の顔 2)

2023年11月28日 12時39分39秒 | 創作欄

愛は、表の顔で、自身の裏の顔を疑っていた。

つまり、彼女が所属する宗教団体の教義を信じてはいなかったのだ。

高額献金の精励がその宗教法人の教義であったからだ。

2歳年上の姉喜子に問いかけた。「この世は、金が全てなの?」率直な疑問であった。

「私、信仰は人が幸福になるためのものだと思いうのよ。人を騙す霊感商法はそもそも変よ」性格が素直な姉は、信仰に熱心な母に忠実に従っていたので、反論もしないで沈黙するばかりであった。

愛は、御茶ノ水の街中で出会った西昭吾に逢いたくなった。

私は広告代理店の営業マンであったが、元はラテン歌手でもあったのだ。

そしてラテン系のダンサーも兼ねていたのだが、限界を感じて広告代理店の営業マンに専念していた。

私はパブに愛を誘い、「慕情」を英語で歌い聞かせる。

「西さん、あなたはとても歌が上手なのね。歌手みたい!」愛は目を輝かせていた。

私は、過去の裏の顔を愛には明かさなかった。

次は隣の席の客のムード歌謡で、愛と踊った。

「今夜、君を抱いても、いかい?」踊りながらの抱擁と腰などへの愛撫で熱くなった愛の耳もとで囁く。

ダメ元で聞いたのだが、愛は黙って頷いたのである。

私には妻子がいたので、私の信仰上の教義には反する行為だった。

ただ、妻とは同居していたがすでに5年もの間、性行為は皆無の状態が続いていた。

原因は、私の浮気であったが、相手は演歌歌手の一人で、彼女との関係は3年前から終わっていたのだが、妻の奈美は私を許すことはなく、7歳の娘と寝室を共にする生活に固守するまかりだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人間共和の連帯が強く求められている

2023年11月28日 12時13分19秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼正義と真理は勝たねばならない―作家・アンデルセン

▼徹して一人のを大切にし、その人の幸福を願い励ます。

▼人間主義の潮流を起こし、平和・文化・教育の基盤を築く。

▼自身が悩みや苦難に直面し、行き詰まった時、師の指導で生命を揺さぶられ、奮起し、人生を勝ち越えてきた人々が無数にいる。

▼真の師匠に「死」というものはない。

真正の弟子の行動の中に生き続けるからだ。

▼勇気を持ち、力を合わせて進めば必ず世界平和は実現する。

▼混迷の社会にあっても、人と人、心と心を合わせる麗しい人間共和の連帯が強く求められている。

 

 


「すべての力の源泉」は、わが胸中にある

2023年11月28日 11時42分29秒 | その気になる言葉

▼詩人と詩人は、すぐに共鳴するものだ。

▼師匠とは、弟子が一番苦しんでいる時に「力」と「幸福を与えてくれる存在なのだ」。

▼「希望を湧かせ、勇気を鼓舞する、人間賛歌の詩を作る」

▼詩作は戦いであり、詩とはやむにやまれぬ魂の叫びであった。

▼詩を通した人間交流は、国境を越え、民族や宗教を超えて、詩は人々の心を打つものだ。

▼勇気も、智慧も慈悲も、希望も、確信も、忍耐も、幸福へと前進してゆく、「すべての力の源泉」は、わが胸中にある。


映画 ゴシック・ホラー『ウルフマン』

2023年11月28日 11時23分53秒 | 社会・文化・政治・経済
  • ウルフマン(2010)[ディレクターズカット版]

古き良きモンスター映画の魅力を現代に受け継いだ正統派ゴシック・ホラー『ウルフマン』

1941年の映画「狼男」のリメイク作品です

映画ウルフマンのあらすじ(ネタバレ)

1891年のイギリス

ロンドンで舞台俳優として名声を得ていたローレンス・タルボットは、弟ベンの婚約者グエン・コンリフからの知らせでベンが行方不明であることを知り、久しぶりに帰って来る

待っていたのは父ジョン・タルボットの冷たい歓迎であった

さらに弟のベンは無残な姿で殺されていた

葬儀後、ローレンスは弟を殺害した犯人が狼男であることを突き止め、ジプシーのキャンプでウルフマンを倒すべく交戦するが、逆に傷を負わされ呪いにより狼男になってしまう

そしてローレンは本人の意思とは関係なく人間を殺し始める…

映画ウルフマンのラスト

森でローレンスを襲ったのは、なんと父親だった

実は父親も狼男で、自分の王国を継がせる為に(狼男の血を途絶えさせないために)ローレンを噛み同族にしたのだ

さらに父親は妻とローレンスの弟も殺していた

ローレンスは村人殺しの容疑者として、精神病院に連れられ拷問されるが、なんとか逃げ出し父の元に戻り、敵を討つ

ラスト、ローレンスは好きになってしまった弟の婚約者グエンが放った銀弾により殺される…

映画ウルフマンの感想

切ないエンディングは嫌いじゃないけど、ハッピーエンドが良かったな!

ストーリーは単純で、狼男になってしまったベニチオデルトロが警察や村人を見境なく殺し、最後自身も死んでしまうというものです

ちょっとした驚きといえば、父親であるアンソニーホプキンスも狼男で母親、弟も殺していたということ

この事実が判明してからは、アンソニーホプキンスがクズ親父に豹変します

今にも地獄に落ちそうな悪役っぷりは逆に好感を持てました

ラスト、狼男になってしまったベニチオデルトロは好きになってしまった弟の婚約者エミリーブランとキスをします

このシーンが映画ウルフマンの最高潮にして一番盛り上がるシーンです

個人的にはもっとハグしてキスして愛し合って欲しかったのですが、そんなこともなく…

狼男はその後、父を殺し、好きになった女性まで襲ってしまいます

でも殺そうとする手前で良心を思い出したのか、ちょっとためらいます
(単に満月の力が弱まっただけかもしれない)

そこにエミリーブラントが銀弾を撃ち込み、狼男は死んでしまいます

とても悲しいエンディングです…

以上のように童話的なストーリーはとてもシンプル
だからこそ登場人物の心の機微に焦点を当てて欲しかったのですが、願い虚しくそれぞれの人物にじっくりスポットが当たることはありませんでした

なのでかなり物足りなかったです…

もっと狼男の苦悩や苦しみ、愛し合う男女の切なさ、親子の恨みをじくっと描いて欲しかった

 

また映画ウルフマンは内臓が飛び散ったり、首が飛んだり、拷問シーンがあったりとR15のグロテスクなシーンが多くなっています

グロが苦手な私にはけっこうきつかったです

大きな音でビビらせるシーンも多いので、心臓が弱い人には向かないでしょう

*映画セブン、キューブ、ムカデ人間が平気な人は余裕で視聴できるレベルです

そんな感じでグロ描写に力が入っている割にはアクションシーンが安っぽい!

キャストが豪華なのにストーリーが物足りなくて、ホラーシーンはグロくて凄いのにアクションは安っぽくて笑える

なんだかバランスの悪い映画です

それでも「見て良かったー!」となったのは、主演ベニチオデルトロがめちゃくちゃかっこ良かったからです

ベニチオデルトロ(キャスト)が素敵!!

最近ベニチオデルトロという俳優にはまってまして、彼の出演作をブタのように漁って見て楽しんでいるんですが、本作のベニチオデルトロもセクシーで凄かったです

彼の演技の幅には毎回驚かされます

映画「悲しみが乾くまで」では薬物中毒の優しい男を演じており、あまりのセクシーさにノックアウトした私ですが、ウルフマンのベニチオデルトロも最高に紳士でクールでかっこ良かったです

19世紀のゴシックな服装も素敵です
ただ立っているだけで絵になります

1番の見どころはやはりエミリーブラントとのキスシーンですかね

そこで「来世であなたに会えるなら、もう他になにもいらない」的なことを言うんですよ

超かっこよくて鼻がもげそう!!


仮設 性被害が女の子たちなら

2023年11月28日 10時48分20秒 | 沼田利根の言いたい放題

「週刊文春」は1999年以降、ジャニー喜田川の長年の性加害を巡る連載記事を掲載した。

NHKを含め報道機関の民放テレビ各社は、一連の掲載記事に対して「及び腰」で見過ごしてきたのだ。

つまり「性犯罪事件という認識」が欠落していたのだ。

一方の新聞各社もなぜか報じなかったのか?!

週刊文春は格下の報道機関であり、エリート報道機関としての担当新聞記者からすれば「週刊文春」の後追い報道は屈辱であったのだろうか?!

さらに、なぜ、刑事事件としてジャニー喜田川の「性犯罪行為」が立件しなかったかが問われるのだ。

性被害が女の子たちなら当然、ジャニー喜田川の「犯罪行為」が立件されたはず。

こんな卑劣な人間を「社会全体」も放置したのだ。

今更であるが、国民を守る立場でもあるはずの政治家たちでさえが、ジャニー喜田川の前代未聞の「犯罪行為」から目を背けてきたのだ。