競輪は、先行選手の後ろ、つまり番手選手が有利である。
だが、先行選手が捲る展開になれば、そうはならない。
また、 人気再度のラインが突っ張り先行すると、先行選手は3着以下になる。
結果として車券に絡まなければ、競輪ファンの期待を裏切ることとなる。
G競輪Ⅲ 高知競輪 能支・万協 よさこい賞争覇戦
最終日(4月14日)
12レース決勝戦
1番人気 3-7(7・4倍)
2番人気7-3(7・5倍)
展開 7-1-8-6-2-9-4-3-5
7番の犬伏 湧也選手が、突っ張り先行に出て、2-9-4ラインを出させない展開になる。
3-5ラインは捲るも伸びきれなかったのである。
1番の清水 裕友選手は第二先行となり番手にいた8番阿部 将大にかわされる。
結果として穴車券となる。
予 想 |
着 順 |
車 番 |
選手名 | 着差 | 上り | 決ま り手 |
S / B |
勝敗因 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
▲ | 1 | 8 | 阿部 将大 | 14.2 | 差 | |||
◎ | 2 | 7 | 清水 裕友 | 1/4車輪 | 14.3 | 差 | ||
3 | 5 | 坂井 洋 | 1車身1/2 | 13.9 | ||||
× | 4 | 3 | 深谷 知広 | タイヤ差 | 14.0 | |||
5 | 6 | 大坪 功一 | 1/2車輪 | 14.3 | ||||
注 | 6 | 9 | 佐藤 慎太郎 | 1/2車輪 | 13.7 | |||
△ | 7 | 2 | 新山 響平 | 1車身1/2 | 13.9 | |||
○ | 8 | 1 | 犬伏 湧也 | 3/4車身 | 14.9 | SB | ||
9 | 4 | 永澤 剛 | 3/4車身 | 13.8 |
2 枠 連 |
複 |
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2 車 連 |
複 |
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3 連 勝 |
複 |
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ワ イ ド |
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単 |
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単 |
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単 |
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スタート争いの末に犬伏湧也-清水裕友で前受け。その後ろに阿部将大-大坪功一の九州勢。その後ろに新山響平以下東北トリオ。新山が上昇するが、鐘3角で犬伏が突っ張る。深谷知広、坂井洋ら単騎勢が内を衝き、新山は7番手に後退。
犬伏のカカリは良く、バック過ぎまで一本棒。3角から深谷が仕掛けるが車間を空けながら清水が踏み込み、更に後ろで溜めていた阿部が外を鋭く伸びてVゴール。3着には深谷に勢いもらった坂井が大外を伸びる。
外を伸びてGⅢ二回目のⅤ果たした阿部は「思っていた位置取りが出来た。犬伏さんが突っ張った時には、清水さんが巧く走ってくれると思ったし、後輪だけを見て行こうと。自分は深谷さんの仕掛けは見ていませんでした。とにかく、清水さんだけを頼りに走っていた(笑)。何とか届いた感じ。直線では数メートルしか踏んでいないけど、脚が三角に回って差せないかと思った。当所が得意なのもあって、気持ちに余裕を持って走れたのが良かったかも」。
清水は「北の前受けを嫌った初手だった。犬伏は下げてカマシだと初日と同じ相手に同じ負け方になっちゃうって。道中の犬伏のカカリは良かった。最後は自分の脚負けです。噛み合わなかったし、最後までパコパコしていた。情けないですね。ちょっと帰って色々練習しておく。これじゃあ話しにならない。全て足りない気がします」。
坂井は「スタート出たけどみんな早かった。新山さんがいけないタイミングを見てから前々に踏みました。余裕はあったけど行くタイミングが難しかった。清水も車間を空けていたし。もっと早く仕掛けるならホームか一人で行っちゃうかだった。4日間の中で今日が一番状態は良かった」。