夕方、家の前の道路に、モチノキのがかなり積もっていた。
風は強くなかったので、葉は広範囲には散らばっていないので掃除が容易であった。
だが、30分後に買い物にゆくために外へ出たら先ほどと同じくらいの量の葉が散乱しているではないか、呆れかえる。
その掃除の最中に、春川さんに声をかけれたのだ。
「寺田さんが、昨夜、亡くなったんです。先ほど連絡があって、先日、見舞いに病院へ行って良かった」
「そうですか、まさかあの日、寺田さんは元気な姿を見せていとのに・・・」と絶句する。
病名は何であったのか?
その後、肺炎と知る。
佐々田は、肺炎球菌ワクチンの予防接種をしてきたと言ってた。
3月11日に入院、前日には、ご婦人の倉田さんがお見舞いに行った時は元気そのもので、その次の日に、容態が急変して、4人部屋から個室に移り亡くなったそうだ。
多弁な彼は、常に人の話など聞かずに一方的に捲し立てていたのだ。
寺田さん本人は「福島原発の放射能の影響だ」と言っていたが・・・・。
彼は、妄想の多い人で、「兄に家を監視されているので、警戒している」と訴えていた。
その兄のために、父親が死んだとも言っていたのだ。
それは、独身であった弟の孤独死の後である。
寺田さんも生涯独身であった。
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