創作 裏の顔 5)

2023年11月29日 22時18分37秒 | 創作欄

1980年代は、医療界もバブルの時代であった。

二つの医療専門誌が相次いで創刊され、私は二つの専門誌の専属広告を近藤社長から任される。

それが、功を奏して、私の年収は1000万円を優に越したのだ。

夜のナイトクラブでは、得られない年収だった。

<弁護士を目指し、挫折した私も棄てたものではない>私は自分の誇りを取り戻した気分となる。

だが、医療専門雑誌の編集長であった若槻元太の誘いで、中山競馬場へ向かったことが転機となり、私の生活の歯車はどんどんと狂いだしていったのだ。

挙句の果てに、競馬が生活の全てのような忌まわしい状況に転落していくのだ。

私は表の顔として、信仰する宗教団体の地元の幹部の一人であったのだ。

それなに、忌まわしい裏の顔を隠し続けていた。

同志の人たちは、実に生真面目な生活を送っていたのに、私は肝心な活動日である土曜・日曜日を「仕事」と嘘を通して活動から逃げていたのだ。


創作 裏の顔 4)

2023年11月29日 21時02分28秒 | 創作欄

私は、銀座のクラブではラテンの歌だけではなく、ムード歌謡も歌っていた。

特にラストの演奏では、クラブのライトが暗く落とされ、客とホステスが濃密なチークダンスのタイムに移行する。

私の表の声に裏声の歌手のハイトーンが加わると人を惹きつけるインパクトのある演奏にクラブのクリスタルのライトの点滅の場が微妙にまで変幻し、クラブのムードが頂点に達する。

ある日、私は客の席に招かれた。

それは、仕事上の接待をための席と思われた。

「先程の君の歌、とても良かったよ。先生たちもお喜びで、君をこの席に招いたんだ」相手は厳ついスポーツ刈りの頭であるが、柔和な笑顔であった。

その人からワインを勧められた。

実は私はワインを飲むと悪酔いすることがあったので、飲むのが控えめとなる。

だが、相手はホステスを促し「遠慮しないで飲んで」とワインを更には盛んに勧めてきた。

その人こそ、後に私の雇用主となる広告代理店の近藤淳社長だったのだ。

結局、結婚した私は、夜の世界から足を洗うこととなった。

そして、比較的に社交的人間である私が、むしろ夜の歌の世界の人間よりも、営業向きの人間であることを再認識する。

私は、裏の顔から表の顔に移行したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 


「自分自身に生きる」ことだ

2023年11月29日 10時41分56秒 | その気になる言葉

▼全ての組織は人材で決まると言っていいだろう。

▼野球でもそうなのだが、主軸のスター選手が他球団に移籍したとしても、その代わりとなる主軸選手は、必ず現れるものなのなのだ。

▼人を羨む必要はない。

誰かを真似する必要もない。

「自分自身に生きる」ことだ。

▼他のどこかへ行くのではなく、今いる場所で勝つ!

これが人生で勝利する鉄則である。

▼<今日を自分らさいく>と決める。

すると落ち込むことなく、前向きに過ごせるものだ。

▼そして、自分を常に支え、励ましてくれる人たちが側にいることが幸せの原動力となる。

 


匿名・流動型犯罪組織と悪質ホスト問題

2023年11月29日 10時11分08秒 | 事件・事故

【警戒強化】警察庁長官異例の視察 「悪質ホスト問題に“トクリュウ”の存在」ホストクラブ関係者「回収の成功報酬は半分」

配信 FNNプライムオンライン

歌舞伎町のホストクラブ関係者が語る“トクリュウ”の実態

暴力団とのつながりも?

めざまし8

 


映画 透明人間 2020

2023年11月29日 09時51分57秒 | 社会・文化・政治・経済

11月29日午前1時からCSテレビのザ・シネマで観た。

主人公の女性の印象的な目の動きや表情からこの映画は2度目と思うのだが、筋書きはほとんど覚えていなかった。

あまりも非現実的であり、飛躍がある展開だった。

部屋を暗くして、主人公の恐怖感を演出する手法もこの種の映画の典型的なものだった。

透明人間』(とうめいにんげん、The Invisible Man)は、2020年アメリカ合衆国オーストラリアホラー映画

監督はリー・ワネル、出演はエリザベス・モスオリヴァー・ジャクソン=コーエンなど。

H・G・ウェルズ1897年に発表した小説『透明人間』を原作としており、1933年に公開された映画『透明人間』を現代風にリブートした作品である。

ストーリー

プロローグ
強迫観念に囚われている恋人のエイドリアンによる束縛に苦しめられていたセシリアは、ある日の夜、意を決してセキュリティが張り巡らされた彼の豪邸から脱出することにした。

逃亡に気付いたエイドリアンが凄まじい形相で追いかけてきたが、妹のエミリーの協力で何とか逃げ切ることに成功する。
ほどなくしてセシリアのもとへ、エイドリアンの兄で弁護士のトムから、「エイドリアンが手首を切って自殺し、貴方に500万ドルの遺産を残した」と告げられる。セシリアは自由だけではなく、莫大な財産をも手にして解決したかに思われた。
序盤
しかし、天才的な工学系科学者であるエイドリアンの異常性を知っていたセシリアは、「エイドリアンは自殺するような人間ではない。彼ほどの優秀な科学者なら、自殺を偽造するくらい容易なはずだ。彼は今もどこかで私を見張っているのではないか?」……という疑念に取り憑かれていた。
当初、セシリアの友人であるジェームズは彼女の疑念にまともに取り合おうとしなかったが、しばらくして、朝食を作るとコンロの火が勝手に強火になって火事になりかけ、寝ていればシーツが勝手に落ちたり、就職面接では入れたはずの作品がないなど、セシリアの周辺で怪奇現象が頻発するようになった。
さらに、何者かに睡眠薬を飲まされて昏倒してしまうが、エイドリアンから逃げる際に無くしたはずの睡眠薬のビンが手元に戻ってきていたのだ。ここに至り、セシリアの疑念は「エイドリアンは何らかの方法で透明人間になり、私に復讐しようとしている」という確信に変わった。
中盤
その後、勝手に妹のエミリーを罵倒するメールを送りつけることで姉妹の仲を壊そうとしたり、さらにジェームズの娘のシドニーを殴りつけてジェームズ親子とも疎遠になるよう仕向けられる。トラップを作ってペンキを投げつけて、エイドリアンの正体を目視したセシリアは、襲い掛かってくるエイドリアンをなんとか撃退する。
その後、エイドリアンの家に行ったセシリアは、そこで証拠となる透明化できるステルススーツを発見する。妹のエミリーをレストランに呼び出して説明しようとした矢先、エミリーは包丁で喉を切り裂かれて、包丁はセシリアの手に握らされてしまう。
終盤
その後、セシリアは妹殺害犯として精神病院に隔離され、セシリアが妊娠している事を告げられる。セシリアが避妊していることさえも、エイドリアンは見抜いて偽薬とすり替えられていたのだ。
精神病院の独居房で自殺すると見せかけて、エイドリアンをおびき寄せたセシリアは、彼に反撃を開始する。透明なエイドリアンにより多数の警備員たちが返り討ちにあいながらも、セシリアは拳銃を手にして車に乗り、シドニーに危害を与えようとするエイドリアンを追う。
ジェームズの自宅で消火器を吹きかけて、拳銃で射殺した透明人間のスーツをはぎ取ると、そこにはエイドリアンの兄のトムの顔があった。
エピローグ
その後、警察の捜索によりエイドリアンは発見され、トムにより自宅地下に監禁されていたという。しかし、全ての黒幕がエイドリアンだと確信しているセシリアは、エイドリアンに会いに行く。そしてメイクを直しに行った隙に、証拠として隠していたステルススーツを着て、エイドリアンの首を掻き切って妹の仇を討つのだった。

透明人間(2020)」映画レビュー “何かに凝視されるという「視点 ...
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上映延期されていた話題作『透明人間』の新公開日が2020年7月10 ...
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screenonline.jp
ホラー映画の金字塔『透明人間』が現代へ向けたメッセージを掲げ ...
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キャスト
主要人物
セシリア・カシュ
演 - エリザベス・モス
主人公の女性。パーティーで出会ったエイドリアンに見初められて同棲することになる。しかし、異常なエイドリアンの暴力と束縛から逃げ出し、知人のジェームズの家に厄介になる。エイドリアンが追ってくると思い込み、外に出られない精神状態にあった。
エイドリアン・グリフィン
演 - オリヴァー・ジャクソン=コーエン
天才的な工学系の科学者。セシリアのことを愛しているが、同時に暴力を振るったり過剰な束縛をしていたため、セシリアに逃げられてしまう。その後、開発していた「透明になれるステルススーツ」を利用して、逃げ出したセシリアへの復讐を始める。本人曰く「サプライズ」である。
兄のトムにステルススーツを着せて透明人間として暗躍させる。最後はステルススーツを着たセシリアに首を斬られるなど、自身が作り上げた透明人間によって命を絶たれるという皮肉な末路を迎えた。
ジェームズ・レイニア
演 - オルディス・ホッジセシリアの妹エミリーの友人。黒人男性で、娘のシドニーがいる。セシリアの居候先であり、彼女の境遇には同情している。
シドニー・レイニア
演 - ストーム・リード
ジェームズの娘。セシリアとも仲が良く、同じベッドで眠っている。セシリアが大事にしている知人であることを理由に、犯人により狙われてしまう。
エミリー・カシュ
演 - ハリエット・ダイアー
セシリアの妹。姉の逃亡を手助けしていたが、姉名義で中傷するメールを犯人により送り付けられて、セシリアと仲たがいをする。透明人間により首をかき切られて殺害される。
トム・グリフィン
演 - マイケル・ドーマン(英語版)
エイドリアンの兄で弁護士。死亡したエイドリアンの遺産相続の担当弁護士として、セシリアの前に現れる。天才肌のエイドリアンと比べると人並みの才能しかなく、最後までエイドリアンに踊らされて操られてしまう。
その他の人物
マーク
演 - ベネディクト・ハーディ
アニー
演 - アマリ・ゴールデン
レックリー刑事
演 - サラ・スミス
看護師
演 - ザラ・マイケルズ
事故の犠牲者
演 - アンソニー・ブランドン・ウォン
ガードマン
演 - ナッシュ・エドガートン
製作
構想・キャスティング
2007年頃、デヴィッド・S・ゴイヤーは透明人間を題材にした作品の企画を立ち上げたが、結局、製作に漕ぎつけることはできなかった[3][4]。

2014年10月、ユニバーサル・ピクチャーズは自社が製作したホラー映画に登場した怪物たちを集結させたシェアード・ユニバース(後にダーク・ユニバースと命名)を構想していると報じられた[5]。2016年2月9日、ダーク・ユニバースの作品として『透明人間』がリメイクされることになり、ジョニー・デップが主演として起用され、エド・ソロモンが脚本を担当することになったとの報道があった[6]。

2017年6月9日、ダーク・ユニバースの第1作目となる『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が全米公開されたが、批評家から酷評され、興行収入もユニバーサルが想定していた数字を下回るものとなった。

ジェイソン・ブラムがダーク・ユニバースの再構築に携わりたいという意向を示したこともあったが[7]、結局、ユニバーサルは往年の怪物たちをシェアード・ユニバースの形で復活させるのではなく、単発作品として製作していく方向に舵を切った[8][9]。

2019年1月24日、ユニバーサルは『透明人間』を単発作品としてリブートすると発表し、ジェイソン・ブラムをプロデューサーに、リー・ワネルを監督に起用した[10]。

4月、エリザベス・モスの出演が決まった[11]。5月10日、ストーム・リードが本作に出演するとの報道があった[12]。6月、オルディス・ホッジとハリエット・ダイアーの起用が発表された[13][14]。7月、オリヴァー・ジャクソン=コーエンがキャスト入りした[15]。

撮影・音楽
本作の主要撮影は2019年7月16日にオーストラリアのシドニーで始まり[16]、同年9月17日に終了した[17]。

2020年1月28日、ベンジャミン・ウォルフィッシュが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[18]。2月21日、バック・ロット・ミュージックが本作のサウンドトラックを発売した[19]。

公開・マーケティング
当初、本作は2020年3月13日に全米公開される予定だったが[20]、後に公開日は同年2月28日に前倒しされることとなった[21]。

2019年11月7日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[22]。2020年2月8日、本作のオフィシャル・トレイラー第2弾が公開された[23]。

2020年3月20日、アメリカで新型コロナウイルスが流行し、多くの映画館が閉鎖に追い込まれたため、ユニバーサル・ピクチャーズは本作のデジタル配信を開始した[24]。

当初、本作は2020年5月1日に日本で公開される予定だったが、新型コロナウイルスの流行が拡大していることを受けて、4月10日、配給元の東宝東和は本作の公開延期を発表した[25]。

興行収入
本作は公開初週末に2800万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[26]、その予想は的中した。2020年2月28日、本作は全米3610館で公開され、公開初週末に2820万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場1位となった[27]。

評価
本作は批評家から絶賛されている。Metacriticには57件のレビューがあり、加重平均値は71/100となっている[28]。なお、本作のCinemaScoreはB+となっている[29]。

映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには345件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.69点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「演技は上質で、非常に恐ろしく、スマートな作品である。『透明人間』によって、誰もが知っている古典の中にも、新鮮味のあるリブート作品を生み出せるものが存在すると証明された。」となっている[30]。

スピンオフ
2019年11月26日、ユニバーサル・ピクチャーズが1940年に公開された映画『Invisible Woman』のリブート企画を立ち上げ、エリザベス・バンクスを監督・主演に起用したと報じられた[31]。

 

 


創作 裏の顔 3)

2023年11月29日 03時31分25秒 | 創作欄

私は大学時代に、管弦楽団に所属して、夜は新宿歌舞伎町のナイトクラブでトランペットを吹いていた。

学生時代のアルバイトであり、煌びやかな夜の世界の私は、裏の顔として生活していたのだ。

そのクラブで、ホステスの夏希と親しくなった。

彼女は肌が白い人で、新潟の湯沢の生まれだった。

私は高校生時に従兄弟たちと群馬県前橋から湯沢スキー場へは何度も行っていたので、夏希に親しみを覚えた。

「あなたは、いい人だけど、目がきつくて、良い人に見えないわ。眼を整形したらどう?。実は私は、子どもころからコンプレックスがあって、顔整形したのよ」どこか控えめで気弱に映じる彼女の様子は過去のコンプレックの反映なのかと私は想った。

「そうなのか、整形美人に変身したんだ。どうりでハーフのような顔なんだ」私は口には出さなかったが、納得する。

私は、夏希の勧めで彼女が整形をした「高村整形外科」へ行くこととなり、信じがたいことにジャニーズ系の顔立ちに変貌を遂げることになる。

それがその後の私の表の顔となり、女遍歴の始まりだった。

学んだ大学は法学部法律学科で弁護士を目指していたのに、それも挫折する。

その後はダンス教師で生計を立てるとともに、夜は銀座のナイトクラブでラテン歌手をしていたのだ。

女遊びが過ぎ、手切れ金を母親に払わす体たらくな男となる。

そして、27歳の時に母の勧めで見合い結婚をする。

相手は群馬家前橋の内科開業医師の娘の早苗であった。

彼女とは高校時代から顔見知りであったが、心が動かされる人ではなかった。

弁護士を目指していた私同様に、医学部を目指した早苗も挫折した過去を引きずっていた。

早苗は、私の顔の変化にまず驚いたようだった。