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利根輪太郎の競輪人間学 悔しさをバネに!

2024年04月21日 23時52分17秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 西武園競輪 ゴールド・ウイング賞

利根輪太郎は昨日、2番山崎 芳仁選手を車券の軸にして敗退したのだ。

2-7 7-2と2-9 9-2の3連単だったのだ。

そこで、負けた車券の追いかけである。

つまり、あくまでも何がなんでも山崎 芳仁選手を軸に車券を買うのである。

9レース

並び予想 2-9 6-1 3-5 4-7-8

レース評

稲川は超一流のハンドル捌き。後輩の土生を操縦し最後は格上の決め脚を発揮。後藤のブン駆けから山崎の頭車券も互角以上。

1番人気 9-1(7・6倍)

3連単車券はやめて、1番山崎 芳仁選手からの2車単総流し車券で勝負したのだ。




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
1 1 山崎 芳仁   11.8 B 二角番手捲
  2 4 小畑 勝広 3/4車輪 11.7   好位流込み
3 9 稲川 翔 1/2車身 11.7     前失敗立直
4 3 松坂 洋平 1車身 11.6     8番手失敗
5 5 近藤 俊明 1車身 11.6     前失敗共倒
× 6 7 金子 幸央 1車輪 11.8     掬われ浮く
  7 8 真崎 新太郎 1車輪 11.8     前任せ一緒
8 2 土生 敦弘 大差 12.7     捲れず飛ぶ
  9 6 後藤 悠 3/4車身 13.4     引出す逃げ
 
2

1=4
3,440円(12)
2

1=4
7,580円(20)
3

1=4=9
7,720円(24)


1=4
1,340円(16)
1=9
220円(2)
4=9
1,510円(18)
1-4
4,250円(18)
1-4
1万4,920円(31)
1-4-9
7万,810円(145)

 

戦い終わって写真

 赤板過ぎに仕掛けた土生敦弘ラインに切り替え、すかさず後藤悠が叩いて先行態勢。小畑勝広が打鐘仕掛けるも後藤が突っ張る。後方から土生が仕掛けるが行けず。後藤目標の山崎芳仁が2コーナー過ぎに番手捲りで一着。「後藤君には自分が勝てるように行ってくれればいいし判断は任せていた。小畑君が三番手にいたのはわかった。土生君が外にいて、小畑君が車輪を外に出していたので行くしかないと。二車だしあんだけ踏んでいたので出るしかないですよね。調子はよくない。普通。後輩のおかげで頑張れてる感じ。疲れが出るのでメンテナンスをして疲れを取るようにしたい」。
 二着の小畑は「車番が悪かったし前か後ろと思ってた。中団取れたし行ける所で行こうと思った。ジャン前に出させてくれたらいいと思って踏んだが後藤君も踏んで、金子さんが入れてくれて位置が取れた。自分が踏もうとしたタイミングで山崎さんが行ってくれたので。前を追うのに必死で後ろのことは分からなかった。体調が良くないけど初日、二日目、良い位置が取れて展開で勝ち上がれてる」。
 切り替えて三着の稲川
「土生君には注文はせず力を出し切るレースをしてくれれば自分が出来ることをしようと。体の思うまま動けたが仕掛けられなかったのは悔しい。あのままの勢いで行ければいいんですけど。いつ締まってくるか分からないから行ける所まで行こうと。確定板に入るつもりで走ったが体がうまく反応してくれなかった」。


今のイスラエルはナチスに似てきた?

2024年04月21日 19時08分51秒 | 沼田利根の言いたい放題

ガザ地区にもアンネと同じ日記を書いている少女もいるいかもしれない、と想像を膨らませているのである。

攻撃に報復を、それが世界の不幸な歴史の繰り返しである。

狂気のナチスと、今日のイスラエスを同列には論じたくないのであるが、イスラエルの現状は国際的にも常軌を逸しているのだ。

アメリカ政府が、イスラエスに自制自粛を求めているのは必然である。

国際的にみても、国連の存在価値が薄らいでいることが懸念される。

そもそも国際法は、実効性を有しているのだろうか。

疑問だらけの国際情勢であるが、絶望したり、悲観すれば世界は混沌するばかりである。

では、どうするか?

世界の全ての人間が<本源の善性>に目覚め意識改革をするほかないのだ。

 


利根輪太郎の競輪人間学 1番人気ではお手上げ!

2024年04月21日 12時13分19秒 | 未来予測研究会の掲示板

GⅢ 西武園競輪 ゴールド・ウイング賞

初日(4月20日)

1レース 

3-9 610円(1) 3-9-2 2,550円(7)

2レース

2-9 340円(1) 2-9-6 2,740円(4)

3レース 

8-3 1万6,490円(34) 8-3-5 9万9,790円(183)

4レース

9-3 400円(2) 9-3-4 1,030円(4)

5レース

5-1 4,160円(9)  5-1-2 2万6,750円(53)

6レース

9-3 1万9,940円(29) 9-3-5 9万7,120円(135)

7レース

5-1 300円(1) 5-1-7 770円(1)

8レース

7-1 220円(1) 7-1-5 500円(1)

9レース

9-3 1,880円(8)  9-3-5 1万1,290円(33)

10レース

2-7 220円(1) 2-7-9 960円(3)

11レース

9-7 180円(1) 9-7-1 450円(1)

12レース

1-2 3,700円(15) 1-2-8 1万1,700円(41)

 

6レースが始まった時に取手競輪場へ着いた。

そして7レースから車券を買うが、皮肉にも利根輪太郎が嫌って<買わない1番人気>となる。

出目作戦の利根輪太郎にとって、7レース、8レースが1番人気と続いてはお手上げ!

しかも、7レースに3-9 9-3の3連単を買っていて、9レースでは、2-9 9-2の3連単と2-7 7-2の3連単に拘ってしまった。

この日は、3-9 9-3の車券が多く出ていたのを見落としてしまった。

さらに、本命2番の上がり目の3番に気がつかなかったのだ。

9レース

並び予想 9-1-6 7-2-4 5-3-8

レース評

格上のオーラを放つ山崎からだが、あくまで前の堀江次第。村田の抵抗で堀江が苦しんだ時は原田のマッハ捲りが決まる。

 

1番人気 2-7(5・1倍)

7レースに3-9 9-3の3連単を買っていて、9レースでは、2-9 9-2の3連単と2-7 7-2の3連単に拘ってしまった。

この日は、3-9 9-3の車券が多く出ていたのを見落としてしまった。

さらに、本命2番の上がり目の3番に気がつかなかったのだ。

結果的に、9レースが全てであった。




選手名 着差 上り 決ま
り手
S

B
勝敗因
× 1 9 原田 研太朗   11.7   捲り一蹴し
2 3 元砂 勇雪 3車身 12.0 S 目標交わす
  3 5 村田 瑞季 1/4車輪 12.1   B 中団叩いて
4 2 山崎 芳仁 3/4車輪 11.6     前不発外へ
  5 8 吉田 健市 1/4車輪 11.9     流込み逸し
6 7 堀江 省吾 3/4車輪 11.8     叩かれ中団
7 1 中村 昌弘 1車身 12.0     捲りに離れ
8 4 佐藤 朋也 3/4車身 11.7     ライン一緒
  9 6 吉永 好宏 1車身1/2 11.7     離れ最後方
 
2

3=6
1,080円(6)
2

3=9
1,400円(6)
3

3=5=9
3,120円(13)


3=5
650円(7)
3=9
690円(9)
5=9
1,490円(16)
6-3
1,590円(7)
9-3
1,880円(8)
9-3-5
1万1,290円(33)

戦い終わって

戦い終わって写真

 前取った村田瑞季が突っ張るも堀江省吾が叩く。中団に収まった村田瑞季が打鐘過ぎに叩いて主導権。後方に置かれた原田研太朗が早めに仕掛け捲り切り一着。
「村田君のスピードが良かったので吸い込まれました。車番的にも真ん中からスタートしようかなと。来た時のスピードが良かったので見ちゃいました。一着ですし体は問題ないです。前よりは責任もありますから考えて走るようにしてます。段々とスピードが出るようになりました。後輪が飛んだのでどうしようかなと。セッティングをいじるかもしれません」。 
 村田目標の元砂勇雪が四角で中村昌弘をさばき直線伸びて二着。「村田君が強かったです。作戦では前を取れたらって。カマシ切った後のスピードが良かった。スタートで勝てないのでスタートの練習をしてるんで。失格はしたくないけど気にして動きが小さくなるのもね。村田君が強くてきつかったので明日に向けてケアしたいです」。
 三着に粘った村田。「前受けなら突っ張り先行含めて戦法の幅が広がると思って。斬りに来るのが遅かったのでジャン以降先行するって気持ちが良かった。原田さんは先行の決まり手があるしカマされないようにと。カマされても冷静にと思って。元砂さんのサポートがあったが三着に粘れたのは自信になった。毎回一次予選で敗退してたので二次予選は初。胸を借りるつもりでいきます」。

 

 

 


「ナラティブを語る」ことの重要性

2024年04月21日 11時13分29秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼どんな仕事も「観念」ではなく、まず「行動」することだ。

▼人間は「一念」が定まるとすべてが変わるものだ。

まずは行動して、目の前の課題に全力でぶつかることだ。

▼なによりも肝心なのは<これから>である。

課題はどこか遠くあるものではない。

▼誰ひとり取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会を目指すことだ。

不寛容な社会組織であってはならない。

▼必要に応じて変化させられるか。

時代からの<挑戦>に如何に<応戦>するかが課題でもある。

▼さまざな分野で「ナラティブを語る」ことの重要性が指摘されている。

「ナラティブ」とは、物語である。

ナラティブでは、語りて自身が、一つ一つの経験をどう感じ、どう意味づけていったかという物語である。

▼対話を通して一人一人の「人生のもの語り」を前向きなものへ転換し、新たな意味づけをしていく。

 

 

 


どんな仕事も実際に学べるのは現場のみ

2024年04月21日 10時26分54秒 | その気になる言葉

▼情報を正しく読んで書く力が必要だ。

そのためには「読解力」こそが重要だ。

「読解力」は新しい社会に参画してゆく労働者にとって必須の能力になると思う。

▼読書は「量」ではなく「深さ」である。

子どもたちには、リアルな体験学習が重要になる。

▼環境破壊や戦争の脅威など、人類自らが招いた「現代の危機」「退廃の局面」「狂気」に如何に立ち向かうのか。

 「物質的な欲望」に振り回せてきた現代人の物質的主義を克服する道は「精神の復興」にある。

そのために必要なのが真の「芸術」であり「文化」、そして真の「宗教」である。

▼人間の内面改革の方向に個人及び人類を向かわせる善の歩みこそが、人類にとって平和への原動力となる。

人類の心の奥底からの願いである世界平和の構築。

▼人間の内に、具体的な物への執着から離れ、創造的な源泉に結びついていく精神的源泉を再建することが必要だ。

人間の本性に働きかけ、それを内面的豊かさに導くことでなければならない。

▼我々には自分たちが個々別々の存在と見えるけれども、それはちょうどリンゴの花の一つ一つが、自分は一個の孤立した存在だと思っているけれど、実は一本のリンゴの木に咲いた花で、みんな一つの萌芽から生まれたようなもの―トルストイ

▼災害に遭遇した時に「自分は独りではない」と心から思えたのは「つながりが一番の力」になると思った時と、被災者の一人が述べていた。

▼復興のスピードの違いは、お金や行政の力なのではない「人と人のつながり」の違いなのだ―災害地で復興状況を調べる研究者の指摘である。

▼どんな仕事も実際に学べるのは現場のみ―ナイチンゲール

 


読む力は生きる力

2024年04月21日 09時53分14秒 | 社会・文化・政治・経済

 

 
 
脇 明子 (著)
 

脇 明子(わき あきこ、1948年2月6日 - )は、日本の英国ファンタジー研究者・翻訳家

ノートルダム清心女子大学名誉教授

祖母は北原白秋門下の歌人脇須美

母の脇和子とは絵本の共著がある。夫は児童文学研究者、翻訳者の歌崎秀史

単著
『幻想の論理 泉鏡花の世界』(講談社現代新書) 1974。増補版(沖積舎) 1992
『ファンタジーの秘密』(沖積舎) 1991、新装版 1993・2004
『読む力は生きる力』(岩波書店) 2005
『魔法ファンタジーの世界』(岩波新書) 2006
『物語が生きる力を育てる』(岩波書店) 2008
『少女たちの19世紀 人魚姫からアリスまで』(岩波書店) 2013
『読む力が未来を開く 小学生への読書支援』(岩波書店) 2014 
共著・編著
『あたごの浦 讃岐のおはなし』(脇和子共著、大道あや絵、福音館書店、こどものとも年中向き) 1984 - 絵本
『あたごの浦 - 讃岐のおはなし』(こどものとも傑作集) 1993
『おかぐら』(小野かおる絵、福音館書店) 1996 - 絵本
『自分を育てる読書のために』(小幡章子共著、岩波書店) 2011
『子どもの育ちを支える絵本』(編著、岩波書店) 2011
翻訳
『天のろくろ』(アーシュラ・K・ル=グウィン、サンリオSF文庫) 1979、復刊ブッキング 2005
『星を帯びし者』(パトリシア・A・マキリップ、ハヤカワ文庫FT) 1979
『海と炎の娘』(マキリップ、ハヤカワ文庫FT) 1980
『風の竪琴弾き』(マキリップ、ハヤカワ文庫FT)1981
『丘はうたう』(マインダート・ディヤング、モーリス・センダック絵、福音館書店) 1981
『ねこのオーランドー』(キャスリーン・ヘイル、福音館書店) 1982
『まどのそとのそのまたむこう』(センダック、福音館書店) 1983
『パパの大飛行』(アリス&マーティン・プロヴェンセン、福音館書店) 1986
『辺境の惑星』(ル=グウィン、ハヤカワ文庫SF) 1989
『センダックの絵本論』(島多代共訳、岩波書店) 1990
『ママはだめっていうけど』(サッチャー・ハード、福音館書店) 1990
『ビルボの別れの歌』(J・R・R・トールキン、岩波書店) 1991
『ねこのオーランドー 農場をかう』(キャスリーン・ヘイル、童話館出版) 1996
『ぐんぐんぐん』(デービッド・マレット、岩波書店) 1998
『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル、岩波書店) 1998、岩波少年文庫 2000
『鏡の国のアリス』(ルイス・キャロル、岩波書店) 1998、岩波少年文庫 2000
『クリスマス・キャロル』(ディケンズ、岩波少年文庫) 2001
『シンドバッドの冒険』(ルドミラ・ゼーマン、岩波書店) 2002 - 大型絵本
『シンドバッドと怪物の島』(ルドミラ・ゼーマン、岩波書店) 2002 - 大型絵本
『シンドバッドのさいごの航海』(ルドミラ・ゼーマン、岩波書店) 2002 - 大型絵本
『雪女 夏の日の夢』(ラフカディオ・ハーン、岩波少年文庫) 2003
『オタバリの少年探偵たち』(セシル・デイ・ルイス、岩波少年文庫) 2008
『小公子』(フランシス・バーネット、岩波少年文庫) 2011
『小公女』(フランシス・バーネット、岩波少年文庫) 2012
『蛙となれよ冷し瓜 一茶の人生と俳句』(マシュー・ゴラブ、カズコ・G・ストーン絵、岩波書店) 2014 - 絵本
『かじ屋と妖精たち イギリスの昔話』(堀川理万子絵、岩波少年文庫) 2020
『ねこのオーランドー 農場をかう』(キャスリーン・ヘイル絵・文、童話館出版) 2023
『ナイチンゲールが歌ってる』(ルーマー・ゴッデン、網中いづる絵、岩波少年文庫) 2023
『秘密の花園』(フランシス・バーネット、ジェニー・ウィリアムズ絵、教文館) 2024
ウォルター・デ・ラ・メア
『魔女の箒』(ウォルター・デ・ラ・メア、国書刊行会、世界幻想文学大系10) 1975
『アリスの教母さま』(デ・ラ・メア、橋本治絵、牧神社) 1976、作品集:東洋書林 2022
『アーモンドの樹』(デ・ラ・メア、牧神社) 1976、東洋書林 2023
『まぼろしの顔』(デ・ラ・メア、牧神社) 1976、東洋書林 2023
『ムルガーのはるかな旅』(デ・ラ・メア、ハヤカワ文庫FT) 1979、岩波少年文庫 1997
『九つの銅貨』(デ・ラ・メア、福音館書店) 1987、福音館文庫 2005
『ノウサギとハリネズミ』(デ・ラ・メア再話、福音館書店、ランドセルブックス、イギリスの物語) 2013
ジョージ・マクドナルド
『お姫さまとゴブリンの物語』(ジョージ・マクドナルド、モーリス・センダック絵、岩波少年文庫) 1985、のち新版 2003
『カーディとお姫さまの物語』(マクドナルド、モーリス・センダック絵、岩波少年文庫) 1986、新版2003
『かるいお姫さま』(マクドナルド、モーリス・センダック絵、岩波少年文庫) 1995、新版2005、岩波書店 2020
『金の鍵』(マクドナルド、モーリス・センダック絵、岩波少年文庫) 1996、岩波書店 2020
『北風のうしろの国』上・下(ジョージ・マクドナルド、岩波少年文庫) 2015
ルース・エルウィン・ハリス
『丘の家のセーラ』(ルース・エルウィン・ハリス、岩波書店、ヒルクレストの娘たち1) 1990
『フランセスの青春』(ハリス、岩波書店、ヒルクレストの娘たち2) 1991
『海を渡るジュリア』(ハリス、岩波書店、ヒルクレストの娘たち3) 1992
『グウェンの旅だち』(ハリス、岩波書店、ヒルクレストの娘たち4) 1995


 素敵な本です

本を読むことの重要性を教えてくれました。なかなかこの著者の方の言われるようには読めませんが、色々考えさせられ気を付けてます。特に子供たちに必要性を感じました。

人はなぜ本を読むのか

人はなぜ本を読むのか、を考える本。
小学生の子供の学校で、読み聞かせボランティアを始めて1年が経ちました。
本を読み聞かせることが自己満足なのか、虚栄心を満足させるため一方的に読んでいるのではないか、と自問した際にこの本が参考になりました。
人が困難にぶつかったとき、どうやって立ち向かうのか。
子供が一人で立ち向かうにはあまりにもむずかしいとき、本を読むこともしくは
昔読んだ本のことが解決へと導いてくれるのではないか。そこへの道案内を大人がするのが読み聞かせの意義だと思いました。

考察が丁寧で深いが、やはり文学で閉じている。

文学作品(特に児童文学)を読む意義について述べた本の中では
かなり秀逸な内容と思われる一冊。
安易に「国語力向上」「情操を養う」などと片付けず、
幼少期の子供から大学生まで、さまざまな発達段階の人が抱く
本嫌いの要因に正面から向き合っており、
「なぜ本を読むのか」についての独自の考察に考えさせられる部分も多かった。
また本全体を通じて、筆者の誠意も感じられた。

ただ、少々うがった見方になるかもしれないが、
「活字がほとんどの小説を読ませたい」思いが強すぎて、
絵本や漫画を読みたい子供や、
この本で想定されていない自然科学系・歴史系・社会系の本が好きな子供の想いを
遠巻きにねじ伏せている印象も否めない。
(この傾向は筆者に限らず、作家や国語関係者にままみられるものである)
絵本や漫画それ自体の価値は一通り認めながらも、
「しかし…」の文言以降、結局小説とか児童文学ばかりを薦めてしまう構成が続くので、
小説・文学以外の本が好きな読者には腑に落ちない部分も出てくるだろう。
筆者がこの本を書く際の誠実さ、それ自体は伝わってくるだけに、
他のジャンルの、小説や文学にない良さが述べられていない点は
(他の作家・国語関係者の文章同様)きわめて残念である。
まして、本題にある「読む力」が、
小説・文学のみに求められる力ではないのだから、なおさらである。

筆者の読書観がこれから先、もっと深みを増すことを切に願いたい。

 

 美品でうれしい
2015年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古い本なので、図書館で借りても書き込みが多くて辟易。
思い切って買ったのですが、美品でうれしいです。
司書の勉強に役立てます。
ありがとうございました。


ハッとさせられました。

この本を読んで、随分ドキリとさせられました。「ヤバい。これ、私も当てはまる・・・」と思うことが、随所に書かれていたからです。

私は21歳の大学生で、きっと年齢的にはこの本の随所に出てくる「学生たち」とおそらくほとんど同世代だと思います。

私は幼少期は比較的絵本に囲まれて育ちました。もちろんおぼろげではありますが、母の膝の上で絵本を読んでもらった記憶もたくさんありますし、お気に入りの絵本をすべて暗記していた記憶もあります。
ですから、絵本の章に書かれていることを読むみながら「確かに今の子はそうかも〜! 危険だよね!!」とか、結構他人事として読んでいました。

しかし、小学校以降の「長い本」の章になったとたん、他人事とは思えなくなりました!
「たくさん読んだでしょう」を取るために、私もかなり絵本や歴史漫画でポイント稼ぎをしていました。もちろん、長い本も読んではいましたが、今考えるとさほど多くは読めていなかった気がします。そして、この本の通り、中学高校ではほとんど読書をしなくなってしまっていました。

さらにヤバい!!と思ったのは「ダイジェスト」の章です。
私は他の同世代の友だちよりは『名作童話』に強いと自負していました。
しかし、よくよく考えてみると、きちんと『原作』を読んだものは、ほとんどないような気がしたのです。
そして、家の本棚にアニメ絵のダイジェスト絵本のシリーズがたくさん並んでいたことを思い出しました。もとより私は絵本を読むのは好きでしたから、そのダイジェスト絵本は何度も読んだ記憶があります。そのため、私は同世代の子たちに『名作童話』のあらすじを聞かれれば平然と答えられていました。そうしているうちに、お恥ずかしいことですが、いつの間にか「私は童話に強い!」と勘違いしてしまっていたのです。
「こどもたちはその本が原作かダイジェストかなんて違いがわからないまま、ダイジェストを読んで『名作』を読んだ気分になる」といったようなニュアンスの文章がありましたが、まさにその通りだと思いました。しかも、こどもの頃にダイジェストを読んだ大人は、「あの『名作』はこどもの頃に読んだよ」と平然と言い続けてしまうのですから、すごくすごく怖いと思いました・・・。

きっと、私のように勘違いに気付かないまま大人になってしまった人たちは、今たくさんいると思います。

私は、今更ながらではありますが、気付くことができました。この本にすごく感謝しています。
今からでも『原作』を読み直し、そして、これから知り合うこどもたちに『原作』を手渡せるようになろうと思いました。

教育者の方はもちろん、今日本に生きている『映像世代』の人全員に、目を通してもらいたい一冊です。

文字が読めること、本が読めること

どんな難解な問題文でも難なく読めるけれど、
物語となると読めなくなる人がいる。
その忠告と、メディアによる刺激に対する
注意を本書では成されています。
いかにいい本を選び、子どもたちの想像力を
養うのか?それはとても重大な問題点である。
何気なく選んだ本ではいけないのだ。
しっかり吟味して大人がいい本を与えるべきなのだ。
そんなことに気づかされました。

 

よき本との出会いを求めて

「なぜ本を読むことが必要なのか」
そんな根源的な問いかけに、しっかりと応えてくれる一冊です。
著者からいただいた、その答えのキ−ワ−ドは <想像力>です。

 子どもにとっていい本とは? との問いにも明快に答えを出します。
  「読んでいて想像力が自然に働き始めるもの」
  「人間や世界について基本的に前向きの姿勢を持つもの」
 そんな本こそ<生きる力>を与えてくれる本だというのです。

 その一方で、今日の社会を深く洞察して、本を読むことの大切さを訴えます。
 「かつての生活文化を支えていた人間同士の直接的なつながりが崩壊しつつあるいま、
  本を媒介として生まれるつながりは、
地球全体にまたがる大きな社会を支える力を育てるうえで、
非常に重要な意味をもつのではないでしょうか。」

「子ども時代に数々のすばらしい本からもらった大きな幸せを、
  いまの子どもたちに手渡していきたい」 (「あとがき」より)

 そんな著者の思いに共感させられる一冊です。

 

小児科医の提言


小児科医として、絵本を通しての子ども教育をお勧めしています.テレビやビデオを消して、絵本を通じての親子のコミュニケーションをとりもどしませんか.
どうしてそんなことが大事なのでしょうか.この本はそんなことをそっと教えてくれます.

 

 

 


米国人が知らない 米国国民の宿命・意志

2024年04月21日 03時35分57秒 | 沼田利根の言いたい放題

第一次世界大戦、第二次世界大戦、日本との太平洋戦争、さらに朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争などの全てが米国の本土とは遠い他国の地で繰り返し行われてきた忌わしい戦争であった。

ゆえに、米国国民は皮肉にも戦争の実相、幼い子どもたちや女性たちの尊い命が無惨にも奪われてきた戦争の悲惨さを知らずに日々の日常生活を謳歌してきたのである。

反戦運動が起こったベトナム戦争こそが、唯一のアメリカ国民の良心・良識、世界平和へ強い願いへの発露の反映ではなかっただろうか。

ゆえに、第三次世界大戦、核戦争の勃発の鍵を握りるのは、アメリカ国民の宿命・意志なのである。